今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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マリリンの過去 その3

里親会のスタッフさんに連れられて我が家にやって来たマリリン。
車からちょこんと覗いたふたつの瞳に浮かんでいたものは、まさに「当惑」以外の何物でもありませんでした
カチコチに固まってしまっている彼女の身体を胸に抱いた瞬間、うっかり目頭が熱くなり、あわててスタッフさんに背を向けたことをよく覚えています。
ジャスト5㎏の重みは、そのままかけがえのない命の重みでした。
それは、この命に対する責任を、私に否応なく実感させるものでした。
この子を何としても守らなければならない。
私が母になった瞬間でした。

<我が家にて>
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マリリンがやって来て、我が家の暮らしは一変しました。

必要と思われる犬用品はほぼそろえてありましたが、それを嘲笑うかの如く、予定外、想定外の連続
とにかくマリリンが快適に暮らせるように、試行錯誤の日々でした。

マリリン自身も、知らない家に連れて来られた不安や緊張で、ただでさえ小さな身体をさらに縮こまらせていました。
おとなしく、ただじっと黙っている姿が、本当に痛々しかったです。

マリリンにとって100%の環境にしてあげるためには、さらに努力が必要でしたが、元々マリリンを迎え入れることを決めていた私たちは、一週間のトライアル期間終了とともに、里親会代表に正式譲渡のお願いを申し入れました。

その後、私たちがまず行ったのは、かかりつけとして目星をつけておいた動物病院への受診でした。
そこで何人かの先生に診ていただき、レントゲン等の一通りの検査を受けたところ、いろいろなことがわかりました。

まず、年齢について。
3~8歳という意見の先生が1人、5~8歳という意見の先生が2人いらっしゃったので、とりあえず5~8歳と決定。(テキトーすぎる
また、この子の背骨は真ん中で真っ二つに折れており、すでにその骨と骨が折れたまま結合してしまっているため、今から元に戻す手術はできないということでした。
背骨が折れてから長いこと放置されたようで、怪我の原因についても、事故なのか何なのか判然としないそうです。

そして、折れた部分から下の神経が損傷されているため、下半身には感覚がないであろうと診断されました。
そのため、自分の意思による排泄は難しく、いわゆる垂れ流しという状態になってしまうということについては、先生のお言葉よりも前に、私たちが実感として感じていたことでした。

トライアル期間中にも、排泄の方法は試行錯誤試してみましたが、結論としては、マリリンには本当に申し訳ないけれど、おむつを履いてもらうことにしました。
不思議なことに、初めておむつをつけたときから、マリリンはまったく嫌がることなく、じーっと私たちのぎこちない動作に従ってくれました。
その健気な姿が不憫で不憫で、何度も抱きしめて身体をさすりました。

マリリンと私たちの生活は、こうして始まったのです。
それから1年と3カ月。
今ではすっかり我が家のお姫様♪
車いすで元気にお散歩しています




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マリリンの過去については、この記事でひとまず区切りとしたいと思います。
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| 自己紹介とマリリンの過去 | 19:12 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マリリンの過去 その2

マリリンが殺処分を免れ、ボランティアの方々にお世話になっている頃、私たち夫婦は、マリリンの存在を知らない毎日を過ごしていました。

2010年夏
ちょうどその頃は、ずっと行けなかった新婚旅行へ10月に行こうと計画し、準備をしているところでした。
お互いの希望である広島に新幹線で行き、京都に寄って帰ってくるという計画でした。

そんな暮らしの中。
いつか犬を家族に迎えたいという話を、ぽつりぽつりとふたりでするようになりました。
とは言っても、実はこの世で一番犬が苦手な夫。
普通に考えれば、家の中で犬とともに暮らすなど、彼には到底無理だろうと思われます。
自転車に乗っていて、進行方向に犬がいるだけでテンションが下がり、道を変更するくらいの犬嫌いでしたから・・・。

でも、私の中では、きっと大丈夫だという思いがありました。

結婚する際に、「私と結婚したら、いつか犬と暮らすようになるよ。」
と宣言し、夫も「それは仕方ないことだろうね。」と了承(?)してくれました。
私が好きなもの、愛するものを必ず好きになってくれる夫。
私の実家の母に結婚の挨拶をしに行った際、少しでも犬に慣れようと、母と一緒に暮らしていた雑種犬「クルタン」に早速アクションを起こしました。

遠くからじーっと見つめる夫。
じーっと見つめ返すクルタン。
遠くから「クル!」と呼ぶ夫。
じーっと見つめ返すクルタン。
男同士通じ合ったと確信した様子の夫。
じーっと見つめるクルタン。
・・・はい。クルタンはおじいさん犬で、視力が衰え、また耳も遠くなってしまっていたのです。
心が通じたと喜ぶ夫にそんなことは言えず、「うん、そうだね。もう大丈夫だね。」とうなずく私でした。

とまぁそんな具合に、夫は少しずつ犬に慣れてくれました。
新婚旅行の計画を立てながら、いつか本当に犬と暮らそう、とふたりで話していました。

そして・・・。
なんでもすぐに調べたくなる私は、将来に備え、犬を迎え入れる方法を調べ始めました。
そこで、調べるだに恐ろしい現実を知ることになるのです。

毎日毎日、全国で殺処分されるたくさんの犬や猫の信じられない実態。
その子たちを処分前に引き出して里親さんを探す活動をしている、心から頭の下がるボランティアの方々。
普段生活をしていて知ることのなかった、日本の現実。

これほど悲惨な事実をほとんど知ることなく生きてきた自分を、猛烈に恥じました。

そのときから、無我夢中で調べました。
本を読み、インターネットを使い、目を背けてはならない現実を調べました。
知れば知るほど、目を疑う事実が胸に突き刺さります。

いつか犬と暮らそうという夢の、「いつか」の部分が、私たちの中から消えていました。
近いうちに・・・。そう、新婚旅行から帰ったら、なるべく早く犬を迎えられる準備をしようと。

そんな私たちに、出会いは突然やって来ました。
ボランティア団体のHPやブログを見ているとき、ある女の子から目が離せなくなってしまったのです。
それが、NPO法人ペット里親会のブログに載っていた、マリリンです。

マリリン、マリリンとみなさまに可愛がられ、健気に生きる命がそこにありました。

その日から、毎日毎日ふたりで話し合いました。
下半身不随の子のケアをしていくことができるか。
生活のすべてをこの子中心にする覚悟があるか。
何があっても守ることができるか。
考えなければならないことや不安なことをリストにし、将来の家庭像から生活の細部にわたるまで、じっくりと話し合いました。

そして、私たちは覚悟を決めました。

まず、里親会にマリリンとお見合いしたい旨を申し入れました。
代表の方とお話をし、こちらの思いを伝えました。

すぐにお見合いの日取りが決まり、私たちは緊張しながら里親会のシェルターを訪ねたのです。

シェルターの入り口に近づくと、人工芝の上でこちらに向かってワンワンと元気よく吠えたてている子がおり、ちらりとのぞくと、すぐにそれがマリリンだとわかりました。
下半身を引きずりながらも、大きな口を開けて、ワンワンワンワン!
スタッフの方のお話だと、障害のあるマリリンは、ほかの犬と一緒にいるといじめられてしまうため、普段はサークルにいることが多いそうで。
ところがその日は、私たちとのお見合いのため、ひとりでのびのびと人工芝に出してもらっており、マリリン大張り切り!
ここぞとばかりに番犬役を買って出ていたようです。

犬嫌いだった夫も、会った瞬間にマリリンの魅力にやられてしまい、私たちはその場で、「この子はうちの娘だ」と決めました。


<里親会シェルターでのお見合い>
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そこからは早かったです。
10月はじめに予定している新婚旅行があるため、それが終わり次第トライアルに入ろうとしましたが、代表とスタッフのみなさんに、「旅行中はいったん預かるから、まずトライアルしてみたらいいよ。障害のある子だから、排泄も大変だし、ほんとこればっかりは、試してみないとわからないから。」とおっしゃっていただきました。
そして、9月17日に、スタッフの方に連れられて、我が家に可愛い娘がやって来たのです!!


後々の我が家の記録として細かく記しておこうと思ったら、なんだか想像以上に長くなってしまいました
この続きは次の記事で書きたいと思います。

| 自己紹介とマリリンの過去 | 22:09 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マリリンの過去 その1

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マリリンのご紹介として、彼女の過去をお話したいと思います。

2010年1月
冬の寒さが身にしみる頃、マリリンは捨てられました。
茨城県のセンター負傷棟に収容されたのです。

センターに収容された経緯はわかりません。
飼い主が持ち込んだのか、それとも、どこかに捨てられ路上をさまよっているところを発見され、センターに連れていかれたのか・・・。
できれば前者であってほしい。
もし後者だったら・・・、それを想像しただけで、たちまち私は心が乱れ、平静を失うのです。
なぜなら、当時彼女はすでに下半身不随の状態で、前足しか動かせず、下半身を引きずっていたからです。

真冬の路上、健康な犬であれ、その野良生活は壮絶なものでしょう。
ましてや身体が不自由な彼女においては、想像を絶します。
寒さに震えながら、飼い主が迎えに来るのを信じて、ずっと待っていたでしょうか。
食べ物もありません。
水もありません。
それらを探しに行きたくても、身体が自由に動きません。
引きずった下半身は、地面にこすれ、たちまちすりむけていったでしょう。
体力が奪われてゆく中、暗く、強烈な寒さが襲う夜がやって来ます。
闇の中に、彼女はどれほどの恐怖を見たことでしょうか。
弱肉強食である外の世界において、彼女は圧倒的な弱者です。

もしも野良生活を送っていたならば、命の火が燃え尽きなかった強運に、ただただ感謝する思いです。

センターに収容された彼女は、ほかの犬たちと一緒に入れられた檻の中で、お世話をしてくださる職員の方々に純粋な瞳ですり寄り、甘え、それはそれは愛想をふりまいていたそうです。
その笑顔は、日に日に職員の方々をつらくさせました。
彼らだって、処分なんてしたくありません。
やりきれない思いで、その仕事をしているのでしょう。
収容される犬たちすべての命を、皆どうにかしてつなぎとめたいのです。

檻の中で愛想をふりまくマリリンに、犬生を変える出来事が起こります。
動物愛護のボランティア団体であるNPO法人 しっぽのなかまのみなさまによって、センターから引き出されたのです。
優しく温かい手のぬくもりに、彼女はどれほど安心したことでしょう。

こうして、ボランティアの方々との生活が始まったマリリン。
動物病院に連れて行ってもらい、手厚く介護を受けました。


<動物病院にて>
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その後、仲間の動物愛護ボランティア団体であるNPO法人ペット里親会のほうへ移動し、シェルターで愛情あふれるスタッフの方々に可愛がられました。


<ペット里親会にて>
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長くなりますので、続きは次の記事へ。
マリリンの過去その2では、私たち夫婦との出会いについて書きたいと思います。

| 自己紹介とマリリンの過去 | 13:06 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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はじめまして

はじめまして。
マリリン母と申します。

ずっとブログをやりたいと思っておりましたが、何と言ってもワタクシ、パソコンがものすごく苦手でして・・・。
でも!
かわいい我が子の記録を残しておきたいと一念発起し、夫に教わりながら立ち上げてみました。
マリリンのこと、夫のこと、日々考えていること等々、気ままに綴りたいと思っております。
自己満足な覚え書きの記録ですが、遊びに来ていただけたらうれしいです。

とりあえず、マリリンの写真なんぞ載せてみたいと思います。
ちゃんと載せられるかな~


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親ばかですみません~

紹介ということで1枚載せるつもりが、
「あら、これも。それも。あっちも。こんなのも・・・。んも~!なんてかわいいのかしら、この子ったら~!」
というエンドレスな事態に陥りました。

ホントは30枚くらい載せたいところですが、今日は5枚で我慢しておきます

さて、記事を書き始めて、ここまでやるのに、なんと4時間

こんなんでブログは続けられるのか!?

若干、心が折れそうではありますが、母ちゃんがんばります!!

| 自己紹介とマリリンの過去 | 19:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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