今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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イライラは弱者に向けられる

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「ども~! みんな、元気~? あたしはね、日々いろいろよ~。 こないだ話した、ちょびっと悲しかったお話、聞いてくんろ~。」


どもども~!

みなさま、こんにちは~!

そうなんです、日々いろいろなマリリンです。

良いことも悪いことも含めて、親子で学んでおります。

今日は、そんなお話。




いつものように、ルンルン気分でお散歩スタート!



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「朝晩、少しずつ風が変わってきた気がするよ。」



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「葉っぱさんも、夏の間、大変だったね。」



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「秋に向かって、いけいけゴーゴー! かっ飛ばすよ~!」


いつもは何度も休憩をとるマリリンですが、秋の匂いを感じる中、ぐんぐん歩いてくれました

母ちゃんもうれしくて、ウキウキ♪




おさんぽコースは、歩道が設けられた場所もありますが、住宅街のため、多くは歩道なしの道路です。

そんな道を歩いていたときのこと。




6メートル幅の道路なので、歩行者と車1台は余裕を持って通ることができます。

いつも、母ちゃんが道路側に立って、マリリンは住宅側。

道路の右端をふたりで歩いていたところ、前方から黒い車が来ました。

住宅街と言っても、車の通行量は多いので、毎日たくさんの車とすれ違います。

黒い車に対しても、車が来たとしか思っておりませんでした。




いつものように、マリリンが飛び出さないよう、念のためギリギリまではじっこによけて、車をやり過ごそうとしました。

すると、前方の黒い車、どんどんこちら側に迫ってきます

こんなに道路があいているのに、なんでわざわざ私たちに寄せて来るの!?と思ったときには、すでに近くまで来ていて。

とっさにマリリンを住宅の塀に押しつけ、母ちゃんの身体をタテにします。

ぎゅっと身を縮こまらせた瞬間、母ちゃんスレスレの位置で、ぐーんとスピードを落としました。

助手席側の窓が全開しており、思わず運転席の人物に目をやります。

50歳前後でしょうか、体格の良いおばさん。

助手席を挟んで、陰鬱な瞳がギロリとこちらをにらみつけました。

「気色わりぃ犬、そと出すな!」

一瞬言葉が頭に入って来なくて、ぼう然。

おばさんは、そのままギュイーーンとスピードを上げて行ってしまいました。




今のは、何だったんだろう。




思ったことは、ふたつ。

ひとつは、犬が嫌いな人なんだろうな、ということ。

そして、もうひとつは、相当イライラしていたんだろうな、ということです。

にらみつけられたときの、おばさんから迫ってくる負のオーラみたいなものが強烈だったので、おそらく、何かムシャクシャすることがあったのだろうと思います。

そこへ、自分の嫌いな犬という存在が登場。

しかも、身体に器具なんかつけて歩いている。

何あれ!? 一言、言ってやる!!

となったんじゃないかと。




子どもたちに、「気持ち悪ぅ~」と言われることは、まあ、あるのです。
(過去にこちらの記事で、そんな一場面を綴っております。)

マリリンは、体格、身体の色、毛の短さから言って、車いすが非常に目立つタイプなので、子どもたちの目にもとまりやすいのでしょう。

でも、大人はもちろん、気持ち悪いとは言いません。

「かわいそう~」とか、「そんな年じゃないでしょうに!」とか、「なんだってこんなことに・・・!」とか、そういった言葉になります。(もちろん、これらの言葉もイヤですが)

なので、今回みたいに、大人から「気色悪い」という言葉を言われたのは、なかなか衝撃がありました。

手足が急速に冷えて、ビリビリしびれます。

その場にいるのがいやだったので、早足で歩き、広い歩道のある場所で、ホッと息をつきました。




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いわゆる、八つ当たりというやつでしょうか。

どんなイライラがあったか知りませんが、相手を轢くような素振りで脅かし、暴言を吐くって・・・。

なめられたのだと思います。

おそらく、男性である父ちゃんがいれば、こういう目には遭わなかったでしょう。

でも、その場合もきっと、イライラの矛先が転換されるだけで、ほかに弱い者を見つけて、ぶつけたでしょうね。




マリリンと一緒に生活するようになり、世の中の満たされない感情は、常に弱者に向かうのだということを、まざまざと感じるようになりました。

障害を持つ人も動物も、自分の選択や希望でそうなったわけじゃありません。

できるだけ健常者と同じ生活ができるように、社会で支えるのが当然のことだと思いますが、現実は違います。




少し前、人間の障害者の歴史について、いろいろと知る機会がありました。

戦時中に、日本という国が、国民が、彼らにどういった仕打ちをしてきたのか、目を疑うような記録が残されています。

しかし、その多くは、語られることなく、知られておりません。

実際、私も調べるまで、過去に彼らがどんな思いを味わい、どんな苦しみの中で命を終えていったか、そういったことはまったく知りませんでした。

戦争が終わり、時代が変わった今は、どうでしょうか。

何も変わっていません。

時代が変わったように見えて、しかし、人間の根源的な精神は何も変わっていないと思います。



私は、マリリンという犬を通じてしか、その現実を感じる方法がありません。

たったそれだけの体験ですが、そんな自分でさえ感じるところのある社会ですから、世の中の障害をお持ちの方々の思いは、計り知れません。

それを、ほんの少しでも、知っていただけたらいいな、想像していただけたらいいな、と願います。



一時的にその病気や障害について知ったときだけ、感じたり考えたりするのでは意味がありません。

大事なのは、ごく普通の、日々の生活のこと。

人は弱いです。

障害を持つ方々に十分な理解がある人でも、ストレス社会の中で、余裕がなくなり、想像力を失って、彼らを傷つける瞬間もあるでしょう。

そうなってしまったときには、相手の痛みを改めて想像し、そこから、再び学ぶしかありません。



すべては、想像力を養うことに尽きると思います。

障害を持つ方々や、その家族が、まわりに気を遣いながら精いっぱいに生活を送っていること。

また、いつも心に鎧をつけ、やわらかな部分が傷つかないよう守って生きていること。

どうか、それを想像できる社会でありますように。

そして、いつの日か、心の鎧をはずせる日が来ますように。

それを切に願います。






先ほどのショックを引きずり、トボトボと歩いていたひとりといっぴきですが、この後、作業着姿のやさしいおじさんに出会えました!

マリリンを見るなり、駆け寄ってきたおじさん。

となると、マリリンは当然・・・



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「おじさ~ん!! 大好き~!!」


はい、いつものパターンです。



おじさんのお家には、犬も猫もいるそうです。

犬は、15歳になるんだとか。

少しヨロヨロはしてきたものの、おさんぽ大好きで、毎日がんばって歩いているんだって

マリリンのことを、かわいいかわいい、と撫でてくださいました♪



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「なんかあたしって、おじさんにモテちゃうワケ♪」



おじさんにお礼を言ってさよならすると、



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元気いっぱいに顔をあげて歩きはじめましたよ



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「イイコトあったから、これでチャラです!」

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『ガソリン生活』

みなさま、こんにちは~♪

前回記事の拍手欄が変で昨日コメントができなかった、というお言葉を何人かの方にいただきました。

最近、FC2の拍手の不具合が多いようで・・・。

大変ご迷惑をおかけいたしました。



読書や想像力について思いをめぐらせていただきました方、本当にありがとうございます。

「読書は紙に触れながらでないと吸収できない。」

「デジタルは自分にとっては読書じゃない。」

とおっしゃる方々もいらっしゃり、深く共感いたします。

デジタルと紙は、まったく別物と思っております。

パソコンを使ってブログをやっている身でアレですが・・・。

五感を使った読書は、やっぱり紙じゃないとね





さてさて、今日は、前回書きました、伊坂幸太郎さんの『ガソリン生活』について、お話させてくださいませ。



ガソリン生活ガソリン生活
(2013/03/07)
伊坂 幸太郎

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この小説は、緑のデミオである「僕」が、自分を所有する望月家に巻き起こる騒動を語っています。

車同士はいつも自由におしゃべりをしており(自転車が発する言語は意味不明らしい 笑)、人間の言葉も理解できる。

しかし、車の声は、人間には届きません。

人間は、まさか車が感情を持ち、あれやこれやおしゃべりをしているなどとは、知りもしないのです。

それぞれの車は、その持ち主に肩入れする傾向があり、持ち主のことが大好きです。(動物みたいですね

なので、持ち主の身に危険が及ぶと、あたふたと慌て、なんとか助けようとします。

しかし、悲しいかな、車ですから、人間によってエンジンをかけられなければ動くこともできず、また、どんなに叫んでも、人間には届きません。



この小説のおもしろさは、何と言っても、車の感情を語る部分や、車目線の会話。

思わず、「へぇ~!こんなことを思っていたのか!」なんて、その辺を走る車が急に愛おしくなります。

対向車同士で通り過ぎる際に一言ことばを交わしたり、駐車場で居合わせた車同士で話し込んだり、どうやら彼らは常におしゃべりをしているようです。

宅急便トラックの清々しい仕事ぶりに感嘆し、電車にあこがれ、自転車とは分かり合えないと思っている。

常に持ち主のことに気を配り、風を感じて走ることのできる喜びを味わい、そして、いつか必ずやって来る廃車という終わりに、怯えています。

それぞれの車に個性があり、たとえば警察車両は、誇らしげに任務を遂行するし、たとえばタクシーは、妙にプライドが高く、「君たち自家用車と違って我々は常に走っているからね」が口癖だと言います。

興奮すると、ワイパーが激しく動き、びっくりすると、開いたボンネットが塞がらなくなる。(←そうなる気がするという、車自身のイメージ)

駐車場では、まっすぐにきれいに停めてもらえないと、持ち主が戻るまでずっと居心地が悪い。



そんな車たちの個性あふれるやりとりに、思わずクスクスと笑いがこぼれるのです。



運転における車たちの気持ちという部分で、一番印象に残ったのは、クラクションのお話です。

彼らは、自分たちの一部でありながら、どうにもその機能が好きになれません。

下品で原始的なあのような音が自分から発せられるなんて・・・!

ある日、駐車場に停まった車同士で話し合います。

そもそもクラクションは危険を知らせるためだったり、警笛鳴らせの標識の場所で鳴らすためだったり、それらが役割であるはずだけれど、現実は、違う。

飛び出してきた子どもにクラクションを鳴らしたところで、びっくりして逆に固まってしまうこともある。

危険が迫ったとき、クラクションを鳴らす前にまずやらなければならないのは、ブレーキを踏むことだ。

警笛鳴らせの標識もあるが、その指示に従って鳴らしている車など見たことがない。

となると、普段、クラクションが活躍するのは、前に停まっている車が信号が青になっても発進しないときか、近くの車の運転手が気に入らない、というときがほとんど。

つまり、何かを知らせるためではなく、運転手の怒りや苛立ちを表明するために使われているんだ、と車たちは思っています。

人間の感情表現のために、現代のクラクションは存在している、と。



そして、駐車場の車たちは、自分なりに、クラクションを解釈しようとします。

このようなクラクションがなぜついているのかと言えば、もしかしたら必要になる時があるかもしれないから、と保留しているんじゃないか。

スピードメーターは200キロ以上まで目盛りがあるし、ステレオの音量だって、最大にしたらトンデモナイことになる。

でも、もしかしたら必要になるかもしれないから、車にはそれが用意されているのだ。

そして、車たちは言います。

「人間の愚かさの一つだな」




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こうした車目線のやりとりで言葉を紡ぎながら、ある大きな事件の真相に迫ってゆくのです。

伊坂さんのことなので、ファンタジックな小説の中にも、きちんと(?)事件があり、ハラハラさせる展開も盛り込まれております。

そして、何と言っても、そこかしこに散りばめられた、ハッとさせられるテーマや、言葉の数々。

中でも好みは、望月家の末っ子である亨の言葉です。



亨は、小学生だけれど、大変に賢く、思慮深い。

そして、そういう子は、当然の如く、いじめを受けています。

しかし、亨はそれを自然の摂理であるように受け止めており、その彼から発せられる言葉は、時にぐさりと心をえぐり、時に軽快なユーモアでなごませます。

大人たちが、「きみは小学生なのに何と言うか・・・」と呆れると、亨はいつでも、こう返すのです。

「生意気でしょ。だから、ちゃんと学校では苛められているんだから。安心して。」

彼がどんな風に生きているのか、その生きづらさを思うと、強くて悲しいマイノリティーに、思わず泣き笑いの自分がいました。



亨のほかに、言葉が印象的だったお方が、もう1人。

いや、もう1台。

望月家のお隣さんである細見家が所有するカローラの「ザッパ」です。



ザッパは、メンテナンスにメンテナンスを重ね、いくども車検を乗り越えてきた、古いカローラGT。

なぜザッパという名前がついているかと言うと。

小学校の校長先生である細見氏が、フランク・ザッパの大ファンで、カーステレオにはザッパの楽曲ばかり入っており、極めつきはナンバープレートまで「38」であることから、車たちの間では、彼をザッパと呼んでいるのです。



フランク・ザッパは、アメリカの偉大なロック・ミュージシャン。

細見氏は、ことあるたびに、児童の前で、「フランク・ザッパを聴きなさい。」と言うんだとか。

どんな悩みに対しても、「フランク・ザッパを聴きなさい。」で終了。

フランク・ザッパに傾倒した細見氏に傾倒しているザッパは、ほかの車たちにたくさんのことを教えてくれます。



フランク・ザッパの言葉で私が一番気に入ったのは、「人間の思惑の99パーセントは失敗する」というもの。

細見氏は、この言葉を借りて、学校で児童たちに言うそうです。

「いいかい、人間のやることの99パーセントは失敗なんだ。だから、何も恥ずかしがることはないぞ。失敗している状態が普通なんだからな」と。

ネットで好き勝手に言えるこの時代、たったひとつの失敗をこてんぱんに叩き、二度と立ち上がれないように集中攻撃する、そんな傾向がどんどん強まっている気がします。

何様だか知らないけれど、自分のことは棚に上げて、他人の失敗を絶対に許さない。

何のリスクもない安全地帯にいながら、顔の見えない“仲間たち”と一緒にターゲットを断罪し、正義がどうのと平気でうそぶく。

そんないじめ体質の世の中にうんざりしていたので、この言葉は心地良く胸に響きました。





『ガソリン生活』を読んでからというもの、運転中に目に映る景色が変わりました。

何より、今まで何とも思っていなかった我が家の車に愛着がわき、運転がはるかに楽しくなったのです。



興味がないため車種など知りもしなかった私が、今では信号待ちなどで、周囲の車を眺めては、「あ、あれがカローラかぁ~! ムーヴにアルト、ミニクーパー、横にいる大きい車はエルグランドかな? あ、こんなところにデミオはっけ~ん!」などと大喜びしているのだから、我ながら笑ってしまいます。

少々急ハンドルになったときは、「わわ、今痛かったでしょ!」と声をかけ、駐車場で線に対してきっちり平行に停められなかったときには、「ありゃ、居心地悪いよね、ごめんね~。」と謝る。

家に着いたときには、「今日もありがとう。」と車体を撫で撫でしてお礼を言います。



縁あって我が家に来てくれた車の感情を、あれやこれや想像するようになりました。

父ちゃんの滑らかな運転では気持ち良く走っているのが分かるし、私がハンドルを握った瞬間に、ある種の緊張が走り、「ヒッ!」と身体を強張らせるその息づかいが伝わってくるのです




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「あたしも愛車持ってるよ!」




小説のおかげで、車に乗ること自体が楽しくなると、ずっと上達しなかった運転も、少しずつ自信がつくようになってまいりました。(まだひとりでは運転できませんが。)

また、前回書きましたように、ストラバイトの悪化により鬱々としかけた気持ちを、クスッと笑みがこぼれるユーモアでそっと持ち上げてもらい、精神的にとても救われました。

こうして、人生の良き友となってくれるから、読書ってやめられません。





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「あたし、うちのワゴンRと話せるんだよ。 あたしがこのうちに来たときにね、シェルターのお届け車から、あたしの取り扱い説明を引き継いだんだって。」


うんうん、きっと、そうだよね。

マリリンが来た頃には、すでにワゴンRは我が家の一員だったもんね。

父ちゃん母ちゃんだけじゃないんだ、マリリンをドキドキして迎えたのは



緊張で強張り、いつも無表情だったマリリン。

何のトラウマか知らないけれど、スズメ一羽、木の葉一枚に震え上がり、まったくお散歩ができなかったマリリン。

すぐパニックになって、大絶叫をあげ、暴れまくったマリリン。

そんな彼女が、ゆっくりと成長し、この家に馴染み、少しずつ心を開いてくれるようになったこの3年間を、ワゴンRは、ずっと見守ってきてくれたのかもしれません。




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「あたしがモジモジしてるとね、いつもワゴンRは言ってくれたの。 大丈夫、きっとうまくいくよって。」


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小説に救われる

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突然ですが。

作家・伊坂幸太郎さんは、「小説というのは、理不尽なことに悲しんでいる人に寄り添うもの」だと言います。

いえ、正確には、それは伊集院静さんが伊坂さんに話した言葉であり、それに感銘を受け、インタビューなどで「小説とは?」と聞かれるたび、「伊集院静さんの言葉でこういうのがあって・・・」と話していたところ、ある日、伊集院さん本人から電話があり、「もういいから。律儀に私の名前を出さなくていいから。あなたの言葉にしちゃってよ。」と言われたという、なんとも伊坂さんらしいエピソードがそこにはあるわけですが。



小説について、彼はこんな風に話しています。



映画や音楽は大勢の人を一瞬でバーンと興奮させたりできますが、小説は読者が本屋さんでひとりで選び、ひとりで読むものですよね。

例えば、父親に説教されても聞く耳持たないけど、本に同じようなことが書いてあったら「ああ、そうかもね」と思えることがあります。

それは自分で選んだ本だから、押しつけられてる感じがしないから。

自分で選んで、自分で読んで、それが本に書いてあったことすら忘れて、自分の感覚として残って染み込んでいく。

読書とは人の内面に色を塗っていく作業だと思うんです。

小説を読めば読むほど内面にたくさんの色が塗られて、それで悶々とすることもあるんだろうけど・・・。

僕自身も、そうしてたくさんの色を塗られてきたと思っています。




伊坂さんのそんな考え方に、私はまるごと共感しています。

内面に色を塗っていくことで、初めて想像力が生まれると思うのです。

「想像力」という言葉は、私にとって、幼い頃から、大きなテーマでした。



想像力があれば、互いを認め合うことができる。

違う価値観、考え方、個性を、分かり合う必要はありません。

認め合うことができれば、それでいい。

互いを認め合えたなら、いじめが減り、犯罪が減り、争いごとが減り、世の中はもっとやさしくなるだろう、と思います。

そんな青臭いことを、と笑われてしまうかもしれませんが、私はずっとそれを信じてきました。

伊坂さんは、エッセイ『3652』で、何度も想像力という言葉を使っております。



3652―伊坂幸太郎エッセイ集3652―伊坂幸太郎エッセイ集
(2010/12)
伊坂 幸太郎

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この本の中に、大江健三郎さんが、「世界中の人間が想像力を働かせれば、核兵器なんて一瞬にしてこの世から消える」とおっしゃっていたというくだりがありますが、まさに私も、そういった考えを抱いてきました。



互いの個性や価値観を認め合うために必要な、想像力。

映画や音楽、絵画など、想像力を生み出し、内面に色を塗ってくれるものは、たくさんあります。

日々の生活の中、人と人とのやりとり、人と動物とのやりとりなど、ちょっとした場面で立ち止まり、思いをめぐらせることも、想像力を養うきっかけになると思います。

そして、中でも、読書が養ってくれるそれは、ほかでは得難いものだと思っております。



本を手に取り、紙の感触を確かめながら、一枚一枚めくり、たくさんの人の感情を想像し、ひとつひとつの言葉の裏側にある思いを想像し、行間を味わう。

何も、現代文の教科書に登場するような古くからの純文学じゃなきゃいけない、なんてことはまったくないと思います。(もちろん、純文学は想像力の宝庫ではありますが)

SFやファンタジーだっていい。

話題になっている作家の本や、映画化されたことがきっかけで読む小説もいい。

エンタメ街道まっしぐらの推理小説や、こてこての恋愛小説もいい。

エッセイやノンフィクションもいい。

漫画もいい。

絵本だって、読書です。

紙の匂いを嗅ぎながら、その肌触りを感じ、五感を使ってする読書であれば、その中身は何であれ、すべてが想像力につながると、私個人としては思っております。



五感を使った読書体験は、ぜひぜひ、幼い頃から味わってもらいたいな、と願います。

大人による絵本の読み聞かせから始まって。

まだ理解できない内容であっても、子どもは、わからないなりに、しっかりと受け取ります。

そしていつか、ハッとわかるときが必ず来るはずです。

幼い頃読んだ本に書かれた思いを、長い時を経て受け取ったときの深い感慨は、私自身、忘れることができません。

本を読むことは、暗闇に迷い込んだとき、必ず光となってくれます。

そっと静かに寄り添ってくれる、人生の友となるでしょう。





少し前に読みました伊坂さんの『ガソリン生活』にも、どれほど助けてもらったことか分かりません。
(この小説については、次回詳しく書かせていただきたいと思います。)

車が語り手という、至って軽快な小説で、何か教えよう、感動させよう、ということはありません。

けれど、私にとっては、価値観を変えるきっかけとなってくれた小説です。

そこかしこに散りばめられたユーモアに泣き笑い、読み終わる頃には、我が家の車に向かって、親しげに話しかけている自分がおりました。(コワッ

それが、伊坂さんの力であると思います。




この本を読んだのは、マリリンのストラバイトが悪化の一途をたどっているときでした。

病院の先生には、このままだとかなり深刻な状態になってしまう、薬を使った治療等を検討せざるを得ない段階に来ているのではないか、といったことをやんわりと言われ、それでも首を振り、納得できるまで調べたい、とお願いしていた時期です。

そうは言ってみたものの、調べても調べてもこたえが出ず、目の前のこの子の症状を改善させることのできない焦り。

積極的な治療を拒んだ自分たちが悪化させてしまっているのだ、という苦しい思い。

2時間置きに排泄をさせ、病気の勉強をし、水を飲ませ、マッサージをする。

けれど、何をやっても悪化していくばかりで。

全力でがんばらなければならないのに、頻繁に頭痛とめまいが顔を出し、まともなお世話もできず、また泣いて、自分に苛立つ。

ストラバイトと向き合う毎日は、精神を縮めてゆきました。



そんなとき、唯一救いとなったのは、夜のわずかな時間、本の世界に入ること。

小説がそっと寄り添うものだということを、強く感じました。





伊坂さんの本に限らず、私は文章に味わいのある作品が好きです。

ストーリーの衝撃度とか、あっと驚く結末とか、それほど興味がありません。

それよりも、そのストーリーをどんな文章で書くのか、というところに興味があります。

伊坂さんは、暴力も多いし、やりきれない事件も多い。

また、最近では国家論が背景に漂うものも多く存在します。(ご本人の主張を述べる類いのものではありませんが。)

内容的にはハードであるにも関わらず、彼は、悲壮感に満ちたり、陰鬱さに支配されたりするような書き方をしません。

常にユーモアがあり、その一文一文に、味わいがあります。

思わずクスッとなり、いったん本を閉じてその言葉を口で転がしてみたくなる、そんな文章が大好きです。

(伊坂さんの文章については、かなり前の記事ですが、こちらでも書いております。)




伊坂さん自身、こんなことを話しています。



「読み進めることが快楽である」と奥泉光さんが言っていましたけども、小説ってそうだと思うんですよ。

小説の喜びはあらすじではない。

でも、あらすじを楽しむ人はけっこう多いですよね。

僕はストーリー展開には実はあまり興味がなくて、文章を読む喜びがある、読んでること自体が楽しい小説が好きなんですよ。

だから、そういうものを自分でも書きたいなあ、と思って。

例えば『あるキング』はストーリー的にはまったく何もない。

あえてそういうのを書いてみたんですけど、たぶん面白くないと感じる読者も当然いるわけで、そういう部分は悩んじゃいますね。




最近の作品はおもしろくないと言われることも多いようで、世間から求められるものと、自分が書きたいものとのギャップは、難しいものがあるのだろうな、と思います。

文章のおもしろさ、また読者に考えさせるようなテーマという意味では、どんどん進化していると思うのですが・・・。

伊坂さんの問題提起は、さらりと軽快に書かれているようでいて、とても難しいです。

これまで疑問に思ってもいなかったことにハッとさせられ、あれやこれや、考えを巡らせずにはいられません。

今回の『ガソリン生活』も、機関車トーマスのようなかわいらしさを伴いながら、ところどころに盛り込まれた各種のテーマは、う~んとうなってしまいます。

とは言え、決して押しつけがましくない。

絶妙だな、と思います。




あるインタビューの中での、伊坂さんのお話をひとつ。



僕はけっこう諦念的なんです。

「だってそうなってるからしょうがないじゃん」ってことが世の中多いじゃないですか。

その「しょうがない」を認める人と認めない人がいて、僕はどうしても認めちゃうんですよ。

認めちゃった上で、でも何とか人間は楽しい生活が送れるのではないかって考えるんですよ。




これは、うちの父ちゃんの考え方とよく似ているんです。

私は、なかなかそうなれません。

何か起こったときに、こうなっちゃったんだから、こういう仕組みなんだから、仕方がない、ではなく、ついつい、なんでこうなっちゃうの・・・とグチグチします。

伊坂さんのような、良い意味での諦め、そして少しでもプラスに持っていこうとする思考は、私の目指すところであります。

なかなか難しいですが・・・。

だからこそ、自分にないものを小説に求め、そこから何かを得ようとしているのかもしれません。






さてさて、マリリンは、元気にしておりますよ~♪

すぐ疲れてへたってしまうのは相変わらずですが、穏やかに過ごしております。



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「あたしのブログなのに、今頃あたしの登場なの。」


ごめん、ごめん

・・・って、あれ?

どーでもいいけど、そのおてては何のつもり?



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「揉み手よ、揉み手。 こうやってご機嫌取りしながら寝れば、夢の中で誰かがおやつくれるかもしれないでしょ。 その可能性に賭けてるの。」



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「あ~ちょいとそこのお方、やさしそうな人だねぇ。 あたしにおやつくれたら、素敵な人生が待ってるよ。。。むにゃむにゃ。。。」


夢の中でも、幸せを感じてくれているといいな♪




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「そうそう、あのね、母ちゃんが想像力の話をしたけどね、まさにそれを考える出来事があったわけ。 あたしゃ、悲しかったんだよ。 あとで聞いてくれるかい。」


そうなんです、この記事の下書きをあれやこれや書いている時に、ちょっぴり残念なことがありました。

また近いうちに書きますので、マリ坊の話を聞いてやってくださいませ。



長い記事を読んでいただき、ありがとうございました

| | 07:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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永遠の看板犬

みなさま、こんにちは~!

少し前のことですが、清々しい青空のもと、みんなで片道1時間ほどのドライブをしてまいりました♪



ネットで見つけた素敵なカフェを目的地とし、しゅっぱ~つ

母ちゃんの運転に、←こんな感じになっていたマリリンも、まあそれなりに楽しんで(?)、元気にカフェへ到着




tack cafeさんです。


かわらしくて素敵でしょ~

駐車場に入った瞬間からイイ感じで、テンション上がります!



テラス席が2席あって、そちらは犬OK。



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テラスからは、のどかな田園風景が広がります。


この日は、日中気温がそれほど上がらなかったので、私たちがお邪魔した3時半頃は、すっかり涼しい風が吹いておりました



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「気持ちいい~~~!!!」


坊ちゃん、大喜び



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「いい感じのお店! あたし、ここ気に入ったわ~!」



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「常連になります!」


ありゃま。

とびっきりの笑顔で宣言してくれたけど、片道1時間かかるからねぇ、なかなか頻繁には来られないよ~

とは言え、父ちゃん母ちゃんも入店早々、「常連になります!」と宣言しちゃいそうなくらい、なんとも居心地の良い素敵なカフェなのです♪

私たちがそう宣言したくなるのは、大抵、お店の方の感じ。

お店の方の雰囲気が良いと、遠くてもまた行きたくなります。

雰囲気が良いというのは、丁寧な対応だとか気さくな感じだとか、そういう決まった事柄だけではありません。

これはもうフィーリングとしか言いようがなくて。



で、このtack cafeさん、この日は、お母さんと娘さんが迎えてくださいました。

なぜ分かったかと言うと、お顔があまりに似てらっしゃったから

まだ高校生くらいかな?娘さんは、ちょっと緊張気味にお水を持ってきてくださって、彼女のまっすぐな笑顔を見た瞬間、好きとなったわけです(笑)

やさしい女の子であることが良く伝わってきて

夏休み中で、お母さんのお店を手伝っていたのかもしれませんね。



ランチの時間は過ぎているのに、カップルや家族連れなど、お客さんが絶えません。

となると、やはり不安になるのは、マリ坊ちゃまのゴキゲン。



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「だいじょぶ、だいじょぶ! キゲンいいよ!」


ゴキゲンなマリ坊に、ホッ。


そうこうしているうちに、人間のごはんが登場です



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野菜カレー

ランチは3時までだったのですが、ご用意してくださいました



なんと言っても、野菜の美味しさにびっくり!

いつも食べているスーパーの野菜とは、まるで味が違いました。

思わずその気持ちをお伝えすると、おじいちゃんがつくってらっしゃるお野菜だと教えていただきました。

素晴らしい

おじいちゃんも、娘さんのお店で提供されるとあれば、きっと張り切ってつくってらっしゃるのでしょうね~



大好きなミニトマトをパクリといこうとすくってみたら、


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親子ミニトマトでしたよ~

なんだかおじいちゃんにも歓迎されているような気がして、うれしくなりました♪



ゆったりした時間の中で、マリリンはと言うと、



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「あひゃ~~~♪」


こんな。


よしよし、ゴキゲンだわね、と思ったそばから、ピョロエ~~~!!

目の前の道路を横切るおじさんに、大騒ぎ

自転車に大きな旗みたいなのをくっつけてニヤニヤしながら走行するという風変わりな方だったので、内心では、

「わかるよ、あやしいもんね。ありゃ~誰だって騒ぎたくなるわ。」

と思ったものの、もちろんそんな気持ちは微塵も見せず、犬を黙らせるという飼い主の義務を果たすようがんばりました。



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必殺、目隠しの術。


何度かブログにも書いておりますが、マリリンは、見えなければいいのです。

すっかり落ち着きます。

ふぅ~、これでもう大丈夫。

目隠しの様子を写真に撮っちゃお!なんて余裕を見せつつカメラを向けていると・・・



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チラ。


あれ・・・?



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見えてたーーー!!


ピョエ~~~~~!!!


はい、大絶叫、再びです。


写真を撮っているときは全然気づかず、目隠ししているのに突然叫び始めたから驚いたのですが、あとで写真を確認して納得。

こんなに見えていたのですね



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「きゃはは! 母ちゃんってば、詰めが甘いよ。」



一度スイッチが入っちゃったマリ坊、この後もたびたび鳥のように鳴きました。

初めての場所だと、緊張があるのか、スイッチが入りやすいように思います。

それでも、以前に比べたら、天と地の差。

家族になってから1年経たない頃は、カフェに行ってはトンデモナイ大騒ぎでした。

当時は、吠えて暴れてばかりいましたが、今は、スイッチが入ると言っても、ピョロ~~!と鼻で鳴く程度。

暴れてどうにもならないという事態も起こりません。

成長したねぇ、マリリン。



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「ピョエ~~~!!」


言ってるそばから再び叫び声をあげ、父ちゃんに羽交い絞めにされました(笑)



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「初めての場所はさ、緊張しちゃうワケ。次ここに来たら、あたしもう大丈夫だよ。」


食後のコーヒーをいただく頃には、すっかり落ち着いて、



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縁側のおばあちゃん的な風情で、そよそよと風に吹かれておりました




大好きになっちゃったこちらのカフェ。

私たちが入店したとき、お母さんと娘さんが、うちの犬のものでよろしければ・・・と、犬用のお水とマットを持ってきてくださいました。

写真に写っているように、お水もマットも大きいので、大型犬ですか?とお聞きすると、ラブラドールさんだとか。

ラブちゃん大好き~!!

テンションの上がる私たち。

そこへ、ふいに、お母さんの一言が、はらりと落ちました。



「先月、亡くなっちゃったんです。」



黒のラブちゃんは、お名前もラブちゃん。

15歳のおばあちゃんだったそうです。

ママさんのブログを教えていただいたので拝見したら、そこにはお別れの記事が綴られておりました。





店内の一角に、お写真が飾ってありましたので、ご了承の上、撮らせていただきました。



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やさしいやさしい瞳のラブちゃん。



黒の被毛に、お口まわりの白髪。

母ちゃんの実家で16歳まで生きたクルタンの姿が重なります。

お店を守るラブちゃんが、マリリンを引き寄せてくれたのかな。

たまらず目頭が熱くなりました。



とっても愛されて、幸せに旅立ったんだね。

15歳というと、娘さんは幼い頃から一緒だったのでしょうね。

何でも話せる親友であり、頼れるお姉ちゃんであり、かわいい妹であり、そして、ともに助け合う相棒だったことと思います。

娘さんがこんなに素敵な女性に育った背景には、ラブちゃんの存在も大きくあるのかもしれませんね。

そして今も、ご家族に寄り添いながら、カフェを守っていることでしょう。



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「ラブ姉さん、マット貸してくれてありがとう。アンタのお店、大好きになったよ。」


ラブちゃんのくすぐったい息遣いが、すぐそばに聞こえてくるようです。



| カフェ | 08:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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監視社会のマリ坊ちゃん♪

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にょにょ??



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にょにょにょ~~~!!


あずきちゃんが雑誌に載ったど~~~

マリリンのお友達であるあずきちゃんが雑誌で紹介されました

埼玉で手に入らないので、チョイチョイ奥さん見せとくれよぉ~とお願いしていたところ、送ってくださいましたよ~!

家族みんなで、奪うように読みました。

あずきちゃんを迎えるに至るまでの経緯が紹介されており、母ちゃんは思わず涙。

すんすん泣いている横で、マリ坊は、



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「それ、アタシのおやつで間違いないですよね?」


同封してくださったおやつに、釘付けです

いや、マリ坊にいただいたもので間違いないけどさ、こっちが感動しているところなんだから、もうちょっと何て言うかさ・・・

ふぅ~~~。

もうね、しょうがないです。

年を重ねるごとに、自分自分の性格になってきて、空気を読まないおばちゃん化にいよいよ拍車がかかっているもんで。



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「あたしゃ~ね! 何のために苦難を乗り越え生きてきたか分かるかい?」



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「食べるためだよっ!!!」


こうなると誰にも手に負えませんので、



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存分に食べていただきましたよ


あずきちゃ~ん、うれしい贈り物、ありがとね~!(^^)!

※ あずきちゃんとマリリンの交流は、こちらこちらで綴っております♪





          





前回の記事に、たくさんのお言葉を寄せていただき、心より感謝申し上げます。

共感のお声、またご自身のお身内のお話など、大事に拝読させていただきました。

多くの方が感じておられるのは、戦争体験者が少なくなり、戦争がだんだん遠いものになってゆくことへの不安。

子どもたちにどう伝えていったらいいか、自分の責任をどう果たせばいいか・・・。

その中で、みなさん共通して考えておられるのは、戦争が遠い過去の話になってはいけない、みなが忘れてしまえばあっという間にあの歴史は繰り返されるのだ、ということでした。



一方、つらい話は聞きたくない、知りたくない、といったご意見もございます。

このブログはつらい内容の記事も多く綴っておりますので、これは、戦争の話に限らず、苦しんでいる動物たちのことを書くときにも、よくいただくご意見です。

つらい話を避けたいのは、きっとみなさん同じですよね。

そういった気持ちは誰の胸にもあるけれど、そこから、知るほうへ歩みを進めるか、知らないまま生活するか、その違いは大きいと思います。

知らずにいればその事実がなかったことになるわけではありません。

何事も、まず知ることから始まり、そこから感じる人が増えることで、世の中は変わってゆくと信じております。



コメントくださった方の中に、こんなお言葉がありました。

「100知ろうよ、とはいわないから、せめて10でも5でも1でもイイから、知ってみようよって思います」

うんうんと、深く頷きました。

私たちの世代が避けていたら、誰が子どもたちに伝えてゆくのか・・・。



これからも、社会の中で生かされていることに感謝し、自分なりに、自分の役割と責任を考え、次の世代へ、戦争や動物のことを語り継いでゆきたいと思っております。






さてさて、前回、出番が写真一枚のマリ坊ちゃん。

いよいよブチ切れそうなので、今日は、留守番中のマリリンのお話を



イベントの日、ネットワークカメラを仕掛け、ドキドキしながらふたりで家を出ました。

バス停でバスを待つ間、さっそくスマホでチェック。

まずは、何よりも、エアコンが動いているかどうかを確認し、その後、サークルの中に目を移します。

そこには、まさかの留守番にぼう然と佇むマリ坊がおりました。

それを見た瞬間に、くるりと方向転換し、いきなり帰りたくなる父ちゃん母ちゃん(笑)

くぅーーー!! マリ坊、がんばってくれ!!

ブンブンと頭を振って、不安な気持ちを振り払い、気合を入れました。

バスに乗り、駅に着くと、今度は電車です。

電車を待つ間、一言も会話を交わさず、互いのスマホを見つめるふたり。

一見、なんとも味気ない夫婦、といった感じなのですが、見つめるスマホ画面は、おんなじです



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「は~い、呼ばれて飛び出て、マリ坊ちゃ~~~ん!!」

いや、↑こんな風にはっきりと大きな映像で見えるわけではないですが



スマホの画面に目をこらし、じぃぃぃ~~~っとマリリンの様子を観察。

これが人間の女子なら、完全に覗きに値する行為です。

父ちゃん母ちゃんに見られているとも知らず、あっちへキョロキョロ、こっちへキョロキョロと振り返り、外の音に耳を立て、いつ帰ってくるんだろう、とそわそわするマリリン。

その様子があんまりかわいく、また切なくて、マリリンが偶然カメラの方を向いた瞬間に、思わず「マリ坊ちゃ~ん!!」と叫んでしまいました。

ホームを歩く人たちが、ギョッとしてこちらを振り向きます。

そりゃそうです。

突如大きな声を発し、スマホに向かって手を振っている変な女がいるのですから

父ちゃんが恥ずかしそうに2歩遠くへ離れたのを、しっかり確認しましたよ。



それにしても、おもしろいです、ネットワークカメラ。

自分がいないときに何をしているのか、以前から気にはなっておりましたが、いざ見てみると、びっくりするくらい楽しいです。

父ちゃんが書いていたように、まさに、やみつきになるおもしろさ。

そんなわけで、留守番をさせておきながら、外出先のほとんどの時間マリリンを見ているという、なんだこれ的な状況に陥っているわけですが、生中継で無事を確認できるというメリットは、やはり大きいと思います。



留守番中のマリリンについて、ふたつ分かったことがありました。

ひとつは、昔のような極度の分離不安は、どうやら治まっているようだ、ということ。

もうひとつは、あまり眠ってはいないらしい、ということ。

なぜかと言うと、かなり頻繁に間違えるのです。

父ちゃん母ちゃんが帰って来たぞ~!と。

おそらく外で何か物音がし、それを勘違いするのだと思うのですが、スマホでチェックするたび、クルクルと回転し、ひとり喜びの舞をするマリリンがいるので、その姿が悲しいやら、おかしいやら。

スマホに向かって、「ごめんね、マリリン、勘違いだよ。間違っちゃってるよ。」とそっと声をかけるも、喜びの舞を踊り続けるマリリン。

ひとしきり踊り、どうやら父ちゃん母ちゃんが帰って来たわけではないらしい、ということが分かると、「ありり、違ったみたい。。。」とガックリ肩を落とし、ふてくされて伏せます。

これを、15分に1度くらいの割合で繰り返しておりました。

なので、眠るという状態にはほとんど至っていないようです。






イベントを終え、走るように移動し、家に帰り着くと、玄関前ですかさずスマホチェック。

玄関を開ける前に、「マリリ~~~ン!」と呼び、反応があるか見てみました。

バカみたいって言わないでぇ~~(笑)

玄関前での呼びかけは、無反応。

聞こえていないようでした。

今度は、玄関ドアをコンコンと叩いてみます。

すると、スマホの中のマリリンが、「あひ~~~!!」と立ち上がり、喜びの舞を踊りはじめました。

満足し、勢いよく玄関を開け、マリ坊のもとへ向かいます!





「ちょいと~!! よくもアタシを置き去りにしたね!」


いきなり怒られました



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「こんなに長い時間ひとりにさせて、おたくらには幻滅したよっ! あのね、知らないと思うけどね、留守中いろいろ大変だったんだよ! 変なヒトは来るし、犬は吠えるし、電気は止まるし、最低だったんだからっ!」


いやいや、マリ坊ちゃんよ、父ちゃん母ちゃんは見ていたんだよ。

変なヒトなんて来ていないし、犬は吠えたかもしれないけど、電気は止まっちゃいないでしょ、エアコンついていたんだから。



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「きゃは~! バレてた~!」


マリ坊、テンション最高潮




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「あへ~~~! あへあへあへ!」



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「父ちゃん、大好き! 母ちゃん、微妙!」



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「早く出してけろ~~~!!」


母ちゃん微妙発言により、どうしよっかな~出そっかな~やめよっかな~、なんて渋ったものの、



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いよいよ大きな遠吠えを始めたので、



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慌てて出されました。



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「フンッ! 大体やることが遅いのよ!」


あからさまにムッとしております

機嫌をとろうと、しろたんを渡すと、



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一気にゴキゲン!


ほほほ、単純なイヌで良かったぁ~♪




というわけで、ネットワークカメラの出現により、監視社会の闇にまんまとはめられたマリリンでありました。





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「ちょいとそこのおイヌ、アンタもせいぜい、気をつけなはれや!」

| マリリンの暮らし | 08:06 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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語り継いでゆくこと

みなさま、こんにちは♪

前回、父ちゃんの過保護記事に楽しいお言葉やアドバイスをいただき、ありがとうございます!

エアコンの吹き出し口にリボンをつけておくと、ちゃんと動いていることが一目で確認できる、とアドバイスをいただきました。

なるほど~!その手があったか!

カメラを通すと小さな電源ランプは見えづらく、ズームにすると少々ぼやけてしまうのですが、リボン方式なら、簡単に確実に分かりますね

さっそく試してみたいと思います。




それと。

また、ブログで知り合った大事なお友達が、お空に旅立ちました。

同時期にふたつの命が。

ひとりの子は、シェルターから今のご家族に迎えられた女の子。

遠い海の向こうで、彼女は、めいっぱいにその命を輝かせ、大好きなママの腕の中で静かに旅立ったそうです。

もうひとりの子は、マリリンと同じ車いすに乗り、その生活を思いきり楽しんでいた女の子。

こちらも、大好きなご家族に見守られながら、最後まで命の灯を燃やし続けました。

この週末は、埼玉から、ふたりといっぴきで、遠い街へ祈りを捧げ、じっと手を合わせました。

ありがとう。

生まれて来てくれて、その命を懸命に生き抜いてくれて、本当にありがとう。





          





お知らせしておりました通り、17日土曜日に、こちらのイベントに参加させていただきました。

ネットワークカメラを設置され、覗かれているとも知らずにいるマリリンにお留守番をお願いし、夫婦ふたりで新宿の街へ。

最寄駅までバスで行き、そこからは新宿まで乗り換えなしで20分ちょいなので、移動はそれほど大変じゃないと思っておりましたが、やはりお盆休み中ということで、たくさんの人があふれておりました。

マリリンとの生活が始まってから約3年、めっきり満員電車に乗る機会がなくなっていた母ちゃんは、たった20分でヨロヨロ。

新宿駅西口から地下の歩道を歩き、地上へ出ると・・・




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青い空に向かってにょきにょきとそびえ立つ高層ビル群に、思わず懐かしさが広がります。

仕事をしていた頃は、こうした都会の街を、汗だくになって走りまわっておりました。

とろりと込み上げた懐かしさと、少しの寂しさ、そして今の生活の幸せを胸に感じながら、さあ、元気に会場へ!




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行われたのは、こちら、新宿住友ビルの47階。




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マリリンのお留守番の関係で、ギリギリに家を出発したため、ギリギリで到着。

すでに会場内はたくさんの人で埋まっておりました。

定員を超える150名のみなさまと一緒に、しばし頭を集中させ、濃密な90分を堪能いたします。






司会進行は、元NHKエグゼクティブアナウンサーの蔭山武人さん。

お話をしてくださるのは、井上こみちさん、神津良子さんです。

最初に、蔭山さんの読み語りによって、ふたりの作家の作品が紹介されました。

シベリア抑留をテーマにし、「クロ」という犬をめぐる実話を描いた作品です。





前半は、神津さんの『氷海のクロ』の読み語り。
(Amazonは在庫僅少ですが、出版社ホームページからも注文できます)



氷海のクロ―シベリア抑留 (語り継ぐ戦争絵本シリーズ)氷海のクロ―シベリア抑留 (語り継ぐ戦争絵本シリーズ)
(2011/01)
神津 良子

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後半は、井上さんの『氷の海を追ってきたクロ』の読み語りです。

氷の海を追ってきたクロ (戦争ノンフィクション)氷の海を追ってきたクロ (戦争ノンフィクション)
(2010/12/01)
井上 こみち

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戦争が終わったにも関わらず、シベリアをはじめとする旧ソ連やモンゴルなどに抑留され、劣悪な環境の中、厳しい労働に従事させられた戦後強制抑留者は、約57万5千人にも及んだと言われております。

最も長い方で、11年という抑留生活を強いられました。

極寒のハバロフスクの、捕虜収容所。

過酷な労働生活に、たくさんの方が命を落としていったそうです。

苦しい日々の中で、人々の救いとなった、一匹の黒犬がいました。

捕虜収容所近くに捨てられ、さまよっていたその犬は、孤独な彼らに寄り添い、ともに生活をしました。

彼らとクロとの絆は、月日の流れとともに、強く強く結ばれていったそうです。



1956年10月。

日ソ共同宣言が調印されたことにより、抑留者の帰国が決定しました。

ようやく、本当にようやく、ふるさとの土を踏めることになったのです。

そして、その別れの日。

クロは―――。



ここからは、ぜひ絵本を読んでいただきたいと思います。

過酷な生活を強いられた男たちとクロの、強くやさしい絆に、どっと胸が熱くなりました。






実際にシベリア抑留者であり、クロと生活をされた88歳の男性が会場にいらしており、私たちにお言葉をくださいました。

クロと自分たちのことを知っていただき、みなさん本当にありがとうございます!

井上さんに支えられながら、大きな声でそうおっしゃり、このような機会を喜んでおられました。

ただの~、人と犬の~、それだけの話かもしれませんがぁ~、我々にとって、クロは・・・

そう言ったきり、顔が赤くなったかと思うと、しわしわの顔に埋もれた目から、ぶわっと涙があふれました。

なんだか、クロが、アンアン!と元気な声をあげておじいさんの足もとを駆けまわっているような、そんな気がいたしました。

こちらもたまらず、視界が滲みます。




人と犬との絆が、この時代にこうして存在したという事実に、胸を打たれました。

とは言え、戦後数十年というのは、やはり、動物の命が何だってんだ、という考え方がほとんどだったようです。

以前、こちらの記事で井上さんの『犬の消えた日』をご紹介させていただきました。

犬の献納について書かれた作品ですが、井上さんのお話によると、出版されるまでにかなりの時間がかかったそうです。

30年前の当時は、まだまだ動物の命よりも人の命のほうがはるかに大事だ、という時代。

犬が殺されたなんてことはどうでもいい、と思われていて、書きあげてから出版されるまで2年かかったとか。

出版後も、本当の意味で認められ、市民権を得たのは、10年ほど後のことだそうです。



井上さんは、おっしゃいます。

再び戦争が起こったら、同じようなことが起こるかもしれない。

今、当たり前にそばにいる動物が、突然連れて行かれ、殺されるという事態が起こり得るのだという思いは、持っていなければならない、と。




そして、話は、今回のイベントのテーマへ。

戦争を知らない世代へ、語り継いでゆくこと。

神津さんは、地方出版社を営んでおり、現在、『語り継ぐ戦争絵本シリーズ』を刊行しております。

これまでに、『埋もれた歴史・検証シリーズ』などのノンフィクションの作品も多く手がけておりますが、あえて創作絵本として戦争を語り継いでゆく、その意味を、私たちに投げかけます。



戦争体験者による手記や、史実を伝えるノンフィクションは、世の中に多くあふれています。

しかし、その内容は、当然のことながら、あまりに過酷で、おそろしく、どうしても若い世代には敬遠されてしまう。

戦争を知らない世代が、戦争を知る、感じる機会を失ってしまったら、いつかまたあの歴史を繰り返すことになるのではないか。

まずは、知ってもらうこと、感じてもらうことから始まる。

重い、難しい、こわい、といった印象を和らげ、身近に戦争を感じること。

戦争絵本シリーズは、まさにそういった思いからスタートしました。

次世代、次々世代へと語り継いでゆくために、これからは若い執筆者へどんどん移行し、つなげていきたい。

正確な史実、事実関係を把握した上で、それらを幹とし、作者の創造(想像)の枝葉をつむぎ、戦争を通して、人間を描く。

ひとつの読み物として、若い世代の胸に響くものを。

そんな思いで、このシリーズを刊行しているそうです。



神津さんのお話の中で、すとんと胸に入ってきたのは、過去と現代をつなぐ必然を描く、という部分です。

子どもたちを始め、20代30代の世代の中には、戦争は何百年もはるか昔の話だ、という印象を持った方が少なくありません。

当然です。

こんなにおそろしいことがあったのだ、と今の生活の中で突きつけられても、まったくピンと来ないのが正直なところだと思います。

私自身が、まさにそうでした。

それを、身近な私たちの問題なのだ、と思ってもらうためには、自分の日常の中に、過去とのつながりを感じること。

たとえば、先日の記事でも書きましたが、犬の献納は、私にとって、現代の保護犬とつながっております。

戦時中に広場に集められて殺された犬たちと、現代の保健所で処分されていく犬たちがぴたりと重なった、その瞬間。

私の中で、初めて戦争が身近なものとなりました。



今も、これからも、十分におそろしい現実は起こり得る。

人間の本質は、変わりません。

世代が代わり、新しい世代が語り継ぐことを忘れ、身近に戦争を感じられなくなったとき、あの現実は、突然に訪れるのだと思います。

私たちが語り継いでゆくことが、未来への責任だと、強く感じました。







心身に様々な思いをめぐらせ、都会の街を後にした、父ちゃん母ちゃん。

再び満員電車に乗り、家に帰り着くと、マリリンの大歓迎が待っておりました!




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「ちょいと~! アタシの出番はこれだけじゃあるまいね!」



ごめん、マリ坊。

これだけだよ



愛おしい子を抱きしめると、どっと安心感が押し寄せ、今の生活のありがたみを感じます。

こうして幸せな毎日を過ごせることに感謝しつつ、有意義で貴重な一日を終えました。



ご一緒にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございます。

出番が少ない!と白いのがギャーギャーうるさいので、次回、お留守番後のはっちゃけマリ坊をお送りしたいと思います!(^^)!

| 戦争と犬 | 07:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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父ちゃん登場!17 ~娘のプライバシーを侵害!?~

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どもども、久々の父ちゃんです。

娘(←マリリン)のプライバシーを侵害する行為についての話です。



今日、これから夫婦でトークショーに行きますが、4時間ほどの留守番となります。

エアコンが突然止まるという出来事があってから、留守番時の安全が心配になり、ついに「ネットワークカメラ」なるものを導入しました!

導入したのはこちら。





I-O DATA 有線/無線LAN対応ネットワークカメラ「Qwatch」 TS-WLCAMI-O DATA 有線/無線LAN対応ネットワークカメラ「Qwatch」 TS-WLCAM
(2012/12/30)
アイ・オー・データ

商品詳細を見る




これがあれば、外出先でもスマホから、部屋に設置したカメラの映像が見れるわけです!!


いや~文明の利器!

というかついにここまで来てしまいましたね、過保護!!

とはいえ、以前から留守番中は、何か起きてやしないか、いつもモヤモヤ感があったので、これで「何も起きてない」様子が確認できれば、「一つの安心材料」にはなります。



例えば、エアコンの電源が落ちていることを発見したとしても、「すぐ帰る」という行動しか出来ないわけですが、それでも最悪の事態は避けられるんじゃないかと。

何も起こっていなければ精神的に安心できるというメリットも大きいし、値段も手頃だったので(多機能で高いものもありますが)いろいろ考えた結果、今回導入に踏み切りました!



この商品の売りは、なんといっても「接続の簡単さ」らしいのですが、ネット上のレビューにもあるように、うまくいかないケースも多いようです。

うちも見事にうまくいかず・・・ネットや説明書で調べまくり、のべ5、6時間くらいやり、どこの何をどう設定変更したか、わからなくなってきたくらいのところで、いきなりつながりました!!

理屈はいまいちわかりませんが、それはおいおい勉強するとして、とりあえず良かったです!




留守番中のマリリンの様子は、デジカメを動画モードで撮影したまま置いておき、帰ってきてから確認する、ということを以前に何度かやったことはありますが、容量の関係で、出かけてから30分程度しか撮れなかったんですよねぇ。

今回は、出かけて1時間後でも2時間後でも、いつでも生中継で見られるんで、うれしいです。

マリリンがひとりで寝転んだり外の音に反応して耳を立てたりしているのがおもしろくて、やみつきになります。

これで、完全に娘のプライバシーは無くなりました(笑)



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じゃ、いってきます!

マリリン、いつでも見てるよ!

| 父ちゃんより | 08:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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エアコンの反乱

みなさま、こんにちは~!

勘弁してくれ的な暑さが続いておりますが、体調はいかがでしょうか。

猛暑の中、先日、マリリン家のエアコンが反乱を起こしました~

はい、故障したのです




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「あんだって~!?」



説明書通りに回復を試みるも、エアコンはだんまりを決め込みました。

仕方がなく、サポートセンターに問い合わせると、そのエラー表示はガス欠ですね、とのこと。

修理が必要になります、と軽く告げられたので、「いつ来ていただけますか!今日ですか!?」と受話器に食らいつく勢いでうかがいましたが、ま、世の中そんなに甘くはございません。

それから修理まで2日間、猛烈な暑さとの闘いになりました。



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「あたしゃ、とてもじゃないけど耐えきれないよ。」



寝室にも1台エアコンがあるので、熱中症の心配があるマリリンは、ほぼ一日そこへ閉じ込めっぱなし。



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「快適です。」



ただ、丸一日経つと、さすがにマリリンも戸惑ったようで、



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「ちょいと~!まさかアタシをここに閉じ込めて捨てる気じゃあるまいね!」


とばかりにパニックを起こしておりましたがね



寝室のみ極楽空間なのですが、母ちゃんは24時間そこにいるわけにいきません。

熱さまシートや保冷剤の力を借りて、40度近い中で家事などをしておりました。

屋外でお仕事されている方はこんなもんじゃないんだ!とか、RAINDOGSのマスターなんか毎日40度の中で調理してんだぞ!とか、なんとか自分を奮い立たせるも、すぐに朦朧とし、慌てて寝室に避難。

幸い誰も熱中症等にはならず、2日後、修理の方が来てくださいました。



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「助かった。。。」



猛烈な暑さの中で、汗をふきふきやって来たのは、30代くらいでしょうか、真っ黒に日焼けした、ガタイの良い作業着姿のお兄さん。

マリリンは寝室に残しておくと、大暴れでえらいことになるので、一緒に修理を見守ることに。

お兄さんが犬嫌いかもしれないため、ガッチリと抱っこし、近づけないように迎えました。

が、玄関ドアが開いた瞬間、そんな心配は吹き飛びます。

身体をくねらせ、両手を口にあて、「あら~!!!ワンちゃんいたのぉ~~~!!!」と大喜びのお兄さん。

「暑くてごめんね~! ワンちゃんいたならもっと早くここにまわって来れたら良かったのに~! ほんとにごめんね~、つらかったね~(;_;」

と、謝りっぱなしで、若干目を赤くしています。

いえいえ、この子はずっとエアコンのある部屋にいたので元気なんですよ、と応じつつ、犬が近づいても大丈夫ですか、とおたずねすると。

「大丈夫も何も!! ほら、こっちおいで~!!」

とまたしても身体をくねらせます。

苦笑しながら、マリリンをおろすと、ピョロ~~~!!と叫びながらお耳ぺったんこでお兄さんに突進しました。

笑っちゃうくらいの大歓迎です。

なんせ40度の空間なもんで、こちらとしては1分でも早く直してください、という内心の思いがあったものの、お兄さんとマリリンを見ていたら、そんな気持ちもどこかへ行ってしまいました。



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「お兄さんとたくさん遊んだの!」



ひとしきり戯れると、名残惜しそうにしながら、いよいよエアコンの修理です。

ガスを入れる作業は、あっという間に終わり、5分もしないで冷房が入るようになりました。

途端に快適空間♪



その後、エアコンの状態や今後の対策のお話をしながらも、お兄さんの視線は常にマリリンを追っています。

「かわいいなぁ~! かわいいなぁ~!」と夢中になっていて、たまにこちらの質問も聞いちゃいないくらい



マリリンを撫でながら、お兄さんが言いました。

「うちにも、雑種犬がいるんです。」

そうでしたか~!と詳しいお話をお聞きしようとすると。

「捨てられていた子なんですよね。」

え!! 保護犬なのですか!?

前のめりになる母ちゃん。

「そうなんです。 11年前かな、仕事で車を走らせているときに、見つけて。 公園で、ダンボールに入れられていたんですよ。」

1匹ですか?

「そう、ひとりぼっちで弱ってました。 すぐに保護して、それからずっと一緒に暮らしてるんです。」

温かな気持ちが胸にじわわんと込み上げ、それからそのワンちゃんのお話を、あれやこれやうかがいました。

昨年、病気で大きな手術をし、それは成功したものの、以来めっきり体力がなくなってしまったんだとか。

もう1匹チワワさんもいるそうですが、この子はこの子で、足に病気を抱えており、あまり歩くことができない、と…

雑種犬の子も、術後はおさんぽ時間が激減し、家で休んでいることが多いため、最近は、2匹静かに寄り添って、奥様がそれを見守りながら毎日を過ごしているそうです。

そんなお話をお聞きしていると、会ったこともない彼らが目の前でしっぽを振ってくれているような気持ちになり、またまた、じわわん(;_;

涙腺が緩みっぱなしです。



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「ワンちゃんたち、良かったね。 お兄さん夫婦が運命の家族だったんだね。 はぁ~涼しいわ~、快適、快適。。。」



エアコン修理という何ら感慨のない出来事が、思わぬ出会いをもたらしてくれました。

きっと、引き寄せたのは、マリリン。

相変わらず、本当に“ひき”の強い子です。

マリリンと一緒に暮らしていると、偶然の出会いに、心を動かされてばかり。

今までに、何度驚きの出会いがあったか分かりません。

これからも、その犬生を終える瞬間まで、いや、きっとそのあとも、この子はたくさんの出会いとたくさんの思いを届けてくれることでしょう。





ところで、エアコンですが、ガス欠になった原因は、どこかからのガス漏れでした。

このガスというのは、中毒を起こすわけじゃないので、身体への心配はありません。

エアコンは、ガスを使って冷却し、冷たい空気を室内に送り込む仕組みなのだそうです。

現段階で、漏れ箇所を特定することはできませんでした。

とりあえず、応急処置としてガスを満タンにしていただき、秋に、2週間ほどかけて、きちんとしたガス漏れ検査と修理をすることになりました。
(検査は、一度ガスを全部抜き、窒素ガスを入れるんだとか。)

秋になってからというのは、検査の間、エアコンが一切使えなくなるそうなので、今の時期は大がかりな修理はキビシイんですよね・・・。

エアコンや室外機に原因があればまだいいですが、配管のところに漏れ箇所がある場合、メーカーから管轄が離れて配管工事となり、お金もけっこうかかるみたいです。



結婚前、10年以上ひとり暮らしをし、色々なアパートに住みましたが、どんなに年代物のエアコンでも、こうしてガス欠で止まってしまうなんてことはありませんでした。

マリリン家のエアコンは、まだ3年ほどです。

見た目も新品と言えるくらいにきれいだし、中のフィルターも、お掃除機能がついているエアコンなので、ほとんど汚れておりません。

夏の設定温度は27~28度で、夜や朝は切っている時間帯も多いので、それほど酷使した記憶もありません。

困り果て、お兄さんにたずねました。

使い方のどういうところが悪かったのか、何か考えられることがあれば今後の参考に教えていただけませんか、と。

お兄さんのお話では、使い方の問題とかそういうことではなく、たまにこんな風にどこかからガス漏れを起こす場合があるとのこと。

外の室外機や配管に物が接触した程度では亀裂は入らないようですので、外傷も考えにくい。

ひとつ言えるのは、設置工事の際のちょっとしたことが原因になっている、という例が多いようです。

ミスと言えるほどのアレではないけれど、ただ、どうしても、人の手の作業だから、設置工事にもセンスや経験があるのだそうです。

たとえば、あるナットを締める際の力の強さ。

道具を使って締めるから、締めようと思えばいくらでもキツくできてしまう。

それをベストな具合で締めるのは、やはりセンスや経験の問題。

ちょっと締めすぎると、見た目には分からない程度にわずかなヒビが入ってしまうことがけっこうあるようで。

その時点では問題なく運転できているんだけれど、2~3年経ってから、そのヒビの部分が原因となり、こうしたガス漏れなどの不具合を起こす結果になるそうです。

あとで父ちゃんと一緒にエアコン故障の原因候補を色々と調べた結果、私たちの中では、やはりこの設置時の何かが最も有力なのではないか、と考えるようになりました。

そうであれば、これはもう、運、不運の問題、みたいな感じですかね・・・。



とりあえずガスは満タンに入れてもらい、使えるようになったものの、実はその3日後にまた同じエラーで止まってしまって

その日は、気温38度。

また止まったらすぐに電話をくれ、と教えていただいていた携帯にかけてみると、ほかのお宅をまわる合間に、お兄さんがサッと来てガスを補充していってくれました。

マリリン、再び大喜び!(笑)

休日だったので、父ちゃんも一緒に説明を聞き、機械音痴の母ちゃんでは分からなかったお話もすることができました。



これでなんとか頑張ってくれ!と念じたものの、その後、また・・・

この暑さの中、何度もお兄さんに来ていただくのはあまりに申し訳ない。
(8月は、ほぼ休みなしだそうです。本当に厳しいお仕事ですよね。。。)

入れては止まり、入れては止まり、が秋まで続き、しかも秋の大きな検査の結果によっては、かなりの修理になる。

お兄さんのお話だと、いくつか不具合が起こっている可能性もあるようで。

配管工事まで含めると、大変です。

何より、それまでの間、エアコンが止まる恐怖をずっと抱えているのが、つらい

仮に秋の検査・修理によって直ったとしても、まだほかに何か起こっているかもしれない、また止まるかもしれない、という不安がどうしても拭えないと思います。

私たちなんかどうでもいいですが、なんせマリリンという守るべき存在がいるので・・・。

マリリンの命をエアコンに預けるような状態になってしまい、これでは、普段の1~2時間のお留守番さえ、気が気じゃありません。

そんなわけで、10年15年と使うエアコンを3年で、というのは大変にもったいなく、つらいですが、父ちゃんとよく話し合った結果、思い切って買い替えることにいたしました。

思わぬ大出費

でも、これでようやく、マリリンにもしものことがあったら・・・という恐怖から少し解放されそうです。
(機械に「絶対」はないと思うので、新しいエアコンにも、100%の信頼はできませんが。)



そして、昨日、エアコンの取り替え工事が終了いたしました。

昨日まで、お兄さんはほかのお宅をまわる合間、おそらくはお昼休みなどを削って、毎日のようにガスの注入に来てくださいました。

新しく買い替える結果になったことを、こちらが申し訳ない気持ちになるほど悔しがり、何度も頭を下げて。

父ちゃんも母ちゃんも、お兄さんの真面目で誠実な対応に驚くとともに、深い感動を覚えました。

きっと、毎日怒られてばかりのお仕事だと思います。

機械の故障にしても、設置時のミスにしても、自分の失敗でもないのに、それを引き受け、さらにお客さんの苦情も引き受ける。

この暑さの中でのエアコン故障、おそらくイライラでブチ切れているお客さんも少なくないでしょう。

そのすべてを、ひとりで受け止めなければいけません。

私なら一日で音をあげるだろうお仕事です。



メーカーさんは、現場の方々のこうした頑張りに、ぜひお心を寄せていただきたいな、と思います。

私たち消費者が接するのは、メーカーのお偉いさんではなく、現場で働く方々です。

その方々によって、どれだけ企業のイメージが良くなるか、その影響は大きいと思います。

通常こういった故障があると、たとえ機械の不良品ではないとしても、何となく今度から他社製品を購入する気持ちになると思うのですが、今回のお兄さんのお人柄で、私たちは、新しいエアコンも同じ会社の製品に決めました。

また何かあったら、すぐに駆けつけてくださるそうで、とても心強いです。

エアコン故障自体はマイナスの出来事ですが、その裏で汗を流す方々の頑張りに触れることができ、マリリンにとっても、父ちゃん母ちゃんにとっても、結果的にプラスの出来事となりました






そして、今回のことで、エアコンが不具合を起こして突然止まることがあるのだということを、改めて思い知りました。

先ほどからしつこくて恐縮ですが、頭を支配するのは、マリリンがお留守番のときにこういった事態が起こったら・・・というゾッとするような恐怖。

エアコンの故障だけでなく、先日マリリン家にあったように、カミナリで停電という事態もありますしね

熱中症がこわいのはもちろんのことですが、ハアハアが続くのも、フィラリアの影響が残る心臓に対し、とても不安です。

今、マリリンは2時間置きくらいに排泄のお世話があり、また3度の食事もあるので、基本的には2時間以上のお留守番はありません。

スーパーの買い物は1時間弱だし、母ちゃんの病院も、最大2時間で帰ってくるようにしております。

ただ、どうしても夫婦ふたりで出かける予定があるときは、最大4時間までがんばってもらうことがあります。

先日こちらの記事でご紹介しましたトークショーも、そのひとつ。

この日は、やはり4時間程度のお留守番になりそう。

その前にガス漏れが発見でき、本当に良かったと思います。

トークショーの日は、新しいエアコンに活躍してもらう予定です。

が、今回の件で、だいぶ心配性が復活した父ちゃんは、新しいエアコンも信用できず、クールグッズなどのほかに、あるものを購入したようです。

いずれ本人が記事でご紹介するそうですよ



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「イシシ! 父ちゃんは、過保護なの! あたしがかわいくてしょうがないの!」



この白い毛玉っ子を、精いっぱい守ってゆきたいと思います。


| マリリンの特性 | 08:17 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マリリン流、バラ色の珍生

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「犬のみんな~、調子どう? まいっちゃうね、この暑さ。」


流行する前から困り眉を先取りしていました、マリリンです

あんよが若干こんがらがっていますが、そんな格好も、マリリン流。



後ろのあんよは神経がいっていないため、筋肉がつくことはない、と病院では言われております。

が、こうして見ると、なんだか昔より太腿のところがぷっくり太くなった気がするのです。

毎日筋トレとマッサージしているから、肉のつき方が変わってきたのかな?



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「後ろ足よりさ、胸筋と二の腕の発達がとどまることを知らなくて、まいっちゃうわ。」




ちょいとここのところ色々で(←次回書きますね~!)、戸惑い気味のマリリンでしたが、大きく体調を崩すこともなく、元気にしております♪

おさんぽも、できるだけ行っておりますよ~

暑さがひどいため、夜暗くなってから行くことが多く、写真があまり撮れておりませんので、今日は、少し前、わりと涼しい日が続いていた頃のお話です



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「ちょいと~! 気持ちいいんだけど~!!」


ゴキゲンのマリリンです♪



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振り向きざまの、匂いチェック。


暑くない日は、本当にありがたく、自然と気持ちも上向きに




ルンルン歩いていると、マリリンをさらにゴキゲンにする出来事があったのです




先日、マリリンが異常なまでのカネ好き…いや、失礼、銀行好きである、と書きました。

毎日のように、スーッと銀行へ引き寄せられていきます。

お散歩の時間帯はATMしか開いていないのですが、そこに人がいてもいなくても、とりあえず吸い込まれるように建物へ近づきます。

で、この日も、いつものようにリードを引いて制すると、ATMで用事を終えた女性が出てきました。

そして、マリリンを見ると、目を輝かせて駆け寄ってきてくださいました。



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マリリンも、女性に突進して、キュンキュン鳴きます。


まるで、数年、数十年ぶりの再会、といった感じ。

やさしくしてくれる人がいると、マリリンは、いつも母ちゃんそっちのけで、こんなやりとりを繰り広げます。

それは、10年ほど前まで放映されていたテレビ番組、『嗚呼!バラ色の珍生』の再会シーンのよう。


「マリリンさん、我々スタッフがね、一生懸命・・・一生懸命、探しました。

そしてね・・・・・・

見つかりましたよ!

今日はスタジオに来てくれております!

○○さん、どうぞ~!!」





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「わ~ん!! 20年ぶりじゃないの~! 会いたかったわ~!」


ってな感じでしょうか

まったくもう、初対面の人によくここまで愛し恋し状態になるもんだ。



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「会えてうれしいわ~! え?この人?ううん、気にしないで。ただのお付きの者だから。」


・・・・・・(-_-;)



と、ここで、女性が、「これ、犬の車いすでしょ?」と母ちゃんに言いました。

そうですよ、ご存知ですか?と聞くと、

「あのね、私の学生時代の同級生が、車いすを作る仕事、しているの。

自分の愛犬が歩けなくなったときにね、どうにかならないかと、作ったらしいの。

そしたらね、口コミで評判が広がって、今はそれを仕事にするようになったのよ。」


え~!!

もしかして、銀父さんじゃないですよね!?

とっさに聞きましたが、どうも銀父さんのことではないみたい。

ほかにも全国に職人さんがいらっしゃるお話は耳にしていたけど、こんな風に、偶然出会った方からそういったお話を伺うことができたのは、とてもうれしかったです!

ひとしきり車いす談義で盛り上がりました。

マリリンは、



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「あへ~!! もっと~!!」


思う存分、撫でられていましたよ



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「ね? 銀行行くと、イイコトあるんです!」





            





マリリン出身のペット里親会さんのブログから、ニュース記事を転載させていただきます。


(以下、転載)

飼育小屋に大量にたまった犬のふんを処理せず、死体も放置していたことなどが虐待にあたるとして、栃木県動物愛護指導センターは6日、飼い主である上三川町の50代男性を動物愛護法違反容疑で下野署に告発した。

動物虐待を理由に行政機関が個人の飼い主を告発するのは県内で初めて。

全国的にもまれという。

小屋では残った犬が死んだ犬を食べるといった異常な状況も確認されていた。



県によると、男性は2004年から犬を飼い始め、10年から多頭飼育に関する苦情が寄せられていた。

今年4月から小屋にふんがたまるようになり、県は5月から週に1回の現場確認を始めた。

当初は11頭いたが、6月24日、3頭が死んでいるのを確認。

高さ1・4メートルの小屋にはふんが60センチほど、重さにして約1トンたまり、残された犬は身動きも困難になっていた。

残された8頭の犬は、死体を食べていたという。

県は同26日、8頭を県南ドッグセンター(栃木市)に保護した。



男性は7月、ふんを片付ける意思を文書で県に伝えたが、今月1日の期限を過ぎても飼育環境を改善しなかったことから、県はネグレクト(飼育放棄)による虐待と判断。告発に踏み切った。



県は男性に文書で3回、口頭で6回指導したほか、現地調査も22回行った。

今年5月に事情を聴いた際、男性は体調不良や仕事の不規則さを理由に「なかなか世話ができない」と話していたという。

県は告発に明確な基準はないとしたものの、「極端な動物虐待には今後もあらゆる手段を使って対応する」としている。

(転載ここまで)





りんかちゃんやハウルくんがレスキューされたのも、こうした多頭崩壊現場でした。

多頭崩壊は、めずらしいことではありません。

全国的に、様々な地域で起こっております。

特に、中高年~高齢者の飼い主に多いです。

今回のこの男性も、犬が好きだったのでしょう。

けれど、犬を苦しめるのは、いつだって、犬好きの人間です。

私たちは、現実から目をそむけず、知る必要があると思います。

犬たちの苦しみを、悲しみを。




つらい記事を載せ、すみませんでした。

今週は、お盆休みという方が多いでしょうか。

うちは父ちゃんがまとまったお休みがとれないので、いつも通りの日々です。

どこかにお出かけをなさる方は、暑さにお気をつけて、たくさんの思い出をつくって来てくださいね

| マリリンの暮らし | 08:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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シャンプーと肉なしランチの休日

みなさま、こんにちは♪

全国的にひどい暑さとなっておりますが、体調はいかがでしょうか。

ハウルくんがまだ見つかっておりません。

猛暑の中、たくさんの方が現地で捜索活動を続けておられます。

早くその姿を見せてくれますように。






今日は、2週間ほど前のことですが、ある休日のお話です。



マリリ~ン!

お出かけだよ~!




「やったぁ~!! カフェ~!? おいしいもの~!?」



あっちゃこっちゃ走りまわり、テンション大爆発のマリリンを連れて行ったのは・・・



シャンプーです



だまされたぁ~!的な表情の彼女をサロンのお姉さんに引き渡し、見送ると、父ちゃん母ちゃんは、つかの間の休息。

シャンプーの時間によく行く韓国料理屋さんで、お昼ごはんです



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1000円ほどで、栄養満点の美味しいランチがいただけます。

何より気に入っているのは、素晴らしく落ち着いた空間であること。

夜はビジネスの接待で使われるのではないかと思われる、個室空間です。

土日のマリリン地方は、どこのごはん屋さんに行っても家族連れでごった返し、ギャンギャンの中を、(-_-;)←こんな顔になりながらお料理を口に詰め込むことになりますので、落ち着いて過ごせる場所というのは、本当にありがたいのです。

シャンプーの間なら、マリリンのお留守番の心配もなく、夫婦でいろいろな話ができるので、込み入った話は、このお店でしています。

最近の悩みや、母ちゃんの各種グチ(笑)

お互いが考えていること、最近読んだ本について。

また、関心のある事件や、法律のこと。

マリリンの前ではなかなかできない内容の話を、じっくりとすることができる、月に一度の貴重な時間です。

一度話し始めると、何かのきっかけがない限り、とめどなく続いてしまいます。

だんだん話が込み入ってきたところへ、メインのお料理が登場し、ふっと空気を切り替えてくれました。



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お店の方が覚えていてくださって、母ちゃんのビビンパは、肉なし。

前菜やスープはいつも野菜だし、全部きれいに食べることができて、うれしいです

父ちゃんは、カルビビビンパを平らげます。



お料理をいただきながら、いろいろな話をし、心身を充電。



さあ、マリお嬢様をお迎えにあがりましょう!



まるっと洗われたマリリンを受けとり、家に帰ると・・・



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「あひ~~~!!」


テンションMAXで、あんよが、ルンッてなっちゃった



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「ちょいと~! あたし、スッキリしちゃったんだけど~! そんでもって、お姉さんがすっごく優しかったんだけど~!」


うんうん、よくわかるよ♪

その表情に、全部あらわれてる

ゴキゲンなマリリンは、この後、部屋中を大暴れ!



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「とりゃ~~~!!」



走りまわるうちに、しろたん発見!



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しろたん 「めっかっちゃった!」



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母ちゃんにちょーだい♪



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「くわっ!! とられた~!!」


めずらしく、母ちゃんと引っ張りっこをするマリリンです。



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「だって、父ちゃんってば、掃除機の手入れに打ち込んでるんだもん。」



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しろたん「あの…できれば、あっしもパパさんのほうが…ママさん乱暴で…。」


疲弊気味のしろたんを解放し、テーブルのまわりをかっ飛ばし始めたマリリン。



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あれ? ちょっとオムツが・・・



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脱げた~~~!!



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「きゃはは~! すぽんっていっちゃったわ、すぽんって!」



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「ルンタッタ~、ルンタッタ~♪」


気にせずゴキゲンで行進するマリリン。

写真には見えていませんが、ジョジョジョとおしっこ出しながら歩いてます

いいさ、いいさ、あとの始末は母ちゃんに任せて、好きなように歩きなさい♪

←泣いてるけど


この後、マリリンは、お気に入りのテーブルの下で、



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ガッガッガッガッガッ!と、一心不乱に掘りまくったのでありました。



その日の夜は、



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ごほうびのお肉料理をペロリと平らげたマリリンです



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「母ちゃんの肉料理はイマイチ、イマニだけど、しょうがないから食べてるの!」


すんません・・・がんばりやす orz

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マリ坊、ワクチンの運命やいかに!?

みなさま、こんにちは♪

連日、暑い日が続きますね。

少し気温が落ち着いていた埼玉も、今週は猛暑の1週間になるようです。

マリリンも母ちゃんも少々体調が良くないので、暑さでさらにやられないよう、しっかり対策していきたいと思います。
(マリリンは胃腸炎じゃなく、よく休めば大丈夫という程度ですので、ご心配はいりません♪)

前回の記事、ハウルくんはまだ見つかっていないようです。

早く、一秒でも早く見つかりますように。



それと。

犬の献納のお話に、たくさんのお言葉、お考えをいただき、本当にありがとうございます。

何百年前の話とかではないんですよね。

60数年など、ほんの少し前のこと。

そのわずかな期間に、日本は豊かになり、そして犬を取り巻く環境も変わりました。

けれど、犬たちの苦しみは変わらず、ここにあります。

なんとかしなければなりません。

このままじゃいけません。

無力な自分ですが、地道に発信していきたいと思っております。






さて、先日、こちらの記事で、てんかん予防のためにワクチン抗体検査を受けたと書きました。

検査の結果が出ましたので、今日はそのお話です



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こちらが、抗体検査の結果票。



半年前とあまり変わっておりませんでした♪

ぐ~んと減っていたら嫌だな、と思っていたのですが、十分抗体が残っておりました



抗体検査で調べられるのは、ジステンパー、パルボ、アデノ1型(犬伝染性肝炎)の3種類。

先日の記事では、アデノをひとくくりにしてしまいましたので、訂正させてください。

アデノは、1型(犬伝染性肝炎)と2型(犬伝染性咽頭気管炎)があり、重篤な症状になりやすいのは、1型のほうです。

危険度の高い病気である上記3種について、抗体検査は行われます。



で、マリリンの結果はと言うと。

以前から異常なほどに抗体をわんさか持っているのは、パルボ。

これは、基準値をはるかに上まわっているので、この先1年以上打つ必要はありません。

次に、ジステンパーとアデノ1型ですが、これらについては、今は抗体があるけれど、1年もつかどうかは分からないので、半年後に再度抗体検査をすることになりました。

アデノ1型は、半年前の検査では、1年以上もつという診断が出ましたので、この半年の間に、少しずつ減ってきていることになります。

興味深いのは、ジステンパー。

半年前の抗体検査において、ジステンパーのみ、1年はもたない可能性あり、と出ておりました。

そこで、1年経つ前に、半年の段階で、今回検査をしたわけです。

ところが、結果としては、ジステンパーの数値は、半年前とほぼ変化がありませんでした。

月日とともに下がってくるはずの抗体量が、変わらない。

はい、そうです。

先日の記事で書きましたように、抗体は、ワンちゃんと接することで、増えることがあります。

マリ坊は、いろいろなワンちゃんとご挨拶させていただいているので、知らず知らずのうちに、下がりかけた抗体が増えちゃったみたい♪



ということで、今回の検査の結論。

パルボは、1年以上打たなくて良し。

ジステンパーとアデノ1型は、半年は打たなくて良いが、1年は厳しい。

よって、半年後に、再度抗体検査を受けることになりました。
(あまり期間をあけると不安なので、12月頃に受けようかな、と思っております。)

その際も、もしかしたら下がりかけた抗体が増えてくれて、またしてもワクチン不要、となるかもしれませんね



最後にワクチンを打ったのは、てんかん発症前の、2011年2月。

なので、これから半年打たなくて良いということは、丸3年抗体が残っているということになります。

半信半疑でしたが、こうして実際に調べてみると、いかに抗体が残っているものか、よく分かりました。




で、今度12月頃に抗体検査を受けた結果、いよいよワクチンを打ったほうがいいだろうという診断が出た場合、何種のワクチンを選択するか。



病院で扱っているかどうかの違いはありますが、ワクチンは、2種から存在しており、多くの場合、以下の組み合わせになっております。



・2種   ジステンパー、パルボ

・5種   ジステンパー、パルボ、アデノ1型、アデノ2型、犬パラインフルエンザ

・6種   5種+犬コロナウィルス感染症

・7種   5種+犬レプトスピラ病2種

・8種   7種+犬コロナウィルス感染症(5種+レプトスピラ3種もあり)

・9種   5種、犬コロナウィルス感染症、犬レプトスピラ病を3種 



私たちとしては、ジステンパー、パルボ、アデノ1型については、重篤な症状が予想されますので、接種しておきたいです。

なので、2種では不安を覚えます。

よって、現段階の考えでは、5種を選択する予定でおります。



6種に含まれるコロナもこわいけれど、コロナはやや副作用の強いワクチンです。

また、7種以上は、マリリンの場合、考えておりません。

7種になると、レプトスピラが2種入ってくるのですが、実は、このワクチンがてんかんに作用しているのではないか、という見解があるのです。



レプトスピラは、ねずみを媒介して感染する、人獣共通伝染病です。

海や山などに行く機会が多い場合、また感染の危険が高い地域である場合など、接種したほうがいいワクチンだと思います。

ただ、レプトスピラの抗体は半年程度しか持続しないと言われており、何とも悩ましい病気です。



マリリンが来た頃は、ねずみだってどこにいるか分からないし、たとえ効果は半年でも、とにかく打っておいたほうがいいだろう、と思い、7種を2年打ちました。

しかし、このレプトスピラ2種によって、てんかんが引き起こされた可能性があると知り、大変な後悔に襲われました。



もし感染したらと考えると、やはりこわいです。

けれど、てんかんのリスクがある以上、レプトスピラは打たないことに決めました。



悩ましい部分はたくさんありますが、以上のように考えた末、もし今度打つことになったら、5種を選択する予定です。



たとえ5種でも、それを打つことで、丸3年穏やかだったてんかんが起こったら・・・と不安はつきません。

願うのは、12月の検査で、またワクチン接種が回避できますように、ということです。



健康でいるために打つワクチン。

それなのに、危険と隣り合わせって、なんとも複雑な気持ちになりますね。

住環境や地域などによって、感染の危険度は様々です。

レプトスピラだって、マリリンの場合はてんかんで打てませんが、感染の危険があれば、やはりワクチンは頼もしい存在です。

実際、マリリンのかかりつけの病院でも、念のためという思いも込めて、7種を打つ方が多いと聞いております。

その子の環境、その子の個性に合わせ、飼い主さんが選択し、こたえを出していくのが一番なのだと思います。

抗体検査は、取り扱っていない病院もわりと多くあるようです。

もしくは、取り扱っていたとしても、べらぼうに高いお金をとられるか。(マリリンの場合は6000円ほどです)

まずは、抗体検査が全国どの病院でも妥当な金額で行われますように、それを強く望んでおります。






さてさて、今回も見事ワクチンを回避したマリリンは・・・




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「あたしゃ、やったよ!」


エバってます



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「自らの力で抗体増やしたよ!」


それはちょっと違うような・・・




父ちゃんと仲良く遊んでいたマリリンですが、しばらくして、



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「ちょいと! 痒いんだよ! 身体を掻いとくれ、母ちゃん!」


母ちゃん名指しで命令されたので、いそいそと出動。



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「ヒヒヒ、気持ちいいねぇ。 もうちょっと背中のほうも頼むよ。」


後ろ足が動かせないので、身体を掻くことのできないマリリンは、よくこんな風に痒さを訴えます。

父ちゃん母ちゃんがマリリンの後ろ足となり、カッカッカッと掻いてやるのです。

気持ち良くなってくると、牙がにゅにゅにゅ~っとむきだしになり、黒い唇がイーーッと伸びてきます。



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こんな。



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「ちょいと母ちゃん、背中だって言ってるでしょ?」



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「聞いてんのかい!?」


はいはい、すみませんね、至らなくて。



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「ふあぁ~あ。 いやだよ、気の利かないヒトは。」



こんな風に、いつまでも元気なマリリンでいてほしいな。

12月も、ワクチン回避できるといいねぇ。

ただでさえ、冬はてんかん注意報の季節だから、そこへさらにワクチンで刺激したくないもんね。




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「てんかんもワクチンも、あたしゃイヤだよ。 どうぞお引き取りください。」

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ハウルくんをさがしています

香川多頭崩壊現場よりレスキューされ、幸せな生活を送っておりますハウルくんが、迷子になってしまったそうです。

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ハウルくんのブログはこちらです。

湘南発☆韓わん生活

現在、ご家族、ご友人、UKC JAPANのみなさまを始め、多くの方が神奈川県を中心に捜索にあたっておられます。

詳細、その後の足取りなど、上の2つのブログに載っております。

何か情報がありましたら、ご連絡をお願いいたします。

なお、ハウルくんのブログのコメント欄は、大事な情報が埋もれてしまわないように、目撃情報や連絡事項など、捜索に関するもののみとなっているとのことです。

早く帰っておいで、ハウルくん。


こういった記事に拍手ボタンをつけるべきじゃないと思いますが、記事ごとにつける・つけないの設定ができない機能のようですので、すみません。

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犬の献納 ~戦争と動物たち~

少し前のこと。

わけあって、戦争における動物たちのことを調べる機会がありました。

「犬の献納」って、ご存じでしょうか。

軍用犬とは違う、一般家庭の飼い犬の話です。

私は、おぼろげな知識しか持っておらず、今回調べてみて、愕然としました。

これほどひどいことが行われていたとは・・・。




献納について、その事実を追いながらとてもわかりやすく書かれている本がありますので、載せておきたいと思います。



犬の消えた日 (文学の扉)犬の消えた日 (文学の扉)
(1986/07)
井上 こみち、頓田 室子 他

商品詳細を見る



(文庫版はこちら)

犬の消えた日 (幻冬舎文庫 犬 1-2)犬の消えた日 (幻冬舎文庫 犬 1-2)
(2007/02)
井上 こみち

商品詳細を見る





書籍や資料をもとに、あれやこれやと調べていたのですが、その証言たるや、まともに読むことができません。

この作業をする期間、毎晩のようにうなされ、飛び起き、マリリンが無事かどうかを確認してしまう、そんな夜が続きました。

かなり大まかではありますが、少し記しておきたいと思います。




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昭和18年、日本の戦況はますます厳しく、そして激しくなっていきました。

男性は次々に戦地へ向かい、家に残った家族も、大変苦しい生活を強いられました。

わずかな食糧が国から配給され、それを家族みんなで分けて食べる日々です。




そんな状況の中、動物に厳しい目が向けられるようになりました。

各動物園に、動物たちを処分せよ、というむごい命令が下ります。

上野動物園にも、東京都から命令が出されました。




ゾウと猛獣を処分せよ。




この非常時に動物園など何の役にも立たない。

どんなに人に慣れた動物でも、空襲時などに暴れだす可能性がある。

そうなれば、治安は乱れ、都民の生命が危険にさらされる。

そんな理由で、毒団子を食べさせられたり、射殺されたりして、たくさんの動物たちが、その命を落としていきました。

最後に残ったのは、ゾウたちです。

彼らは、毒団子だということを敏感に感じ取り、口にしようとしませんでした。

ついに、食べ物を一切与えないこととなりました。

餓死させるのです。

日に日にやせ細り、衰弱していくゾウたち。

ヨロヨロになりながら、後ろ足で立ち、鼻を高く上げ、何度も何度も、バンザイをしたそうです。

バンザイの芸をすれば、ごはんがもらえると思っていたのです。




こうして、動物園から、動物たちが消えてゆきました。

こんなに惨いことは、あるでしょうか。




しかし、戦況悪化の中、国からの命令は、これだけにとどまりませんでした。




とうとう、一般家庭の飼い犬にまで・・・。




全国の都市部を中心に、「犬の供出命令」が出されました。

「供出」というのは、「献納」と同様の意味。

お国のために犬を差し出せ、という命令です。




命令の理由は、以下のように書いてあったそうです。

・犬の毛皮を、戦地で戦う兵隊の防寒用として使う。また、犬の肉を食糧にする。

・医師不足により、狂犬病予防の注射が十分にできない。

・空襲時など、犬が狂いだし、人々に危害を加えるおそれがある。

そういったものでした。




しかし、のちに、本当に毛皮等に使われた犬はわずかではないか、と言われるようになりました。

だとすると、本当の理由は、違うところにあったのではないかと推察します。

「人間がこれほど苦しい生活をしている中で、犬を飼うなど贅沢だ。犬に食わせるものがあれば、人間にまわせ。」

「犬を差し出すことにより、日本国民が一丸となって戦う意識をさらに高める。一億総動員の精神と同じ。」

こういった理由が大きかったのではないかと感じております。




犬を差し出したくないと思った家は当然たくさんありますが、警察に登録している以上、免れることはできません。

また、登録していない犬や、野良犬も、次々に死んでいきました。

町じゅうに、毒団子がしかけられたからです。

犬を逃がそうと、必死に山に放してくる人もいましたが、犬が帰ってきてしまったり、もしくは道の毒団子を食べ、命を落としました。




命令は、地区ごとに日時が決められ、町の広場などの指定場所に連れて来いというものでした。

その広場は、地獄絵図だったと言います。

連れて行かれた犬たちは、その場で端から、角材等で殴り殺されていったのです。




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献納について知るうちに、私の中で、ぴたりと重なるものがありました。

命令により広場に連れて行かれ、殺される運命にあった犬たちと、現代における保健所や愛護センターで、檻に入れられ、処分される運命にある犬たちの姿です。

人間は、何も変わっていない。

そう思いました。

戦争は終わり、日本は豊かになり、時代はこんなに変わったように見えるのに、人間が動物たちにしていることは、あの頃と何一つ変わっていません。




戦争によって犠牲となった動物たち。

どれほどのことがなされたのか、その事実を決して忘れず、語り継いでいかなければなりません。

と同時に、現代における保護犬の存在を、ひとりでも多くの方に知っていただきたいと思います。

悲しい目をした動物たち、辛い目に遭う動物たちがいなくなるよう、心から願ってやみません。




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17日の土曜日、こちらのイベントに参加させていただくことにいたしました。

父ちゃんと一緒に、勉強してまいります。




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「あたしゃ、久々にお留守番だよ。」




今後、世の中は戦争を知らない世代のみとなっていきます。

戦争体験者だけが戦争を語れるわけではありません。

私たちの世代が語ってゆくことこそ、重要な意味を持つのだと思います。



戦争は、過去の問題ではありません。

これからの、私たちの問題です。





          





マリリンは、元気にしておりますよ~!


先日、布団を干したあとに、布団カバーをセットするという役割を担った父ちゃんが、寝室でエンヤコラと任務を遂行していたのですが・・・。

途中で、物音ひとつしなくなったので、おそらくカバーをセットしたら思わずそこでお昼寝に突入しちゃったパターンだろうと、寝室に様子を見に行きました。

ガチャリとドアを開けると、




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こんな。


父ちゃんの布団の真ん中にマリリンが堂々と寝そべり、父ちゃんは布団と布団のすきまに身体をうずめて寝ておりました~ヽ(´ー`)ノ

どんだけの力関係。。。




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「なんか文句ある?」


いえ、別に。。。




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「フンッ! 眠いんだから引っ込んでちょーだい!」


すいやせん。。。

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