今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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ビバ!伊奈町 その2

おかげさまで、マリリンの下痢は、数日で良くなりました。

大雨の日を中心に、影響が出ていたように思います。

昨冬、三か月半にわたる下痢の間は、寒さのみが原因と思われておりましたが、もしかすると、寒さだけでなく、天候、気圧等のちょっとしたきっかけで、神経がやられてしまうようになってきているのかもしれません。

この子の残存神経に、どんな変化が起こっているのでしょう。

てんかんとの付き合い方を教えていただいた、私たちが信頼を寄せております方に、梅雨の時期も心配だね、とのお言葉を頂戴していることもありますので、これからの時期、この子の神経に注意を払ってまいりたいと思います。

日本の四季は素晴らしいけれど、マリリンの神経にとっては、厳しい環境ですかね。



さて、前回の続きです。

3週間ほど前の、元気いっぱいのマリリンをお送りいたします♪



                    



伊奈町のバラ園に遊びに出かけ、ゴキゲンに園内を散策するマリリン。

元気に歩く姿をちやほや誉めそやしながら後を追う、親バカ飼い主2名。

そんなマリリン家の面々をさておいて、この日もっとも注目を集めたのは、もちろん、車いすマリリン号であった。

行く先々で、みなさんの視線を一身に集めるハイテクマシンは、いつものように自在に地面を転がりながら、まんざらでもないらしい様子で、得意げに小回りを披露する。

銀色の車体を艶やかに光らせる彼(彼女?)に対する、こうした注目はいつものことだけれど、伊奈町では、これまで経験したことのないひと時が待っていた。



駐車場から園に入るまでの間、そして園内を散策中も、たくさんの人に声をかけられ、また遠巻きに、恋人同士やご家族の話題になっているようだったが、なんと、360度どこからも、「かわいそ~」が聴こえて来なかったのだ。

このブログにはたびたび綴ってきたけれど、マリリンは、ひとたび外出すれば、どこへ行っても、「かわいそ~!」 「うわぁ…悲惨~」 「なんだってこんなことに…!」などといった言葉を向けられる。

どうやら、マリリンの場合、高齢でもなければ、病を抱えた介護のようにも見えず、つまりは、そうなるはずじゃないのにそうなってしまった状態、みたいなちぐはぐな感じが、イコール不幸というイメージをつくり出し、いっそうこうした言葉を掻き立てるらしい。

何でこんなことに!と顔をしかめる人の内側には、何かしらの事故やミスでこのようなことになったのかという、飼い主の過失なり注意不足なりを問う気持ちが漂っていて、いずれにせよ、本来は負わなくとも良かった苦しみを負わされた犬、といった印象を受けるようだ。

かわいそうなどの言葉を投げかける方々に敢えて話しかけ、会話の中から、その胸のうちを探ってみると、上記のような心理が働いているのだということが、よく伝わって来る。

なるほど言われてみれば、ちぐはぐさに動揺し、悲しみや憤りなどの感情が込み上げ、同情のあまり、瞬発的にあれらの言葉が口を衝いて出るのであろうと、そうした場面に出会うたび、一応の理解に至る。

とは言え、いくら頭で納得してみても、かわいそうだの何だのといった言葉は、やはり、どうしようもなく私たちの胸をしんとさせるのだった。



当然、バラ園に行くのも、ある程度の覚悟を持っていた。

人の目に触れる場所へ行けば行くほど、そういう機会は増えるだろう。

けれども、憔悴を極めた冬を乗り越え、マリリンは、ようやく元気を取り戻したのだ。

彼女とめいっぱい楽しい休日を過ごしたいという思いを、無責任に放たれる言葉のために、どうして諦めることがあろうか。

この子が楽しく過ごせるならば、それでいい――。



そうして、家族だけで一日を楽しむつもりで、バラ園に臨んだ。

が、出だしからの思いがけない展開に、調子が狂い、あやうく全員ですっ転びそうになった。



まず、入場券売り場の女性に温かい言葉をいただき、そのやりとりを見守っていた周囲の方々から、「いってらっしゃ~い!」などと手を振って送り出される。

園内に入ると、四方八方から視線が集まるのだけれど、遠巻きに眺める人たちも、みな一様に、目尻にやさしい皺をにじませ、うんうん、と頷いて。

子どもたちは、意地悪な顔ひとつせず、やんややんやと応援の声をかけてくれる。

どこからともなく、「うわぁ~!」 「ちょっと見て!」などの言葉が聴こえてくるが、同じ言葉でも、いつも掛けられるそれとは、まるでニュアンスが異なった。

いつもは、うわぁ……

この日は、うわぁ

そんな感じ。

誰ひとり、眉間に皺を刻んでドン引きの目を向けたり、黙りこくったまま自らの好奇を満たすまで執拗に見物したり、そんなことはしない。

すれ違う人たちは、わっと目を見開いて、軽い興奮に息を弾ませつつ、

「がんばってるね~!」

「ひゃ~!すごい!がんばれ、がんばれ~!」

「カッコイイ~!」

前向きな言葉の、オンパレード。

私たちの頭は、大混乱。

戸惑いながらも、

「ありがとうございまぁ~す!!」

あちらこちらに、笑顔を向ける。



私 「ねぇ、一度でも、かわいそうとか悲惨とか、聴こえた?」

夫 「いや…聴こえない」

私 「こんな幸せって、ある? この後トンデモナイ仕打ちが待ってたらどうしよう」

夫 「う~ん、否めないね」

この状況を、にわかには受け入れ難い、飼い主2名。

だって、こんなことって、経験になかったんだもの!

思わず、

♪こんなことは~なかったぁ~すこし前まで~は♪

と、吉田拓郎の『リンゴ』を口ずさんでしまった。



休憩を挟みながら、のんびりと園内を散策したが、結局この日、最後まで、ただの一度も、かわいそうを言われなかった……。






「ビバ!伊奈町」



マリ坊は、そりゃあもう、ゴキゲンったらなかった。

明るい応援にいちいち応え、風を切って歩く。

もっとも瞳が輝いたのは、「カッコイイ~!」と言われたときだ。

鼻をツンと上げ、おちょぼ口でおすましし、車いすをリズミカルに振って、なにかモデルウォークのようになっていた。



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「ちょいと奥さん、きいとくれよ! みんながね、明るく声をかけてくれるんだよ。 こんなことって、あるんだねぇ」


ゴキゲンいっぱい、胸いっぱいのマリリン。

そんな彼女の様子に、すっかり浮かれた飼い主2名は、浮かれついでに、バラとマリの記念撮影をすることにした。

車いすごとヨイショと持ち上げ……はい、こっち向いて~!



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「向いたよ」



途端に、テンションがた落ち。

すっと静まり返ってしまった。



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「何かしら、このヤラセ感」



そんなこんなで、バラ園と人々のやさしさを堪能した私たちは、おなかをグウグウ鳴らしながら、ある場所へ向かった。



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以前、こちらの記事で登場していただいた、tack cafeさん。

バラ園のすぐ近くに位置する、マリリンもお気に入りのカフェ。

テラス席が犬OKとなっており、田園風景を見渡せるその空間は、すこぶる居心地が良い。



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「初めてのときは緊張してピョロピョロ鳴いちゃったけどね、今じゃあすっかりアタシの庭なの。 さ、とりあえず、ご飯にしてちょーだい」



犬メニューはないので、お店の方にご許可をいただいてから、持参したマリ用のごはんをあげさせてもらう。

母ちゃんが袋を開けるのに手間取っていると、



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「ねむくって、ねむくって……」


マリ坊が舟を漕いでいた。

バラ園でたくさん遊んだもんね。

ごはん食べたら、ゆっくりおやすみ。



マリのごはんを済ませたところで、人間の食事が登場。



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自家製の野菜が、みずみずしく器を彩り、目もおなかも満たしてくれた。



ふと足もとを覗くと、



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こんな。



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「風に吹かれて、アンニュイ、アンニュイ」


マリリンなりに、何か考え事でもしているのかと思えば、



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「あたしゃ、もう、ねむくって、ねむくって……」


だよね(笑)



こちらのカフェでも、かわいそうだの何だのという言葉は、誰からも向けられなかった。

帰りの車の中で話をしていて気がついたのだけれど、思い返してみれば、これまで幾度も伊奈町を訪れ、ロング散歩を楽しみ、カフェにお邪魔したが、心が沈む思いをしたことは、一度もない。

何だか妙に、身体の奥から力が湧いて来た。

それに鼓舞され、翌日、意気揚々と出かけたら、「かわいそう…」 「うわぁ…」 「なんてひどいこと…」のオンパレードで、いささかげんなりしたのであった。



ビバ!伊奈町 ヽ(´▽`)ノ



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| マリリンの暮らし | 10:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ビバ!伊奈町 その1

絵本『おかえり!ユキ』に、ご興味を持っていただきました方、また、ご予約を賜りました方、本当にありがたく、心より感謝申し上げます。

出版社ホームページからネットでお申込みくださった方には、出版社より確認のメールをお送りしているそうです。

万が一、メールの届いていない方がおられましたら、大変お手数ではございますが、出版社までご連絡くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。



こうした、戦争の絡んだ本や、人間に翻弄される犬たちを描く本は、とかく敬遠されがちであるにも関わらず、お心を寄せてくださる方がいらっしゃることに、深い感謝の念を抱かずにはいられません。

当時のこと、また犬たちを取り巻く現実を、すべての方に知っていただけるようになるには、おそらく、長い年月がかかると思います。

私にどこまでできるか分かりませんが、地道に、伝えてまいります。

知り、学び、そして忘れないことが、きっと動物たちの未来を変えてゆく。

その日が訪れることを、信じたいと思います。





                    





さて、ここからは、マリ坊ちゃんの登場♪

少し前のこと。

とある場所へ、遊びに出かけた。



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「車で、えんやこら来ちゃったよ。 ここはどこ? 公園? なんだか…」



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「いいトコの予感がするぅ~!」



そうだよ~マリリン、いいトコだよ~! 



この日、訪れたのは、伊奈町にある「バラ園」。

咲き誇るバラに囲まれ、犬も一緒にお散歩できるらしい!ってなわけで、はりきって行って来た。



入場券を購入すると、シールを渡され、「よく見える位置に貼ってくださいね~」とのこと。



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父ちゃんの白シャツに、ワッペンの如く貼りつけられて、若干恥ずかしそうなシール。



満開の時期にはまだ少し早かったためか、想像していたより混雑はなく、マリリンも余裕で車いすを乗りまわすことができた。

身体の調子が良いようで、この日はビビリの出番なし。

人々の足音や、はしゃいだ声、響きわたる子どもたちの喚声にも、まるで動じない。

以前の「あたしゃ~ね!」的エバりんぼが、戻ってきてくれた。




「イシシ! バラだって。 食べられるのかねぇ」


獲物を狙うような目は、おやめなさい。



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春の陽光がやさしく降りそそぎ、砂の粒子をきらきらとくすぐって、とってもきれい。

その上を、マリ坊の前足が、さくっさくっとリズミカルに踏みしめる。

冬の間の不調を乗り越え、こうして元気にお出かけすることのできる喜びが、マリ坊の足先からも、車いすの車輪からも、ほとばしってくるようだ。



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青い空へめいっぱいに手を伸ばし、色とりどりのバラが、太陽に向かって咲いていた。



心地良い時間の過ぎゆく中で、バラとマリの写真を撮り、すれ違う人たちと束の間の交流を楽しみ……。

載せたいことはまだまだあるのだけれど、少し体調不良が続いており、また、マリ坊も一昨日からひどい下痢をしているもので、続きは次回ゆっくり書きたいと思います。



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「あたしゃ、自信に満ちあふれちゃったんだよ。 そりゃあもう、あからさまにね!」


| マリリンの暮らし | 09:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『おかえり!ユキ』

本日は、ひとつお知らせがございます。



このたび、私が文を担当させていただきました1冊の絵本が完成し、7月10日に刊行することとなりました。



『おかえり!ユキ』という作品です。



本書は、郷土出版社より刊行されております、語り継ぐ戦争絵本シリーズの15巻目にあたります。

以前、「犬の献納~戦争と動物たち~」と、「語り継いでゆくこと」の記事に綴りました犬の献納をテーマに、現代の保護犬へと思いをつなげた絵本となっております。




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「犬の献納について、絵本の執筆をお願いできないか」



そんなお話をいただいたのは、ずいぶん前のことです。

当時、私などに到底、務まるものではない、とお断り申し上げるつもりでおりました。

けれども、「犬の献納」という言葉がどこか引っかかり、いつまでも胸をざわつかせていました。



お断り申し上げるにしても、調べるだけ調べてみよう。



その日から、少しずつ勉強が始まりました。

それは、想像していた以上に、苦しい作業となりました。

調べれば調べるほど、あまりにむごい事実のかずかずに、圧倒されたのです。

犬たちの恐怖、悲しい叫び、飼い主と引き離される絶望。

それらの強烈なイメージが、心を、頭を、身体じゅうを支配してゆきました。



そうした歴史を追う中で、あるひとつの思いが、胸底からわき上がりました。

戦時中、広場や檻に集められ、殺される運命にあった犬たちと、現代の保健所に収容され、処分される運命にある犬たち。

その姿は、同じなのではないか。

人間に責苦を負わされた犬たちのイメージが、時を駆け抜け、私の中で、悲しい一致を見せたのです。



人間は、何も変わっていない。

平和と言われる時代が訪れ、戦争が過去のものとして流されゆく、そんな今の世の中に、当時と同じ、犬たちの苦しみがある。

犬の献納について多くの方に知っていただくことは、現代の保護犬について知っていただくことにつながるのではないか。

私たちの世代が、語り継いでゆかなければ――。

そんな強い切迫感に突き動かされて、大変僭越ながら筆を執らせていただこうと、気持ちを固めた次第でございます。



戦争絵本シリーズは、若い世代に戦争を身近に感じてもらいたい、という思いからつくられております。

戦争体験者による手記や、史実を伝えるノンフィクションは、あまりに苛酷で、おそろしく、どうしても若い世代には敬遠されがちです。

語り継ごうとする手前で思いが閉ざされてしまうことも、少なくありません。

そういったことから、正確な史実や事実関係を把握した上で、それらを幹とし、作者の創造(想像)の枝葉をつむぎ、戦争を通して人間を描くという本シリーズの企画趣旨に、深く共感いたしました。



今回執筆させていただきました『おかえり!ユキ』も、犬の献納について史実をおさえ、また愛護センターへの取材を経て、フィクションの物語として完成させました。

お子さまに読んでいただけますよう、残酷な描写は避けております。



物語の創作を行ったことのなかった私にとりまして、ここに至るまでは、呻吟を尽くす日々でした。

幾度も壁にぶち当たりながら、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤を繰り返し、長い月日を経て、ようやく思いをかたちにすることができました。



『おかえり!ユキ』の絵につきましては、絵本画家・上原ゆう子先生が、魂を削るようにして描いてくださいました。

その繊細な指先で、ユキをいきいきと躍動させ、作品に命を吹き込んでくださっております。



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本書は、出版社のホームページより、事前予約を受け付けております。

トップページの「ご注文」というところからネットを通じて予約できますほか、電話やFAXでも受け付けているそうです。

価格は、1,600円(税込1,728円)。

7月10日の刊行後、出版社から直接、ご指定のご住所へ発送いたします。

マリリンおなじみのRAINDOGS CAFEさんでも取り扱ってくださっておりますので、お近くの方は、お食事がてら、ぜひそちらもどうぞ。


<追記>

発刊後に本屋さんで買えますか、とのお問い合わせをいくつか頂戴しておりますので、出版社からの伝言を申し添えさせていただきます。

「小社は少部数しか発行できない地方出版社ですので、残念ながら、全国の書店さまに流通できるシステムになっておりません。

たいへん恐縮ではございますが、できましたら、事前にご予約いただけると、発刊後、確実にお手元にお届けすることができます。」

とのことでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。





動物に興味のある人も、そうでない人にも、子どもも大人も、できるだけ多くの方々に、当時の出来事を知っていただき、そこに確かに息づいていた命の存在を感じていただけたら……と願っております。



70年、かたちを変えながら続く彼らの苦しみに、逃げることなく向き合いたい。

戦時下の犬の献納から、現代の保護犬へ――。

本書を執筆するにあたり、私が追い求めたテーマです。



時代を越えて、なお続く、犬たちの思い。

どうか、ひとりでも多くの方々の胸に、届きますように。





| 戦争と犬 | 15:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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3連続ちやほや

GW、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。

マリリン家は、父ちゃんが体調を崩すなどあり、のんびりしておりました。

連休も後半になり、父ちゃんの具合が良くなってきたところで、あらま!ってなことがトントント~ンとありましたので、今日は、そんなお話を。





この日は、たびたびお邪魔させていただいている、プラデジュールサカシタさんへ♪

そう、このブログでも何度か登場しております、りんかちゃんのお店です!(りんかちゃん関連は、「りんかちゃん」のカテゴリーにまとめてあります。)



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で、ですね。

張り切って書きたいところなんですが、2時間以上も楽しいひと時を過ごしておきながら、母ちゃん話に夢中で、写真が一枚もごぜーやせん。

このところはお出かけの記事をあまり書いていないので、まぁ~写真に意識がいっておらず。

そもそもカメラすら忘れることも多いという、体たらくです。

そんなわけで、前回か前々回、りんかちゃんのところへ伺ったときの写真を代わりに載せてもいいですか、はい、そうします。



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りんかちゃんのお店に行くときは、ひと言、電話でご連絡。
(ドッグカフェではないため、席の配慮など諸々のご事情がございますので、犬連れで行かれる方は、事前にご連絡をされたほうが良いと思います。)

今回は、シェフが電話に出てくださり、

「マリリンですが、これから…」

「はいぃぃ~!! お待ちしておりま~す!」

これから行きたいんですが大丈夫でしょうか、と言う間もなく、歓迎してくださいました(笑)



お店の駐車場に着くと同時にうんちをしたマリ坊。

いそいそと車でオムツ交換をしていると、マネージャーさん(りんかちゃんママ)がお店から出て来てくださり、

「今お店にね、マリリンに関係したお客さんがいらしているんですよ」

などと言います。



…はい?

『相棒』の右京さんのような返事で振り返る父ちゃん母ちゃん。

どなただろう?と首を傾げながら、とりあえず店内へ。



そこに待っていてくださったのは、なんとなんと、マリリン出身のペット里親会で活動されているボランティアさんだったのです!

お友達とご一緒に、りんかちゃんのお店でちょうどランチをしていたところだったとか。

その方は、マリリンがシェルターにいた頃とは重なっていないものの、以前シェルターにマリリンを連れて伺った際にお会いしていて、よくご存知でいてくださいました。

「マリリ~~~ン!!!」と大歓迎で迎えられ、あらやだ求められちゃったわってな具合に、お耳ぺったんこで甘えポーズをとるマリ坊。

さっきまで、抱っこする母ちゃんの顔を前足でパンチしていたのに、呆れた外面の良さです。

ちやほやされて、大満足のマリリンでした。



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里親会の方にお会いできるなんて、私たちも、うれしくて、うれしくて。

保護犬のこと、マリリンのこと。

美味しいランチをありがたくいただきながら、話が尽きません。

マリリンが来たばかりの頃のことを、つぶさに思い出し、何とも感慨深いものがありました。



実は父ちゃんは世の中で最も苦手なものが犬だったんですよ、という話に及んだときのこと。

ボランティアさんのお友達ご夫婦の旦那さまが、「自分もそうだったんですよ」と。

やはりトラウマになっている出来事があり、犬がこわくて仕方がなかったんだとか。

けれど、犬と暮らすボランティアさんのお宅にご夫婦で遊びに行くようになって、少しずつ犬に触れられるようになり、苦手意識がなくなって、ついには、犬が慕ってくれることに喜びすら覚えるようになったそうです。

おぉ!

そう言って、父ちゃんは、握手せんばかりに喜んでおりました。

仲間意識を確認し、ここに至るまでの苦労を互いに労り合う、男ふたり。

そんな様子を、「大げさだねぇ」と言わんばかりに、マリリンの冷めた視線が通り過ぎます。



こうして過去の話をしていると、私たち夫婦は、マリリンによって大きく世界が広がったのだと、つくづく思います。

見るものや感じるもの、身体の芯に流れるすべてに、彼女の存在がある。

それは、彼女と出会ったときから、あるいは出会うよりもずっと前から、私たちに用意されていた道なのかもしれません。

たくさんの方々の思いによって、マリリンの命をつないでいただいたことに、改めて、深い感謝の念が込み上げてまいります。



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笑ったり、ジーンとしたり、楽しい時間を過ごしているところへ、もうひとつのサプライズ。

ずっとお会いしたかったご夫婦が、ちょうど私たちのいる時間に、お店へいらしたのです。

「ヨガパンツ」「ゴアパンツ」の専門店である、オリエンタル&エスニック京やさんの店長さんご夫婦。

りんかちゃんのお店の常連さんであり、店内には、いつも素敵な洋服や小物が並べられているんですよ♪

また、ホームページやDMなどのデザイン・制作もされていて、りんかちゃんのお店のホームページも、京やさんが手掛けてらっしゃいます。

この日は、たまたま打ち合わせを兼ねて、お食事に来られたようでした。



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京やさんご夫婦は、マリリンのことをよくご存知で、いつかお会いできたらと思ってくださっていたそうです。

私たちも、りんかちゃんのお店に伺うたび、「京やさんとお会いしたいね、いつか会えるといいな」と話していて、その両者の願いが、このたび叶いました。

マリリンを見るなり、素っ飛んで来て、会えた会えた、かわいいかわいい、と撫でまくり。

先ほどに続き、2度目のちやほやに、マリ坊は、すっかり有頂天です。



奥さまと私は、似ているところがたくさんあり、共鳴するものがございました。

物事の感じ方、抱えてこられた思い、そして、身体のこと。

歩んで来た道はそれぞれなのだけれど、きっと、同じように生きてきた女性なのだろうと、胸の奥の、手の届かない深い場所が、静かに震えて来るのを感じました。

そして、穏やかで多くを語らぬ旦那さまが、奥さまのすべてを我が身に受けとめ、献身的に支えておられます。

奥さまは、旦那さまを信頼し、日々感謝を忘れず……。

そうして寄り添い合い、ともに生きるおふたりに、ある日、神様から贈り物がありました。



一匹の雑種犬が、現れたのです。



ハナちゃんというその子は、迷い犬だったところ、ご夫婦の家族として迎えられました。

パパとママが大好きなハナちゃん。

大きな体躯でのしかかり、パワー全開で遊ぶハナちゃん。

ちょっとひとりの時間をくれませんか、とばかりに、物思いに耽りながら散歩をするハナちゃん。

ハナちゃんは、ショップのスタッフ犬として、活躍してくれていたそうです。

以前、ネットショップのほかに実店舗の営業をされていた頃は、ハナちゃんに会いに来てくださる方も多かったんだとか。

そうして多くの人に愛されながら、4年前、ハナちゃんは、お空へ旅立ちました。

今も、あの子のことを思わない日は、一日もないんです。

そうおっしゃるご夫婦の後ろに、照れたような、困ったような顔をした、ハナちゃんが見えるようでした。

しっぽを揺らし、前足をかけ、パパとママの顔を覗き込んで。



そんなご夫婦ですが、ここで、またまたびっくり。

奥さまは、その子を家族に迎える前、やはり犬がこわくて苦手だったんだとか。

ハナちゃんが来たときには、何をどうしていいやら、途方に暮れたそうです。

旦那さま不在の日中、奥さまは、ちょん、と毛先に触れては飛びのいて、触れては飛びのいて、の繰り返し。

生活をともにする中で、少しずつ、少しずつ、ハナちゃんとの距離が縮まって。

いつしか、かけがえのない存在になっていったのだと、おっしゃっておりました。

ハナちゃんは、敏感な心の持ち主で、ママが調子の悪いときには、いつでも、良くなるまでそばに寄り添い、身体を温めてくれたそうです。



もともとは犬がダメだったんです…という父ちゃんの仲間的な方は、たまに耳にします。

先日一緒に遊んでいただいたお友達の奥さまもそうおっしゃっておりましたし、ほかにも、ちらほらと。

もしかしたら、そういう方は、意外と多いのかもしれません。

一匹の犬の存在により、その恐怖も価値観も、すべてがひっくり返ってしまう。

子どもの柔らかな心ならともかく、すでにほとんど固定されてしまっている大人の価値観を180度変えるって、ものすごいことだと思います。

それを、犬たちは、何ら言葉を使うわけでも計算をするわけでもなく、その存在だけで、やってのけてしまう。

人間には、到底かなわないことでしょう。



すごいね、アンタたち。

そう言って、りんかちゃんとマリ坊を撫でるも、本犬たちは、まったくもって無視。

ま、そういうところがいいです。



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京やさんご夫婦にちやほやされて、ゴキゲンなマリリン。

と、そこへ、マネージャーさんがやって来ました。

「あのね、マリリンのファンの方がいらっしゃいましたよ」



…はい?

再び、右京さんです。



一体どういうことだろう、と思っていると、お店の入り口からまっすぐにこちらへ向かって歩いて来る女性が。

息子さんらしき方も一緒です。

女性は、「あぁ~! ほんとほんと!」と声を上げながら、きらきら瞳を輝かせ、マリリンめがけてまっしぐら。

「もう、すぐ分かったわよ~!!」

そう言って、お耳ぺったんこで迎えるマリリンと触れ合ってくださいました。

りんかちゃんがブログでマリを紹介してくださった際、このブログへ遊びにいらして、以来見守ってくださっているのだそうです。

「ブログ見ていますよ。ちょうど昨日も見たところです」

そうおっしゃっていただき、母ちゃんの頭をよぎったのは、最新の記事、オバマ被害。

は! あ、あの、オバマさんの悪口なんか書いてて、すいません

京やさんの奥さまにブログのことをおっしゃっていただいた際も、咄嗟に頭をめぐったのは、あれやこれやの恥の記録。

好きなことを書かせていただいている一方で、実際に見てくださっている方と出会うと、くだらないことばっか書いててすいません!と思わず謝ってしまいます。



そんな母ちゃんの慌てっぷりなど気にも留めず、マリ坊は、ちやほやに身を任せておりました。

2時間ちょっとの間に、3連続ちやほやですよ。

こりゃ~調子に乗っちゃうぞ。



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「ちやほやされたわ~、アタシ。 かわいがられちゃったわ~」



連休後半に訪れた、サプライズ。

マリリンにとっても、父ちゃん母ちゃんにとっても、幸せ感じるひと時となりました。

こうして、いろいろなところで、いろいろな方々に見守っていただいていることに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

マリ坊、ずっと楽しく、生きてゆこうね。



| りんかちゃん | 10:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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オバマ被害





街はすっかりGWですね。

4月から連休に入っておられる方、明日からお休みの方、違う時期にお休みとるよ~という方も、新年度の疲れが、どどどっと出る頃だと思います、どうぞゆっくりと週末をお過ごしくださいませ♪

うちも、父ちゃんが明日からお休みなので、のんびりしたいと思います。





さて、我が家のマリリン。

天候不順の日や気温が下がったときなど、下痢が若干ぶり返すものの、だいぶ元気になった。

父ちゃん母ちゃんの友人宅へお邪魔し、遠慮なく猫さんにガウるという失態を演じたり、少し遠くまでお出かけしてみたり、お友だちと遊んだり、カフェに行ったり、休日は活発に行動している。

が、冬の間の体調不良により顔を出すようになった極端な臆病は、相変わらず回復の兆しがない。

ずっとそばで観察していると、我が家に来たばかりの頃に見せていた、ザ・保護犬!的な行動が多く見られ、やや昔の性格に戻ってしまっているようだ。

3か月半の下痢の日々は、やはり相当つらいものであったのだろう。

本犬の根っこに潜んでいた不安を、一気に呼び覚ましたものと思われる。



彼女のマイブーム恐怖ランキングベスト10のうち、ここ3週にわたってトップの位置を譲らずにいるのは、何と言っても、飛行機だ。

いや、正確に言うと、飛行機の音であるが、さらに分析すると、飛行機をカミナリと勘違いした音、ということらしい。

遠い彼方に轟く飛行機のエンジン音が、マリ坊には、遠い彼方で暴れまわるカミナリに聴こえ、いつこちらへ来るか来るかと、恐怖に慄いているようである。



怯え方や、その度合いは、夏場の雷鳴発生時と、非常によく似ている。

眉毛はだだ下がり、立っていられないほど全身が震え、また胸にそっと手を当ててみると、フィラリアを経験した身体にヤバイでしょってな具合のトンデモナイ速度でもって、心臓が拍動し続けている。

彼女の身体の中で、ただひとつ冷静に、安定した機能を保っているのは、2つの耳だけ。

いい加減少し休みなさいな、と懇願したくなるほどアンテナ鋭く、常にピーンと空に向かって空中を貫いて、四方八方からあらゆる恐怖を取り込んでいる。

飛行機でスイッチが入っている分、ほかの音にもビンカンで、もう何がどう怖いのか、こちらも混乱してしまう。

シャッターを閉め切り、可能な限り外界の音を遮断するも、だめ。

これが日中ひたすら続く。

夕方になり、飛行機の音が落ち着いて来ると、ふらふらになった身体を横たえ、虚ろな目で警戒を継続しつつ、なんとか2時間ほどの眠りに落ちる。

毎日毎日聴こえる音が、毎日毎日なんら自分に攻撃をして来なかった、ということを、そろそろ学習しておくれ。



そして、とうとう、分離不安も復活した。

とは言っても、スーパーだの病院だのには行かなければならないので、以前取り組んでいた対処法を思い出しながら、何とかなだめて出かける。

で、用事が終わり一目散に帰宅すると、「わ~いヽ(´▽`)ノ 」としか言いようのない光景が広がっている。



母ちゃんも体調がアレなことが多いので、完璧な対応は難しい。

ハァハァ肩で息をしながら鳴き叫ぶマリリンに、十分な安心を与えることも、身体のケアを満足にしてやることもできない不甲斐なさが、朦朧とする頭の芯に、鈍い罪悪感を打ちつける。



一連のこの現象は、どうやら、先日のオバマ大統領の来日に起因するようだ。

オバマさんが来るぞ~、という2日くらい前のことだったと思う。

その頃はまだ、飛行機の音は恐怖ランキングの10位にも入っていなかったはずなのだが、この日、散歩中、低く轟いたその音に、突如怯え始めた。

音がするたびヒンヒン鳴きながら、右往左往の猛ダッシュ。

マリリン号も飛び上がり、車輪を揺らして大暴れ。

しっちゃかめっちゃかのパニックに陥っているところへ、トイプードルを連れた女性が向こうからやって来た。

ワンちゃんも女性も初めて会ったのだけれど、このたびのマリの異常事態に、こちらも冷静さを欠いており、見ず知らずのその飼い主さんにすがりつくようにして、思わず訊ねてしまった。



「ちょいとすみません。今、空の音、聴こえますか?」



飼い主さん、きょとん。



「あ、ほら! ほらほらほら! 今! これです! ぶぉぶぉぶぉって言ってますよね?」

「あぁ~、はいはい」

「あれって何でしょう? 飛行機ですかね?」

「う~ん、ちょっと私も分からないけど、オバマさん来日するから、いつもより多く飛んでるかもしれないですね」



それだ!!

オバマ大統領だ!!



母ちゃんは、濡れ衣の可能性は考えないことにして、あっさり確信に至った。

オバマさんの来日に備え、警備か何か分からないけれど、いつも以上に飛行機的なものが飛んでいて、それらが、びびびーーーん!とマリ坊の恐怖レーダーに触れてしまったのではあるまいか。

推測にすぎないのだが、けれども母ちゃんの頭の中ではすっかり、「オバマさんのやつぅ~!」という扱いになっている。

我が家では、これを、オバマ被害と名付けた。

滞在期間を終え、オバマ大統領が日本を去り、飛行機の飛びっぷりも平常に戻ったように思われるものの、マリ坊の、「ヒコウキコワイ。カミナリナッテル」だけが消去されないまま、現在も継続中だ。

アメリカの大統領来日が、よもや一家庭の犬の平穏を脅かすとは、思いもしなかった。



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「ヒコウキコワイ。 ゼンブコワイ。 ヨノナカ、タイヘンデス」

↑ ブルーくんの家で、ブルーくんのクレートをお借りし、ひと安心♪のマリ坊。





ま。


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こんなイキイキとした姿も見せてくれているので、何とかなるさ。

大丈夫。



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