今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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消えない過去とマリリンのあんよ

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みなさま、こんにちは~♪

寒い日が続きますが、体調はいかがでしょうか。

年末で多忙を極めてらっしゃる方も多いことと思います。

なんとかこの時期を乗り切り、明るい新年を迎えましょうね~!(^^)!

我が家も、マリリンの体調に、より一層の注意を払い、元気に冬を越えてくれますよう、父ちゃんも母ちゃんもがんばります



さてさて、最近のマリリンの様子を、少し♪

朝のひとり遊び中です。



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逆光で暗くなっちゃいましたが、がんばって立ち上がっていたので、思わず撮っちゃいました

母ちゃんと遊んでも全然楽しくないらしいマリリンは、いつもこうして、朝はひとりで遊んでおります(笑)



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お!後ろのあんよ、がんばってるね~!



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折れた背骨から下は、どうしても細いよね

毎日リハビリがんばって、楽しい刺激もたくさん経験して、もっともっと下半身の力をつけようね


昨日、父ちゃんが異例の平日更新をして(笑)、以前から書きたいと思っていたという保護犬の話を書いておりました。

それを受けて、今日は、保護犬を迎えるときの覚悟について、またマリリンのあんよをめぐる思いを書きたいと思います。

保護犬絡みのこういったお話は、多くの方が見てくださるうちに書かないと!なんて、父ちゃんも母ちゃんも焦っちゃって、なんだか駆け込み更新状態

保護犬を迎えてらっしゃる方には、もう聞き飽きたようなお話だと思いますが、保護犬をご存知ない方に少しでも届けばと思っておりますので、お付き合いいただけるとうれしいです。



昨日父ちゃんが書いていたように、保護犬を迎えることは、私たち人間にたくさんの喜びを用意してくれます。

日々、ともに成長し、少しずつ心を開いてくれる喜びは、格別中の格別、例えようのない幸せです。

どうか多くの方が、保護犬を迎えてくださいますように。

悲しい目をした犬たちに家族ができますように。

そう願ってやみません。


ただ、やはり、きちんとした覚悟は持っていなければいけない、と思います。(もちろんこれは、保護犬に限らず、犬を迎える際には絶対的に覚悟が必要ですが)

大げさにとらえることはありませんが、一本ピンと張った揺るぎない覚悟を持っておかなければ、彼らとの生活は難しいと思います。

その子その子によって、個性が違いますので、今回は、ひとつの例として、我が家の話を読んでいただければ幸いです。



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マリリンの日常生活のお世話のことや、我が家に来たばかりの頃のお話、そして、その後どう心を開いていってくれたか、そういったことについては、過去記事で何度か書いておりますので、ここでは省略します。

少し前に、こちらの記事で心の傷について触れましたが、今回は身体の傷のお話です。


何年もの間、どこでどんな風に生きてきたかわからない子を迎えてらっしゃるご家庭の場合、みなさん同じ思いを持ってらっしゃると思いますが、そのワンちゃんと一緒に暮らす中で、様々な心と身体の傷を発見します。

そのたびに、見えない過去を想像し、その子の苦しみをともに背負ってやるのです。



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(保護当時のマリリンより)



こんな小さな身体で、前の飼い主にどんな風に飼われていたんだろう。

保護当時は、今と毛の感じが違うようだけど、外飼いだったのかな。

夏は暑さを軽減し、冬はあったかい毛布を入れてもらっていたかな。

心から安心して眠ることがあったのかな。


身体の弱いマリリン、胃腸炎のときはどうしていたんだろう。

苦しみながら、自然治癒を待つほかなかったの?

背骨が折れて、下半身不随になっても、病院に連れて行ってもらえなかったんだもんね。

胃腸炎の治療なんかしてもらえるはずないよね。


繰り返し名前を呼ばれて、かわいがられたことはある?

マリリンは、なんて名前だったのかな。

人間の腕の中で、一度でも強く抱きしめられただろうか。



こんな切ない思いが込み上げ、過去が気になってしまう理由は、最近の後ろ足のこと。



寒さが影響しているのか、頻繁に足が突っ張ったり、痙攣を起こしたりします。

下半身に感覚がないので、マリリン自身の反応がなく、痛みを伴っているのかどうかは分かりません。

プルプルと言ったものよりも激しい痙攣で、本犬がじっとしていることができないくらいに身体に振動が広がります。

じっくり観察しておりますが、てんかん発作ではないようです。

突っ張る場合も、このまま全身が硬直してしまうんじゃないかと不安になるくらい、ピキーンとなっちゃって。

大抵は、後ろ足のどちらか一方がその状態になります。


今ほど頻繁ではありませんが、前にも時折こういったことがあり、病院で相談しました。

その際は、突っ張ったり痙攣したりしたら、やさしくマッサージして落ち着かせましょう、と言われました。

検査をしてもいいけど、おそらく麻痺から来ている現象だから、はっきりした原因は見つからないと思うよ、とのこと。


なので、この現象が起こると、ゆっくりやさしくマッサージして、なんとか元の状態に戻します。

が、すぐにまた突っ張り&痙攣が起こるので、治まるまで何度もこれを繰り返します。

細く頼りない後ろ足をそっと撫でながら、「お願い、落ち着いて。」と祈るようにマッサージしております。



そんなとき、上記のような過去のことを、どうしても考えてしまうのです。

この子の背骨は、元に戻りません。

折れてから長いこと放置されていたらしく、手術できる時期は、とうに逸してしまいました。



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(ちょっとポッチャリしていたマリリン。毛も今より分厚く、質が違うようです。)


下半身不随であることは、おそらく年を重ねるごとに、身体に様々な現象を引き起こすと思います。

長年にわたって前足だけで生活していれば、当然、健常犬に比べて前足のダメージが出るのも早いでしょう。

そういった目に見える現象だけでなく、通常だったらこうなのに、といった身体の仕組み・バランスが保てないため、目に見えない内側の臓器に影響が出てくる可能性も考えておかねばなりません。


私たちは、マリリンを迎えようと決めたときから、すべて覚悟しているつもりです。

何かあるたびに、動揺してしまうけれど、でも、一本ピンと張った芯の部分が揺らぐことはありません。



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(シェルターにて)


マリリンの場合は、障害から来る身体への影響に対する覚悟が必要です。

また、先日めでたく陰転しましたが、フィラリアとの闘いもありました。

残念ながら、保護犬は、フィラリア陽性の子が少なくありません。

フィラリアについては、ボルバキア治療をぜひひとつの選択肢に入れていただきたいな、と思います。

重度の子でも、この治療での成功例が出ています。

フィラリア以外でも、その子によって、前の飼い主が放置した病気等があるかもしれません。


そういったことすべて、また将来の自分たちの生活に至るまで、相応の覚悟ができたとき、初めて保護犬を迎えることができるのではないかと思います。



一度は、苦しみを味わった子たちです。

絶望に泣いた子たちです。

もう、二度とこんな思いをしてもらいたくない、絶対に幸せになってほしい。

そんな願いから、保護団体さんの多くは、厳しい譲渡条件を設けております。

そんな条件に、腹を立てる方が多いことも存じております。

「せっかく引き取ってやろうと思ったのに。」

「もらってほしいんでしょ?だったら、条件なんかつけてる場合じゃないと思うけど。」

そんな声を、何度か耳にしたことがあります。

この子たちが背負ってきた苦しみを、考えてあげてください。

どうか、「もらってあげる」という意識ではなく、「この子と家族になりたい」という気持ちで、保護犬を迎えていただきたいと切に願います。



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(シェルターで、人間のやさしさを知りました)


マリリンは、きっと、とびきりの幸せやとびきりの暮らしなんか望んでいなかったと思います。

でも、せめて、強烈な苦しみは味わいたくなかったはずです。


背骨が折れたときの痛みと絶望は、どれほどのものだったでしょう。

その後、放っておかれて、腰から下の感覚がなくなり、飼い主を見つめて何を思ったろうね。

おしっこもうんちも自分の意思に反して出ちゃうようになって、厄介がられちゃったかな。

うちに来た頃、ひたすら水を飲むことを遠慮して、ビクビク震えながら顔色ばかり窺っていたもんね。

おしっこがあまり出ないように、お水を飲んだら怒られちゃったのかな。

それでも、必死に飼い主にすがりついて、愛されようとしたんだろうね。

ぼろぼろの身体で、たくさんの恐怖に怯えながら。



そして、ある日、ついにひとりぼっちになった。



路上?それとも、飼い主によるセンター持ち込みだった?

真冬にそんな仕打ちを受けて、それでもきっと飼い主を思っていたんだろうね。

ピーピーキューキュー鳴きながら、下半身を引きずって飼い主を探し求めたかと思うと、やりきれないよ。



本当に、よく生きてくれたね。

がんばって生きてくれた。

生きて、父ちゃんと母ちゃんに出会ってくれた。


ほんとは、もっと早く出会いたかったよ。

犬にとっての5~8年、長いもの

一日でも早く出会いたかった。

マリリンったら、いま一体いくつなのさ。



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でも。

マリリンはいつも前向き。

自分の身体も運命も受け入れ、その上で、今を精一杯生きようとしています。

悟りの境地を開いた仙人みたいだね(笑)

なんて茶化すほど、その目は静かです。


よ~し!


一緒に楽しく生きていこう、マリリン!

あんよの異常が頻繁になって、ちょっぴり切なくなっちゃう時もあるけど、父ちゃんも母ちゃんも、元気にマリリンを支えていくからね♪

折れた背骨が元に戻ることはないけど、マリリンがそれを何ら悲観しないから、私たちも悲観しない。

だって、車いすがあるから、日常生活はな~んにも不自由していないもんね

20歳目指して、残された犬生を思いきり駆け抜けよう!

堂々と、力いっぱい。

その目で見てきた過去は、父ちゃんと母ちゃんがのみ込んであげるから♪

ね、マリリン



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「じゃあ、今すぐのみ込んでください。」

え!?

ま、任せて・・・(@_@;)



読んでくださって、ありがとうございます。

長い記事になってしまって、すみません
どうしても感情が先に出てしまって、父ちゃんのように分かりやすく書けず、申し訳ないです。
覚悟について書くつもりが、最終的に、捨てる飼い主ふざけんな的な話になってしまいました(笑)

つらい思いをしてきた保護犬たち。
その子の過去も、病気も、トラウマも、ぜ~んぶひっくるめて受け入れてくれる家族が、1匹1匹にできますように。
ともに生きれば、人生で経験したことのない幸せを感じさせてくれるでしょう。
犬も人も、みんなで幸せになっちゃおう!
そう願っております。

後ろ足は、今よりもっと突っ張り&痙攣がひどくなってきたら、また病院に行ってみようか・・・とも思っておりますが、ただ、本当はあまり病院には連れて行きたくないんですよね。
フィラリアの病院も、内容を考えれば、この子の負担は大変なものだったでしょうから、検査、検査でこれ以上苦しめたくない思いがあって。
できるだけ負担は軽くしてやりたい。

内臓の病気などはもちろん治療しなければなりませんが、それ以外の、障害や老いに伴う現象といったものは、自然のままに受け入れて、ともに静かに年を重ねていきたいと思っております。

この子がこれからの犬生を、楽しく生きていかれること、それを一番の目標に、一日一日大事に生きてゆきます。

前向きに生きるマリリンと、教えられてばかりの未熟な父ちゃん母ちゃんを、今後ともどうぞ見守ってやってくださいませ。

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| 保護犬のこと | 08:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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