今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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クオリティ・オブ・ライフ

みなさま、こんにちは~!

つい先日新しい年を迎えたと思ったら、もう2月もすぐそこ。

こんな感じで、またあっという間に1年が過ぎてしまいそうなので、一日一日、いや一瞬一瞬、マリリンとの時間を大事にしたいな、と改めて感じております、今日この頃。


さてさて、みなさまは、初詣に行かれましたか?

きっと、10日頃までに済ませてらっしゃる方が多いんじゃないかと思いますが、マリリン家は、先日やっと行ってまいりました。

マリリンはお留守番。

ピーピー、ギャーギャー、ギョインギョインと猛抗議しておりましたが、すぐに帰ってくることを約束して、出発です。




埼玉に越して来てから、毎年お世話になっている神社です。



CIMG5285_R3.jpg
昨年のお礼をお伝えして、今年もみんなが元気に暮らせるよう、お願いをしました。


こちらの神社に初めて訪れた3年前のお正月は、まだマリリンと出会う前でした。

その後、ジャスト5kgの大事な存在が家族に加わることにより、彼女についてのお願い事が増え、年々、お参り時間が長くなっている父ちゃん母ちゃんです

お賽銭を入れ、静かに手を合わせ、昨年のお礼をお伝えすると、さあ本題!とばかりに、あれやこれやお願いが始まります。

手を合わせたまま、頭をめぐる様々な思いをブツブツと唱え、「わわ、こりゃかなり長いことお話しちゃったな」と思いながら目を開けると、隣の父ちゃんがまだブツブツ言ってました(笑)

シンプルに言えば、みんな健康に暮らせるように、ということなのですが、マリリンについては、ついつい細かいことまで浮かんで、止まらなくなるのです。

神様を困惑させてしまったかもしれません



私たちが、マリリンについて、病気のないようにということ以外に強く願うのは、彼女が充実した犬生を送れるように、ということ。

過去を忘れ、笑って過ごしてほしい。

たとえ背骨が折れたままでも、下半身の感覚が戻らなくても、その姿すべてが、マリリンの姿です。

いつまでも車いすでイキイキと走り、楽しい犬生をまっとうしてもらいたい。

そう願っております。



先日、今年の目標の記事で、マリリンには、これからはなるべく頑張ることはさせたくない、と書きました。

昨年のフィラリア治療だけは、頑張ってもらいましたが。

これについても、当初、かなり悩みました。

フィラリアの場合は、日に日に進行してしまうことと、直接命に関わる病気であること、そして、治療後には明るい未来が見えそうだということ。

それらと、数か月投薬をがんばってもらう負担をてんびんにかけ、様々な検討を重ねた結果、治療に挑戦する決意をしました。

父ちゃん母ちゃんの思いを受け入れ、がんばり抜いてくれたマリリン。

もう、それで十分だと思っております。

あんよのこと、背骨のことについては、積極的な治療は望んでおりません。


なぜこんなことを書くのかと言いますと、マリリンのあんよや背骨について、ブログにご意見を頂戴するもので・・・。

最近はあまりありませんが、以前、度々ご意見をいただいておりました。

「背骨について、手術はできない状態だということだけど、マリリンのこの痛々しい姿を見れば、ふつうは諦めるなんてできないのでは?」

「こんな状態でも、人間の医療のようにゴッドハンドで手術してくれるような名医が、どこかにはいるかもしれない。自分なら、全国の名医を渡り歩いてでも治してあげる。」

「障害を甘んじて受け入れるなど、飼い主のエゴ。4本足で歩けるようになるためにあらゆる手を尽くすべきと思う。早く元に戻してあげてほしい。」



いろいろなご意見を頂戴してまいりました。

マリリンのことを考えておっしゃっていただくご意見は、おっしゃる通りと思うことがたくさんございます。

マリリンの背骨とあんよを受け入れ、積極的な行為をせずにいる私たちに苛立つお気持ちも、想像できております。


私たちも、いつも、悩みの中で生きています。

何がこの子にとって、一番幸せなことなのか。

ずっと考えております。


その中で、ひとつだけ、揺らぐことのないある思いがございます。

私たちがマリリンを迎えてから、彼女と暮らす中で、拠り所とするようになったひとつの言葉。


「quality of life(クオリティ・オブ・ライフ)」です。


医療において、よくQOLと言われているこの言葉、ご存知の方もいらっしゃることと思います。


wikipediaに書かれております説明を載せさせてください。

QOL に対する取り組みは医療の歴史とともに発展してきた。

医療は人を見るものであり医学は病気を見るものだとする考え方があったが、医療も科学的側面が強くなり、「病気は治ったが患者は死んだ」という状態が問題となった。

現状、長期療養を要する疾患、ならびに消耗の激しい疾患や進行性の疾患では、いたずらな延命治療、患者への侵襲が激しい治療を継続することによって、患者が自らの理想とする生き方、もしくは社会的にみて「人間らしい生活」と考える生活が実現できないことが自覚された。

このような状況を「QOL (生活の質)が低下する」と呼んでいる。

これに対して、患者が自身の尊厳をより保ち得る生活の実現を目的とした援助が重要であるという考え方が生じたのである。

これを「QOL(生活の質)を維持する、向上させる」などという。




この思いは、もともと私たち夫婦の中にあった考え方ですが、マリリンと生活する中で、彼女の生き方を見つめ、より強く抱くようになった思いです。

彼女の下半身不随は、直接的に命に関わるものではないので、延命治療などの話とは少し違うのですが、彼女の背骨やあんよのことについても、私たちはこのQOLを大事にしたいと思っております。


犬の寿命は、人間に比べたら、長いとは言えません。

だからこそ、楽しく、充実した犬生をまっとうできるように、それをいつも考えます。

不可能と言われる手術であっても、一縷の希望を持って、全国の名医を探して歩くのもひとつかもしれません。

でも、私たちは、マリリンを見ていて、彼女はそれを望んでいない、と思うのです。

飼い主のエゴと言われればそれまでですが、ひまわりのような笑顔で楽しそうに車いすをかっ飛ばすマリリン、後ろ足をほったらかしにして大爆笑しながら家の中を駆けまわるマリリンを見ていて、どうしても、思えないのです。

これから残された犬生、彼女が背骨とあんよを治すことに費やしていきたいと望んでいるようには。


少なくとも、私たちから見れば、彼女は自分の身体を受け入れ、その上で強くたくましく、そして楽しく生きていこうとしているように感じます。

また、以前も書きましたが、私たち自身も、彼女の今の身体が、本来の姿でない、と思ったことは一度もありません。

どんな状態であろうとも、マリリンはマリリンです。

もちろん、折れて重なり合いながらくっついてしまった背骨がまっすぐに治り、神経も回復し、もともとはそうであったように4本足で歩くことができたら、どんなにか素晴らしいことだと思います。

でも、一番大事にしたいのは、マリリン自身のQOLです。



特に、この子の場合、5~8歳まで、過酷な半生を、十分すぎるほど「がんばって」生き抜いてまいりました。

私たちの子となり、「マリリン」として生き始めてからも、フィラリアと「がんばって」闘ってきました。

そしてもうすでに、シニアに入る年齢になってきております。

これから残された犬生は、できるだけ穏やかに、楽しく生きてもらいたいと願っております。

父ちゃん母ちゃんにとって、それが一番の願いです。

ですので、楽しみながらのリハビリや、足の血流を良くするための運動など、マリリンと楽しめることはどんどんやっていきたいと思いますが、大きなリスクを伴う処置等は考えておりません。

どうか、私たちの思いを感じていただけたら、心からうれしく思います。



さてさて、何の話だったかな?

そうだ、初詣でした♪

父ちゃん母ちゃんは、マリリンのことをたくさんお願いし、神様を辟易させてしまったと思いますので、最後には、ちゃ~んと、「まあ全部まとめれば、元気に楽しく過ごせますようにってことです。」と簡潔にお願いしておきました(笑)



そして、急いで家に帰ると・・・



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「はひ~ん!!」


いました、いました、大暴れの痕跡を残した犬が(笑)



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「ちょいとーーー!! 置き去りにしたわねーーー!!」



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「早く出さんかーーーい!!」



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「父ちゃん・・・寂しかった。」



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「何でもいいから、早く出してーーー!!」


んも~、弾丸のような勢いで、暴れまわります


はいはい、じゃあ今出してあげるからね。



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「ありゃ? 何かイヤな感じ・・・。」



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「ぎゃー!!母ちゃんじゃないか! あたしゃ、父ちゃんを指名したんだよ~!!」

まあまあ、いいじゃないの



CIMG5335_R3.jpg
「クオリティ」



CIMG5336_R3.jpg
「オブ」



CIMG5339_R3.jpg
「ライフ」



CIMG5342_R3.jpg
「・・・・・・って何じゃそりゃ~!!」



CIMG5344_R3.jpg
「どよ~ん。。。」



CIMG5345_R3.jpg
「あたしの生活の質は、こんなんじゃありません。」


母ちゃんの抱っこに、げんなり。

この後、父ちゃんに抱っこされ、ぱぁ~っと笑顔が花開くマリリンでありました~。

その満開の笑顔写真は、悔しいんで載せません(笑)

| あんよのこと | 07:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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