今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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ハイドロセラピー1 ~マリリン、セルフ手術をしていた!?の巻~

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「きゃは~!お出かけよ~!」



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「平日のお出かけって、久しぶり~♪」


水曜日。

朝からよく晴れたこの日、マリリン家は午後からお出かけをしました。

父ちゃんも、この日のために仕事をがんばってくれたので、丸一日お休みをいただくことができ、家族全員のお出かけです!

マリリンはもちろんのこと、父ちゃん母ちゃんもウキウキ

マリリンは、いつもより長めの車になりそうだと感じとっているようで、すっかりドライブを楽しむモード、全開です!

大きなトラックが横を通ると、おおげさに驚いて目をパチクリさせてみたり、気持ち良く広がる青空を仰いだりしながら、まさに「ルンルン」というような気持ちを全身から発しておりました



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「あぁ~!気持ちいいわね~! こうやって長く走ると、狭山の病院を思い出すけど、陰転したんだから今日は病院じゃないよね♪」



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「ねーねー母ちゃん! 今からどこ行くの~? 美味しいもの~?」


ん?

マリリンのプールだよ♪




「は・・・!? プール? あたしが泳いじゃうワケ?」


そうそう、泳いじゃうワケ



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「ちょいと。。。このあたしが泳げると思う?父ちゃんと母ちゃんの娘だよ。。。」


ポカーンとするマリリンを乗せて、車は首都高を抜け・・・



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フジテレビが見えてきました。


さあ、着きましたよ~!

お台場です♪

今回、マリリンがお世話になる施設が、ここお台場にある、「綱吉の湯」。

ハイドロセラピーにチャレンジするため、やってまいりました!(ハイドロセラピーについては、今年の目標の記事をご覧くださいませ)



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人間用の、「大江戸温泉物語」という温泉施設の隣に、犬用温泉施設として、「綱吉の湯」があります。

お台場なんてシャレたところに縁のないマリリン家は、なんだかおのぼりさん状態で、キョロキョロ。

うっかり本来の目的を忘れ、観光しそうになりました


さあ、予約の時間はまだだけど、ひとまず中へ入ってみましょうか



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「ちわーーーっす!」


温泉の匂いがふわりと漂い、あぁ、待ちに待ったこのときが来たんだな、と実感。

予約の時間になるまで、ロビーを見学しながら、待つことに。

身体に良いおやつや、犬の介護用品がたくさん置いてありました。

やはり、麻痺のあるワンちゃんが多く訪れるのでしょうか



マリリンはと言うと・・・



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ド・緊・張 (笑)

これから何が待っているのか、ビクビクしております。

マリリ~ン、大丈夫だよ~!

きっとね、すっごく楽しいよ!

マリリンが嫌なことは絶対しない。

もし、嫌な気持ちになったら、今日は帰ればいいんだから

そう言って母ちゃんが撫でるも、


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「それ、ほんとぉ~??」

疑いの目です


と、ここで。


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マリリンが思いっきり首をのばして、ピョロピョロ鳴きはじめました!


何かと思ったら、マリリンの前に診てもらっていたゴールデンさんのママを見つめ、猛アピールしていたのです

すると、手があいたところで、ゴールデンさんのママが来て、撫でてくださいました~!

今日が初めてなんです・・・と言うと、いろいろ教えてくださって、マリリンの緊張をほぐしていただいちゃいました♪

「うちはね、もう7年通っているの。

7年前はぜんぜん動けなかったけど、今はね、ほら見て!スタスタ歩いちゃうの!」

そう話しながらママさんが視線を向けた先には、何の違和感もなくロビーを歩きまわるゴールデンさんがいました

ここに通って良かったという思いをいろいろお話してくださって、私たちもうれしくなり、一気にワクワクモードに


楽しみだね~!なんて話していると・・・


マリリンさ~ん!


あ、呼ばれました!


おっしゃ~、行くぞ!



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「先生、はじめまして。 マリリンです。 このたびは、おてやわらかにお願いしますです。。。」


カチンコチンになりながらも、ちゃんとご挨拶できました♪



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先生は、50代くらいの女性で、その道では有名な方。

事前に調べたところ、動物のリハビリ第一人者の先生なんですって

普段は、名古屋の動物整形外科病院(整形外科に特化した病院は、全国でここだけみたいです)にいらして、そこで、たくさんの動物たちを診ておられます。

で、1~2か月に1度、この綱吉の湯まで来てくださっているんです。

麻痺を抱えたワンちゃんたちが、この先生に診ていただこうと、遠方からもいらっしゃるようですよ♪


リハビリ第一人者!なんて聞いていたものだから、指導がキビシイのかと思い、若干ビクビクしていた父ちゃん母ちゃん。

ほら、犬にはやさしいけど、飼い主には容赦しない鬼教官になります的な・・・


が!

めっちゃやさしい~~~!!


最初、ロビーでほかの方と話してらっしゃるときなんか、まさか先生だとは思いもよらず。

だって、会話がこんななんですもの。

「○○ちゃんの目の前でおやつをこうやって持ってたらさ、こんな顔で、『それ、ボクのですか?』なんてキョトキョトしてるの~!!かわいいでしょ~!!」


・・・ね?(笑)


えらい先生の雰囲気がゼロで、ものすごく気さくなんです♪

んも~、犬好きオーラが満載!

マリリンのこともかわいがってくださり、一気に和やかムードになりました

これはもしや素晴らしい先生なんじゃないか、という予感で、早くも胸がいっぱいです。




ご挨拶後、まずは、マリリンの身体の状態を確認しました。

かかりつけ医からいただいてきた背骨のレントゲンデータを見ながら、手でいろいろとチェックします。



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「ぎゃー! 何すんのさ!」



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「みんなで寄ってたかって!」



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「た~すけて~~~!!」

先生のほかにも、助手?の方、そして女性スタッフさんが2人ついて、全員でマリリンの身体を診ます。

助手の方はもちろんのこと、スタッフさんも、下半身麻痺のベテランといった感じで、驚きました。

実際にプールで泳ぐときには、先生ではなくスタッフさんが犬と一緒に入るようです♪

先生が細かく指導したり、飼い主さんに説明したりしながら、その横で、スタッフさんと犬が泳ぎます。

なんだか、「専門集団!」といった感じでとても素敵でした



最初は、3~4人に囲まれてあちらこちらを触られたことにお怒り気味のマリリンさんでしたが、こわいことや痛いことをされるんじゃないとわかったら、すっかり安心して、身体を預けておりました



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「ねーねー、先生とあたし、多分同年代だよね。 最近ど~お? 調子いい?」



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「しっぽ持たれたって、あたしゃ、全然わかんないんだよねぇ。」


そんな様子のマリリンでしたが、先生がしっぽのポイント部分を刺激すると、ブンブンブンブン反応があったもんだから、さあ大変!

「どうしちゃったのさ!」と言わんばかりに自分のしっぽを振り返り振り返りして、目を白黒させておりました。

しっぽも、「反射」によって、大きな反応が出るようです。



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「はぁ~びっくりした~! お尻に何かいるのかと思ったわよ。」


そして、今度は寝転がり、後ろ足の反射の具合を調べます。



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先生による少しの刺激で、ビクーンビクーンと動きましたよ


さあ、ひと通り診ていただいたところで、先生から、診断結果のご説明です

お話くださったことを、ひとつひとつ書きたいのですが、いつもこんなとき、背骨の説明が言葉だと難しくてうまくできず・・・。

なので、とうとう、母ちゃん絵を描いちゃいました。



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これです。

パソコンで絵を描くとか、描いた絵を読み込むとか、そういうこと一切わからないので、絵を描いてそれをデジカメで撮るという原始的方法で載せました。

母ちゃんが天才画伯ぶりを発揮しちゃっていることについては、どうか、何事もなかったかのように通り過ぎてやってくださいましーーー(笑)


背骨が折れているところをAと呼びます。

Aの部分をレントゲンで見ると、背骨は、右上の絵のようになっています。

この絵を使いながら、まとめてみますね。



まず、背骨と神経のこと。

ここまで折れるというのはあまりなく、やはり相当大きな損傷と言える。

神経は、おそらくAの部分で完全に断裂しているため、上半身と下半身の連絡ができない。

本来、こうして背骨が折れると、動くたびにAの部分がギシギシと擦れて、その都度かなりの痛みがある。

下半身には神経はつながっていなくても、Aの部分はちょうど境目なので、神経がある程度働いている場合があり、そうすると、ギシギシ背骨がずれるたび、かなりの痛みを感じる。

また、頻繁にAの部分がギシギシずれていたのでは、ほかにもどんどん影響を及ぼしてしまう。

そのため、必ず手術が必要になってくる。

Aの位置をなおし、コンクリ等の器具を入れ、つないだ背骨がずれないように固める手術となる。

そのようにして、身体を動かしても良い状態になったところで、初めて、リハビリなどを開始するのが通常パターン。


しかし。


マリリンの場合、折れた部分が上下に重なってしまってはいるものの、何はともあれ、折れてから放置されている間に、骨の組織がくっつき、良くも悪くも完全に固定されている。

良くも悪くもの「悪くも」については、やはり重ならずにきちんと骨をつなげて固定できていれば、もう少し良い状態になったはず、ということ。


でも、お話を伺っていると、良くも悪くもの「良くも」の要素がとても大きいことがわかりました!

ガッチリ固定されているので、身体を動かしてもギシギシ背骨がずれることがないし、そのため、A部分に痛みもない。


そして、先生が、驚くべきことをおっしゃいました。

「この子はね~、重なっているのは残念だけど、とにもかくにも固定しているっていうのが素晴らしい幸運よね。

今さら、このくっついた部分を切り離して再度きちんとつなぎ合わせるなんて手術はしなくていいし、できません。

というより、もうすでに、手術しちゃった感じ。

それも、自分でね♪」



・・・・・・は!?

自分で手術!?



折れてからどのくらい放置されたかわからないけど、マリ坊ったら、放置されている間に、骨をくっつけて固定するという手術を、自らの身体の中でやっていたようです

なんじゃそりゃ~!


セルフ手術ってことかい!?


マリ坊ったら・・・

セルフ手術という異例の事態に思わずふき出しつつ、なんだか胸が熱くなってしまいました。

生きたかったんだね。

マリリンの心が生きたいと思っただけでなく、マリリンの身体も、生きたいと思ったんだね、きっと。

深い絶望を経験してもなお、生きたい!と思い、こうして精いっぱい生きのびてくれたことに、ありがとうの気持ちでいっぱいです

痛みがなくなって、本当に良かった・・・。



そして、この後も、先生の診断は続きます。

次回は、マリリンの反射のお話を書きたいと思います♪


写真と動画の整理をしてみたところ、おそらく今回を入れて4回くらいにわたる記事になってしまうと思います

先生のお話がびっくりするくらいの情報てんこもりだったのと、はじめてのセラピーであれやこれや記録しておきたいことがあるもので、どうしても長くなっちゃいそうで

よろしければ、のんびりとお付き合いくださいまし~



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「えへへ。次回はね、あたしにとって、思ってもみない、うれしいお話です。」

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