今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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ハイドロセラピー2 ~マリリンを太らせろ!の巻~

マリリンの背骨の歴史について、温かいコメントをいただき、本当にありがとうございます

どうやってこのブログを見つけてくださるのか分かりませんが、ここ最近は、はじめましての方もいらっしゃるようで、とてもうれしく思っております。

そして、以前からマリリンを見守ってくださっている方、心より感謝申し上げます。

ブログを始めた頃に比べ、マリ坊は、着実にたくましくなってきております!

今回のセラピーも、父ちゃん母ちゃんは、ぼーっと見ているだけ。

マリリン自身が、自分の手で新しい世界の扉を開こうとしているようです!(^^)!



それでは、ハイドロセラピーの続きを書いていきたいと思います。



前回の記事では、マリリンのセルフ手術について書きました。

先生は、背骨と神経の状態の説明を終えると、今度は、「反射」について教えてくださいました




「これ、なんですの。。。人間って、みんな意味不明だぁね。」


いつも、オムツを替えるときに、マリリンはこの体勢でじっとしているので、彼女にとって、横になり何かをされる時間はお手のもの♪

スタッフのお姉さんに笑われるほど、微動だにしませんでした


先生が、後ろ足のポイントを刺激すると、見事にビクーンと反応します!

その反応が、「反射」です。


ちょいとここで、またもや母ちゃんの変な絵を使いますね。



CIMG7344_R3.jpg



マリリンの神経は、Aの部分で、ほぼ断裂状態。

上半身と下半身の連絡はないため、脳からの指令は後ろ足に届きません。

よって、下半身は、本犬としては、何の感覚もありません。

けれど、下半身の神経がすべて死んでしまっているかと言うと、そうではなく、あくまでもAの部分でスパンと断裂しているだけで、後ろ足自身の色々な働きは、まだ残っているものと思われます。

そこで登場するのが、脳からの指令とは別に、無意識で動かせる「反射」という身体の仕組みです。

後ろ足の水かき部分やしっぽにポイントがあり、そこを、ピッピッと手で刺激すると、ビクーンと後ろ足が伸縮します。

これは、イメージとしては、人間の「かっけ」のような感じ。

スコーンと膝を叩くと、無意識に足が持ち上がりますよね。

同じような反応が、犬の「反射」です。

刺激により右足が伸びると、左足が縮み、左足が伸びると、右足が縮む、といった具合に、交互になるので、反射を鍛えれば、無意識の中ではあるものの、前に進もうという気持ちによって歩ける・・・といった状態になります。

すごいですよね~、犬の身体。

神秘です


マリリンは、この2年で、知らないうちに反射を鍛え、立ち上がり、ヨタヨタ歩くようになっていたというわけです。


また、先生が驚いてらっしゃいました。

「この子、気持ちが強い子ですね~。この反射の力はすごいですよ。かなり強いです。」


いや~、気持ちって言うと聞こえがいいけど、マリ坊の場合、気合って感じかも

気合で生きているタイプの犬だと思うので、なんだかよくわからないけど、ど根性で自らの反射を鍛え上げた可能性はあると思います。


反射が強いというお言葉をお聞きして、やったぁ~!なんて喜んだ父ちゃん母ちゃんでしたが、そこへ、冷静なひと言。

「いや、反射が強すぎます。」


・・・・・・え?


強すぎるって・・・いいことじゃないの・・・?

マリ坊、気合入れすぎちまったか


「こうしてすでに十分な反射が出ていること自体は素晴らしいのですが、ただ、強すぎてもだめなんです。」


そうおっしゃった先生のお話は、こうです。


反射が強いと、どうしても後ろ足が跳ねてしまう。

歩くというより、後ろ足がジャンプしながら進むような状態になる。

後ろ足が浮き上がるため、結果的に、逆立ちをしてしまうことが増える。



なるほど~。

確かに、マリリンは頻繁に後ろ足が浮いて、逆立ちのような格好になります。

前足の筋肉が鍛えられている分、そこにすべての体重がかかってしまいます。

もう少し重心を後ろに持っていき、バランス良く体重をかけるようにしなければならないそうです。

よって、問題は、あり余った反射 (笑) を、どうコントロールするか。


そのカギは・・・


なんと、体重でした~!!


先生に、マリリンは痩せすぎです、とズバリ言われました。

我が家に来た頃から、前足の負担軽減のため、体重は少ないほうがいい、と言われてまいりました。

5㎏程度を維持するのが良いんじゃないか、ということで、これまでずっと太らないように気をつけてきたので、意外なお言葉に、私たちは、きょとん。

これまでの経緯をお話したところ、先生がおっしゃるには、最初の段階はそれでいいんです、とのこと。

下半身不随になったら、まず、前足だけで起き上がり、動けるようにならないといけない。

だから、最初にガクンと体重を落とす必要がある。

で、ある程度反射を使って立ち上がれるようになったら、今度は少し体重を増やす。

そうすると、鍛えられてきた反射を適度におさえ、コントロールできるようになる。

マリリンは、これほど強い反射が出ているから、もうとっくに体重を増やす段階に入っている。

今の5㎏では、あまりに軽すぎる。

体重が増えれば、お尻にも重みがかかることでバランスがとれ、反射をコントロールし、格段に安定する。

そんなお話でした。



栄養物質を運ぶ神経も届いていないため、後ろ足そのものは太ることはできないけど、身体を太らせることで、下半身がしっかりしてくるのだそうです。

先生が以前診た柴ちゃんも、ちょうどマリリンと程度が似ていて、同じような状態だったけれど、反射を鍛えたのちに体重を増やしたところ、歩行が安定し、みるみるうちに歩けるようになっちゃったんですって

どうしても後ろ足を擦る瞬間はあるので、ケガ防止のために今もお散歩は車いすだそうですが、屋内のカーペットの上なんかでは、車いすなしでびっくりするくらいスタスタ歩いているそうですよ~!


で、先生のご判断によると、マリリンはもともと8㎏程度の犬だったと推測できるから、最高7㎏くらいまでは増やしていいとのこと。

もちろん、時間をかけて、徐々に、ですが。

どのくらいまで増やそうか・・・。

歩行には7㎏くらいを目指すのがいいのだと思いますが、いろいろな要素を考え合わせたとき、7㎏までいっちゃうのはこわい、というのが、私たちの気持ちです。

マリリンの場合は、歩けるようになることよりも、障害とうまくつきあい、元気を維持することを目標にしているということもあります。

なので、前足の負担や身体の状態を見ながら、ひとまず6㎏弱を目安に、少~しずつ増やしていきたいと思っております。


ちょいと~、マリリン!!

やったじゃん!!

もっと食べたいっていうアンタの夢、かなっちゃうよ~!(^^)!



CIMG7193_R3.jpg
「きゃは~、ほんと~!? ほんとに食べていいの!?」



CIMG7219_R3.jpg
「先生、うちの父ちゃん母ちゃんに素晴らしい助言をしてくれて、ありがとう! いっぱいごはん食べていいなんて、先生は、あたしの恩人だよ。」


ごはん食べていいんだって~!と話した途端、明らかにテンションが上がったマリリンでした




最後に、先生からもうひとつアドバイス。

それは、圧迫排尿を覚えましょう、ということ。

マリリンは、今、たまってくると自然に流れ出る、いわゆる垂れ流しという状態です。

下半身が麻痺している子は、みんながみんな同じではありません。

垂れ流しの子もいれば、まったく自分では出すことのできない子もいます。

私たちは、これまで、まったく自分では出すことのできない子についてのみ、圧迫排尿というやり方で介助するのだと思っておりました。

が。

圧迫排尿は、膀胱炎予防のためにも、垂れ流しの子もやったほうがいい、とのこと。

先生とスタッフの方が実践してくださいました。



セラピーの前に、わりと多めにおしっこが出たので、今はもう出ないんじゃないかと思っていたのですが、かなり出ました。

最後の方は、すごく濃い感じ。

膀胱に長時間たまったその濃いおしっこから、細菌が繁殖し、膀胱炎になるそうです。

なので、できる限りきちんと出してあげたほうがいい、とのことでした。


また、膀胱炎予防のほかにも、良いことがあるようです。

それは、かなりの時間、オムツをしないでいられるようになること。

たくさん出てしまえば、そのあと数時間は、まず出ない。

よって、オムツをせずに過ごせる時間が増えます。

そうすれば、オムツ擦れもなくなるし、何よりも、マリリンの歩きやすさが違う。

うすうす感じてはおりましたが(笑)、オムツをしているときよりも、していないときのほうがはるかに歩きやすく、リハビリになるのだそうです。


んも~、目からうろこの話がもりだくさんで、父ちゃん母ちゃんも記憶するのが大変なくらいでした

ただ、圧迫排尿については、ちょいと心配なこともいくつかあるので、かかりつけの病院で相談しながら、できる範囲で考えていきたいと思います



以上が、セラピー前のカウンセリングでお聞きしたお話です。

もうここで今日は終わり!と言われても十分満足できるほど、たくさんのアドバイスをいただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。



CIMG7218_R3.jpg
「センセ♪ どーもありがとう。 とにもかくにも、太らせる指示を出してくれて、ありがとう



最後に、ひとつ動画を載せてみますね。

上に書いたことや、反射というものが、動画をご覧いただくとよく分かると思いますので、よろしければご覧くださいませ~!

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先生の説明、わかりやすいですよね♪

刺激するたび、すごく反応していますでしょ?

「これを利用して、この子、歩き始めているんです」

という先生のお言葉が、なんだかとてもうれしくて


さあさあ、次はいよいよ、実践です。

マリ坊、温泉に入っちゃいましたよ♪

この続きは、次回、動画とともにお送りしたいと思います



書きたいことがたくさんあって、文章だけでどうしても長くなってしまいます。

読んでくださった方、本当にありがとうございます

次回、懸命に足を動かすマリリンを、どうぞ見に来てやってくださいませ

| ハイドロセラピー | 08:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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