今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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マリリンがつないでくれたもの

みなさま、こんにちは~

だいぶ前のことになってしまいますが、まだ記録していなかったお出かけの様子を、今日はまとめていきたいと思います!

みんなで、父ちゃんの実家へ遊びに行ってきた日のことです!(^^)!




「母ちゃ~ん、この車、どこに向かってるの~?」


えっとね、父ちゃんのほうの、おじいちゃんとおばあちゃんのお家だよ~♪



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「え~! ほんと~!?」



大喜びのマリリンを連れて、しばしのドライブを楽しみます♪

途中、母ちゃんがハンドルを握ったときは、笑顔がぷっつりと消え、



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緊張の真顔になっていましたがね



さあさあ、着きましたよ~!

おじいちゃん、おばあちゃん、こんにちは~


・・・と言う間もなく、



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「マリリン参上~!!」


とばかりに、カーペットの上をダッシュでかっ飛ばし、入念なチェックをしておりました。


大体の情報を把握したのか、満足そうにすると、



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「あ~どっこいしょ! そんじゃ、今からあたしの匂いつけちゃうもんね~!」


カーペットにゴロスリを始めました。


これでもか!と身体をこすりつけ、



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「ふぅ~。 とりあえず、任務は完了しました!」

と、ひとり充実感に満たされております。


前回遊びに来たときは、カーペットはなかったので、座布団以外でマリ坊がゴロスリをしたのは、初めてです。

となると・・・

やばい~!

おじいちゃんおばあちゃん、イヤな気がしないかな

即座に焦りが押し寄せます。

動物と暮らしたことがなく、ましてや室内で犬を飼うなどという価値観がなかったお家なので、日頃の習慣や私たちの当たり前を押しつけちゃいけない、と毎回気をつけております。

マリリンを受け入れてくれるだけで本当にありがたいことです。

最初の頃は、シャンプーをその日に合わせ、洗いたてのキレイな犬としてお邪魔しました。


こうした事情から、カーペットのゴロスリで毛がいっぱいつくのはまずいんじゃないかと思い、慌てて持参したコロコロを取り出した母ちゃんの手を、おばあちゃんが笑顔でスッととめてくれました。

「マリリンの好きにさせてあげて♪」

そんな言葉に、じわじわとうれしさが込み上げます。



ほら、マリリン!

やさしく迎えてくれたおじいちゃんとおばあちゃんに、きちんとご挨拶しようね♪



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「えっと、知っているとは思いますが、孫のマリリンです。」


遠慮がちにふたりの間に入ると、かわいいかわいいとたくさん撫でてもらいました



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こうして見ると、すっかり孫の風情です。


かわいがってもらったことがうれしくて、笑顔が飛び出すマリリン。



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「おじいちゃん!どーもどーも。あ、おじいちゃんは、父ちゃんに輪をかけた無口ですよね! いいですよ、あたしとおばあちゃんと母ちゃんがしゃべり倒しますから!」



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「おばあちゃん! あたしのこと、かわいがってくれてありがとう! 今日は、たくさんおしゃべりしましょう!」



ご挨拶の後は、人間たちのお茶の時間です



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「はひーーーん!!」


何かを発見したマリリン。

大慌てで、おじいちゃんとおばあちゃんのもとへ駆け寄ります。



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「桜餅と草餅、どっちをくれてもいいですよ!」


そして、



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「ねーねー、おじいちゃ~ん! ちょ・う・だ・い


やっぱり・・・。

一番くれそうなところに、ターゲットを絞りました(笑)

おばあちゃんは、あげてもいい物だめな物を私たちに聞いて、徹底して「だめよ」と制止してくれるのですが、おじいちゃんは、決してあげることはないものの、無口なためにダメとか言わずただ黙っているので、マリ坊は、良いほうに解釈します。

だめって言わないってことは、いつかくれるかも・・・しめしめ みたいな。



結局粘ってももらえず、ダメもとで


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母ちゃんのところに来てみたり、



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父ちゃんにヨヨヨ…と視線で訴えてみたり。


ひとりだけ食べられないのはアレなので、



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持ってきたおやつをあげますよ~!



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「やったぁ~


おやつタイムが終わっても、


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じぃぃぃ~っと母ちゃんを見つめるマリ坊。


んも~、そんなに母ちゃんが好きなの?

しょうがないわねぇ、抱っこしちゃう



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「え!違っ! やめろ~! おろせ~!」



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ほら、マリリン、母ちゃんが大好きだって顔しなさい! 抱っこされて満面の笑み~ってヤツ、やりなさい! (←ぜんぶ小声)



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「あ…あは…あはははは…」


おじいちゃんとおばあちゃんの前でイイとこ見せたかったという母ちゃんの思惑に付き合わされ、完全に作り笑いになったマリリン。

イイとこ見せる計画は、みんなに爆笑されて終了でした



その後も、マリリンはひとり気ままに、



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探検したり、



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人間たちのおしゃべりを監視したり、


それはもう活発に動いて、大忙し!



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「あ、キッチンで何か動きがありますよ~!」



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敏感に察知したマリ坊は、ピタッと扉にはりつき、何かが出てくるのを待ちます。



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「あへ~! こんなんでましたけど~!」


わ~、美味しそう!

マリリンも食べられるね~♪


前に、果物やヨーグルトは食べられると話したことを覚えていて、準備してくれたみたい



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「きゃは~!!」



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ヨーグルトを舐めながら、イチゴの存在を確認するマリリンです


おなかが満たされると、


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「ちょいとあたし、失礼して横になるわね。人間のおしゃべりには付き合い切れないもんで。」



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すっかりリラックスして、うとうと眠りはじめました。


なんてうれしい光景!

のびのびと過ごし、眠ることまでできるのは、安心している証拠だね。

父ちゃんの実家で、ここまで安心したマリリンの姿を見ることができようとは、2年半前は思ってもみませんでした。



動物との生活経験もなく、犬というものはすべて番犬だと思っていた義父と義母に、私たちがこの命を迎えたこと、また、人間の子どもと同じように愛していることを理解してもらえるのか、不安でいっぱいでした。

いえ、理解してもらおうとは、当初はまったく思っていなかった記憶があります。

理解してもらえないのは当然だけど、少しでも、ほんの少しでも、私たちの生き方を認めてもらえたら・・・そんな気持ちでおりました。



マリリンが家族になってから一番最初の帰省は、全員での訪問は遠慮しました。

マリリンは、分離不安の中、がんばってお留守番。

私たちは、行って帰ってのとんぼがえり状態での帰省となりました。

限界は3時間と考え、滞在時間1時間弱という短さの中で、思いきってマリリンの話をしました。

口にこそ出しませんでしたが、おそらく、おふたりとも相当戸惑ったことと思います。

でも、どんな思いで家族に迎えたかをお話するうちに、マリリンに興味を持ってくれました。

今どこにいるの?

そう聞かれ、お留守番です、とこたえると、

やだ、きっとひとりで不安よ!早く帰ってあげて!

と心配してくれて。

「次は、連れておいでね」

帰りがけにふわりと届いたその言葉が、今でも忘れられません。

ありがたい気持ちで胸がいっぱいになりました。



それから、何度かマリリンを連れて帰省しました。

はじめこそ、どう扱ったらいいか分からず、マリリンがブルブル~ッとやったり、キュルキュル鳴いたりするたびに、ふたりそろって「おやまあ!」と目を丸くしていましたが、少しずつ慣れ、マリリンに触れる機会も増えました。

今では、マリリンに会うのを、とても楽しみにしてくれているようです。

マリリンがいなかった頃は決して登場しなかったデジカメが用意されるようになり、映りがどうだ、ブレるのがどうだ、と言いながら、真剣にマリリンにカメラを向けています

気を遣っていた抜け毛問題なども、そんなの全然いいから!と笑ってくれて。

マリリンが登場している里親会のカレンダーを持って行くと、老眼鏡を持ってきて、1枚1枚じっくりと眺めております。

マリリンを見つけると、「マリリンが載ってる!大きく載ってる!」と大興奮。



マリリンも、だんだんと自分が受け入れられてきたことが分かるのでしょう。

前よりも、とてもよく甘えるようになりました。

すり寄って行って、ゴロゴロします。

マリリンの口が自分のほうへ向くと、ビクーッとなって手を引っ込めていたふたりも、今では、おしゃべりしながら、片手はずっとマリリンの身体。



マリリンを受け入れてもらえたことが、ありがたくて、ありがたくて。

年を重ねてから、自分とまったく違う価値観を受け入れるって、とても難しいことだと思います。

義父と義母は、私たちのために、価値観を大きく変えてくれました。

このことに、私たちは心から感謝しております。



私は、独身の頃から、いえ、子どもの頃からすでにそうだったかもしれませんが、嫁姑の関係というものに、相当な恐怖と嫌悪を抱いておりました。

昔お付き合いした方が極度のマザコンだったことも、それに拍車がかかる要因になったと思います。

なので、結婚するにあたっても、不安がズシリと胸に居座り、考えれば考えるほど、気が遠くなる思いでした。

意地悪をされるのではないか。

価値観を押しつけられるのではないか。

身体のことで責められるのではないか。

そんな風に、悪いことばかり考えておりました。

けれど、実際に結婚してみると、義父も義母も、とても温かく受け入れてくれました。

あれやこれやマイナスに考えていた自分を恥じるほどに。

それでも、長年抱いてきた不安な思いはなかなか拭い去ることができず、結婚した当初は、どうしても身構え、緊張しっぱなしだったように思います。

しかし、マリリンを受け入れてもらったことで、一気に壁を取っ払うことができたのです。

私を気遣ってくれているのでしょう、「3年に1度で十分だよ」と言って渋る夫を、今ではこちらのほうが引っ張って、年に2回は会いに行きます。

夫の実家に行くのを楽しみだと思うようになるなんて、自分でも本当にうれしい驚きでした。



み~んな、マリリンが引き寄せ、つないでくれたのだと思います。

ちっちゃな身体の中に、トンデモナイ力を秘めていて、父ちゃんと母ちゃんに新しい世界を見せてくれるマリリン。



マリリン、ありがとね。

みんなみんな、マリリンのことが大好きなんだよ♪



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「じゃあ、桜餅くださいっ!!」


それは、ダメ。

| ふるさと | 08:19 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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