今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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改正愛護法スタート

みなさま、こんにちは。

ロンくんの旅立ちに胸がいっぱいになっていたところ、もうひとつ、お別れのお話が届きました。



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ポチの車イス仲間である、ココアちゃんです。



脈が弱くなり、点滴もやめてみなさんで見守っていたところ、ご家族であるリトルちゃんやママさんの呼びかけに、3回も脈が戻り、こたえてくれたそうです。

きっと、みんなに精いっぱいのありがとうを伝えていたのでしょうね。



車いすオフ会で出会ったココアちゃん。

ブログを読んでくださっているみなさまの中にも、ココアちゃんが大好き!とおっしゃる方が多くいらっしゃいました。

彼女の無垢で愛おしいその姿は、たくさんの人の心を動かして。

ココアちゃんのことは、車いす「マリリン号」のカテゴリーの、オフ会のレポで綴っております。

車いすオフ会 ~変性性脊髄症と闘うコーギーさん編~

車いすオフ会2013春 ~会いたかったお友達♪~



ココアちゃん、本当によくがんばってくれたね。

あなたの笑顔は、天使だよ。





          





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「どーもみなさん、こんにちは! あのね、あたしたちの法律ってやつがちょっと変わるんだって。 救われる仲間たちが増えるといいな。」



はい、マリ坊ちゃんがお知らせしてくれましたが、9月1日より、改正動物愛護管理法が施行されました。

今回の改正に向けて、私たちもパブリックコメントにより思いを述べてきましたので、どのような改正になるか、祈るような気持ちで見守ってまいりました。

簡単ではありますが、個人的に気になる部分を載せておきたいと思います。




まず、飼い主に対する、終生飼養の徹底。

動物の所有者の責務として、終生飼養が明記されました。

・・・・・・はぁ~、なんともため息が出ちゃいますよね。

当たり前のことを、こうして法律で定めなければならない現状に。

とは言え、この当たり前の理念が法律によって守られることには、大きな意味があると思います。



この終生飼養の徹底の一環として、保健所や愛護センターが、動物の引取りを拒否できるようになりました。

具体的には、老齢や病気を理由とした引取り、繰り返しての引取り、動物取扱業者からの引取り等です。

これまでは、所有者から求められた際には引き取らなければならなかったのが、拒否するという選択肢ができたわけです。

しかし、以前ブログでも書きましたが、とても微妙なところだと思います。

行政が引取りを拒否したところで、処分する気持ちで持ち込んだ飼い主ですから、そう簡単に改心し、再び飼うとは到底思えません。

里親探しにしても、そういった飼い主が懸命に努力するだろうか・・・。

処分件数は減ったとしても、その辺に捨てられる動物の数は増えてしまうのではないか。

そんな不安をはらんでおります。



以前、愛護センターの方がおっしゃっておりましたが、実際に、この部分の話し合いは、非常に微妙なものがあったそうです。

やはり、上記のような不安があるのと、拒否できる基準が自分たちの裁量になるため、判断が難しいなどの問題があり、会議の場でも様々な要望をぶつけたが、結局のところこういった改正に落ち着いてしまった、とのことでした。

各自治体によって、対応は大きく違うということになるかもしれませんね。

自治体としては、処分件数を減らしたいですから、そこを重視している地域では、とにかく拒否する方向で、となる可能性もありますが、拒否した後の動物たちのことを考慮しなければ、単に「捨てられる場所が変わった」というだけの事態になりかねません。

もちろん、引き取らなければならないとされていた部分の改正がなされたことについては、とても大きな一歩であると思います。

動物について停滞していたこの国が、少しずつ歩き始めたような、そんな喜びと期待を感じます。

ここから、ですね。

ようやく歩き始めたこの一歩で再び停滞しないように、私も自分にできることをやってまいりたいと思います。




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それから。

さまざまな罰則が強化されました。

以下、一例です。



・動物をみだりに殺し、または傷つけた者は、2年以下の懲役または200万円以下の罰金。

・動物を遺棄したものは、100万円以下の罰金。

・動物に対し、みだりに給餌や給水をやめ、酷使し、またはその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、疾病にかかり、または負傷したものの適切な保護を行わないこと、排泄物が堆積するなどの不衛生な場所における飼養をした者は、「虐待」とし、100万円以下の罰金。



ちなみに、改正前は、上から、1年以下の懲役または100万円以下の罰金、50万円以下の罰金、50万円以下の罰金、といった具合でした。

今回の改正による罰則も、とんでもなく甘いと思ってしまいますが、これまでに比べたら、一歩前進です。

何より、虐待の定義の範囲が広がったことは、大きな意味があると思います。

これまでも、みだりに給餌や給水をやめることにより衰弱させた場合、それは虐待であると定義づけられておりましたが、今回、さらにその幅が広がったわけですね。

排泄物が堆積するような場所で飼うことも、虐待。

病気やケガを放置することも、虐待です。

ちなみに、マリリンは、獣医さんの判断によると、背骨が折れてから長いこと放置されていたと考えられますので、当時この法律が施行されていたら、前の飼い主は100万円以下の罰金ですね。



・・・・・・安っ!!!

アンタのせいでこの子がどれほどの痛み、苦しみ、悲しみ、絶望を背負って生きてきたと思ってんだ、ざけんなよっ!!!




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おっと、失礼いたしました。

若干、取り乱しました。





また、多頭飼育崩壊における予防的な措置についても、明文化されました。

次のような場合に、行政が、勧告・命令を出せるようになりました。

多頭飼育によって生じる騒音や悪臭など、周辺の生活環境を悪化させている場合。

多頭飼育によって動物が衰弱するなどの虐待のおそれが生じている場合。



これまでは、周辺環境の改善という観点からの勧告・命令しかできませんでしたが、この改正により、動物の虐待のおそれについても、勧告・命令ができるようになりました。

個人的には、これはとても大きな一歩だと感じております。

行政の方は、すべてにおいて、法律に縛られます。

感情論だけで仕事をすることはできません。

ですから、行政の方がしっかりと動けるような法律をつくることがとても重要です。

今回定められたような命令が出された場合、もしそれに従わなければ、罰則が科せられます。(50万円以下の罰金)

この改正で、少しでも多くの命が救われますように、切に願います。




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動物取扱業者に対する規定も、今回さまざまに改正がなされました。

その中から、少し書きだしてみます。

まず、終生飼養の確保。

はぁ~~~。

ほんと、当然のことですよね。

これまでは、法律の規定はなかったのですが、今回の改正により、終生飼養に努めることが定められました。

終生飼養に努める一環として、『犬猫等健康安全計画の提出』が義務づけられました。

さらに、飼養状況について、毎年一回都道府県等に報告しなければなりません。

形式的なやりとりにどれほどの効果があるかは分かりませんが、こういった義務づけがなされたことについては、良かったと思います。



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それと、幼齢犬猫の販売制限です。

生後56日を経過しない犬猫の販売、販売のための展示・引き渡しの禁止。

ただし。

経過措置があります。

この「56日」という部分については、附則により、施行後3年間は「45日」と読み替えるものとされているのです。

さらに、3年経過した後は、56日になるかと思いきや、再度法律で定める日まで「49日」と読み替えるものとされております。



おい・・・。

まどろっこしいことはやめろ!!

とっとと56日でスッパリ行きゃ~いいんだよ!!



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すみません、またもや取り乱しました。

気を取り直して。



次に、動物の販売において、現物確認・対面販売が義務づけられました。

これにより、インターネット「のみ」による売買はできなくなります。

ただし、広告のためのネット活用や、現物確認・対面説明を済ませた上でネット上で売買契約を行うことはできます。

ネットでの売買契約なんて、こんな例外設けずに、一切禁止すりゃ~いいのに。



ちなみに、今回の改正を待たずして、すでに夜間展示販売が禁止されていることについては、周知の通りでございます。



ほかにも、動物取扱業者に対する罰則の強化など、さまざまな法改正がなされました。

こうして改正されたこと自体は、とても大きな意味があり、それに伴って世の中の動きも動物にやさしくなってくると期待しますが、やはり、まだまだ、はじめの一歩の段階だと思っております。



今回の改正により、パピーミル等の動物の流通問題を改善させられるかと言えば、正直なところ、難しいと思います。

流通にメスを入れ、苦しみの中で亡くなっていく子たちがいなくなるためには、まだまだ時間がかかるでしょう。

個人的には、展示販売そのものを禁止し、限られた真のブリーダーのみが繁殖するようになるのが望ましいと思っておりますが、この国がそこまで行くには、長い道のりを根気強く進まねばなりません。




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「あたしゃ、劇的な変化を望みますがね。」




以上、個人的に気になっていた部分について簡単に記しましたが、ひとつ、とても残念なことがございます。

それは、実験動物についての法改正が一切なされなかったこと。

もう何度も、こうした機会で、見送られている問題です。

実験動物については、大変に議論になるところでありますので、ここで詳細を書くのは控えますね。




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法律が改正されたことで、今回明記されたすべての問題が解決されるわけではありません。

その改正内容が、世の中に周知徹底されることが重要です。

法律を知れば、それが後ろ盾となり、もっと行動を起こそう、行政と連携して改善を図ろう、などの前向きな考え方をする人が増えると思います。

行政もこれまでより動きやすくなると思うので、みなで協力し合えば、少しずつ動物たちを苦しみから解放できるかもしれません。

一昨日、日本にもアニマルポリスができればいいのに、というコメントをいただきました。

私もそれを強く願っております。(杉本彩さんのブログでは署名活動も行っておられますので、ぜひご覧くださいませ)

非常に期待されるこの制度ですが、全国的規模で実現に至るまでには、もうしばらく時間を要すると思います。

であれば、実現されるまでの間、私たち国民ひとりひとりが、アニマルポリスになりましょう。

動物たちを守ろうというたくさんの方々の厳しくも温かい目が、アニマルポリスの設置や法改正に反映され、現状を大きく変えてゆくのだと思います。




動物に関する法律は、従来の歴史的背景により、人間が動物を管理するための法律という要素が強く残っております。

しかし、これからは、人間と動物がうまく共存できるための法律であるように、それを心から願います。

どの命も、同じように大事にされる世の中でありますように。




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「みんな、頼むよ! 仲間たちを守ってちょーだい。 じゃないとアンタたち、片っ端から車いすで轢いちゃうから! そこんとこ、ヨロシク!」




うちの暴れん坊がそう申しておりますので、ここはひとつ、お願いいたします。

ちなみに、マリリン総長、轢くときは微塵も容赦がありませんヽ(´ー`)ノ


| 保護犬のこと | 07:44 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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