今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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風変わりな彼女

みなさま、こんにちは♪

先日の母ちゃんの愚痴に、温かい応援を頂戴しまして、本当にありがとうございます。

はじめましてのメッセージの方もいらっしゃり、マリリンをかわいがってくださっている方がこんなにたくさんいたとは…!と、ありがたい驚きでいっぱいでございます。

大好きな従妹のSちゃんまで、ありがとう



犬と暮らしておられる方も、そうでない方も、マリリンという存在に何かを感じてくださっている。

これほどうれしく、心強いことがありましょうか。

後日また記事に書きますが、週末、おふたりの方にマリリンと会っていただくことができました。

ブログでやりとりを続けてきた方です。

パソコン音痴も手伝って、ネットの世界に懐疑的なものをずっと抱いてきた人間ですが、ブログを通じてたくさんの方と知り合えたことも、事実なんですよね。

顔が見えないということは、攻撃の際にはおそろしくもある反面、しかし、顔が見えないからこそ、本音を交換することができるという部分もあって。



犬も家族だ、なんて最近では世間的にも一応言われているけれど、実際には、犬を家族と同様の愛情で大事にしている人間は、今の日本において、まだまだマイノリティです。
(犬を無理に擬人化し、犬たる部分を削ぎ落とすような飼い方・愛情もどきは除く)

なかなか周囲に理解してもらえない犬との生活について、手放しでその愛おしさを語れる場というのは、とてもありがたいものだと感じております。

ブログがなければ、マリリンとの生活は、もっと萎縮し、もっと寂しいものになっていたことでしょう。

改めて、ブログを通じて応援してくださるみなさまに、心から感謝申し上げます。

2周年をひとつの目標に、またぼちぼちと綴ってゆけたらと思います。








今日は、ちょいとマリリンとは関係のないお話です。

少し前に、市から届いたハガキを持って、子宮がん検診に行ってまいりました。

去年はサボっちゃったので、2年越しの検診です。



いつも検診関係を受ける際に訪れる総合病院が、今年は改築されて、新しくなっておりました。

新築の匂いが残るきれいな病棟で受付を済ませ、検診センターのドアを開けると、そこには、さらに素敵な空間が。

前回来院したときは、今にも倒れそうな建物で、壁はひび割れ、長年染み付いた汚れはとれず、さらに照明まで暗くて、入った瞬間に「ワタクシ病気になりました」と言いたくなるような場所でした。

それが打って変わって、お金持ちが入居する高級老人ホームのよう。

清潔で明るい空間に、やさしい笑顔のスタッフさん。

検診がイヤでどよ~んとしていた気持ちが、一気に上向きになりました。



おっしゃ~、がんばるぞ!



こんなに気合いを入れなきゃいけない理由は、2年前の検診が、ものすごく痛かったから(;_:)

そのため、どうしても気持ちが重くなっていたのです。



検診センターには、子宮がんだけでなく、通常の健康診断から各種がん検診まで、様々な方がいらっしゃいます。

私は子宮がんのみなので、下だけ検査着のズボンに着替え、使い捨ての紙スリッパを引っ掛けて、指定された真っ白な長椅子に座りました。



長椅子は、センターの廊下に沿って、一直線に備え付けられています。

その長~いソファのような長椅子に、検査着を着込んだ方々が、みなさん適度な距離を保ちつつ、ポツリポツリと座っていました。

私も隣がいない空間を見つけ、ポツリ組に加わります。

やだよ~、こわいよ~、という気持ちを隠し、涼しい顔で順番を待っていました。



と、そこへ。



シャリーン! シャリーン!

大きな音を響かせ、ひとりの女性がやって来ました。



30代後半くらいでしょうか。

色白で痩せていて、日本風の顔つきに黒髪、パッと見は決して派手な感じではないのですが、その風情に似合わず、耳にはいくつものピアスが連なります。

上下の検査着を着用。

上はボタンを胸元ギリギリまで解放し、だらりとはだけさせ、下のズボンは腰のあたりで引きずるように履いています。

初めて見ました、検査着を着崩すという人を。

そして、はだけた鎖骨の辺りには、本物か偽物か分かりませんが、小さなタトゥー。

足元は、なぜか検査用の紙スリッパを履かず、自分のサンダル。

派手な装飾を施されたサンダルで、端っこのところに、鈴のようなものがぶら下がっています。

先ほどの、シャリーン、シャリーンは、この音でした。

彼女がゆっくりと歩くたび、シャリーン、シャリーン。

廊下に響き渡るその音に、みなさん驚いた顔で、彼女の動向をチラ見していました。

検診を前に、誰もが一様に重たい空気を抱え、し~んと静まり返った空間なので、鈴の音と彼女の存在は大変に目立つものの、何あれ~などと堂々たるガン見をする人はおりません。

私も、検診の恐怖にうなだれつつ、横目で彼女が歩いて来るのを見守っておりました。



と、そのとき。



イヤな予感的中。



何と言いますか、こういうときの運が、滅法ないのです。

はい、私の隣に、大きな音を立てながら、彼女が座りましたよ。

ほ、ほかにもこんなに座る場所があるじゃないかぁ~!!

そう訴えたいところですが、そんな様子は微塵も見せず、まあ~ユニークな方がいらしたこと♪ってな表情を保ちました。



彼女は、長椅子の背もたれに思いきりもたれると、辺り一帯に聞こえる声で、あ~あ!と言いました。



そこへ、書類を手に抱えた女性スタッフさんが通りかかり、彼女の足元を見て、困ったように声をかけます。

「すみません、スリッパを履いていただけますか。」

じろりとスタッフさんを睨みつけ、みなさんの大注目を浴びながら、彼女は言いました。

「あたしね、これじゃなきゃダメなの!どうしてもダメなの!」

スタッフさんは、困った笑いを浮かべながら、首を傾げて行ってしまいました。

みなさん、目だけで驚いています。

すぐ隣に彼女のだるそうな息づかいを感じ、私ひとり、驚くより泣きたくなりました。

けれど、風変わりな彼女が隣に来ちゃったからと言って、今さら席を移動するのはあまりに露骨で、その勇気がありません。

ただただ、身を縮こまらせ、無難に時が過ぎるよう、祈ります。



しかし、祈りも虚しく、さらなる試練がやって来ました。

突然、話しかけられたのです。

ひどくだるい、舌を巻くような口調で。



「ねぇ~~~。 低血圧ってさぁ~~~、どうしたら治んの!?」



シーーーン。



これってやっぱり、私に話しかけられてんのかな・・・。

そうじゃないと思いたいものの、ほかの方々の視線が私に釘付けだったので、おそるおそる隣に顔を向けると、すぐそこに彼女の目がありました(泣)

もはやこうなると、先ほどまであんなに恐怖だった子宮がん検診を早く受けたくなるから不思議です。

しかし、受診者が多い中では、なかなか名前は呼ばれません。

低血圧のご相談を無視するべきか迷いましたが、すぐ隣でこちらを凝視しているので、仕方なく、へらへら笑いながら、小さな声でこたえました。



さぁ~、私もちょっと・・・分かりかねます・・・。



「あっそ。低血圧ってさぁ~~~、ほんっと最低なんだよねぇ~~~。」



そう言って足を浮かせたかと思うと、先ほど「これじゃなきゃダメなの!」と強いこだわりを見せていたサンダルを、ポーン、ポーン、とあっさり床へ脱ぎ捨て、長椅子の上で膝を抱えました。

かと思うと、今度はあぐらへ、さらに片足をこちらへ伸ばしてみたり、自由奔放です。

しまいには、「あぁぁ~~~、無理だわぁ~。」と言いながら、長椅子にゴロンと寝転ぶ始末。

そう、まさに、終電後の駅のベンチで寝ちゃった酔っ払いの如く、くの字に身体を折り曲げ、長椅子の上で横たわったのです。

私のお尻の横に、彼女の頭がゴロンと置かれています。

髪が今にも触れそうなことに抵抗があり、自分にしか分からない程度にお尻をそっと浮かせ、1センチほど横にずれました。



ただの検診のはずが、何とも説明しがたい、風変わりな展開になってしまいました。



スタッフさんが目の前を通りかかるたび、

(;´Д`)

こんな顔でひそかに助けを求めるも、おしゃべりしている知り合い同士だと思われたのか、はたまた厄介事に関わりたくないのか・・・。

みなさん一様に、横目のチラ見でその後無視。





何なんだ、一体!(泣)





そんなこちらの思いなどお構いなしの彼女は、しばらくすると、ムクッと起き上がり、首をブルブル振って、再びしゃべり始めました。

しつこく低血圧のご相談が始まり、まるで話が途切れません。

「なんかさぁ~~~、アレなんだよねぇ~~~、こんなとこでこんなの着てるとさ、これって何なんだろうって思うんだよねぇ~~~。」

あ、はい、そうですか。

「アンタさ、何の検査なワケぇ~?」

あ、子宮がん検診です。

「あぁ、アレね~。アレもさ、何なんだろうってことだよねぇ~~~。あたしはさ、とにかく低血圧を治さなきゃ話になんないワケぇ~~~。」

あ、そうですか。

「ねーねーアンタさ、上いくつ?」

は・・・?

「だからぁ~~~、け・つ・あ・つぅ~~~。」

あ、上ですか、70半ばです。

「えぇ~!!ぶわっははは!!ちょっとぉ、アンタのが低いじゃあ~~~ん!!」

あ、そうですか。

「アンタさ、おもしろいこと言うね~。 フツウさ、アタシが低血圧のこと言ったときさ、それ言わね? 自分だって、そーとー低いんだからさぁ~~~!」

あ、すみません、ずっとこの血圧で生きているもんで。

「いちいちウケんだけどぉ~! 変なやつぅ~~~!」





だから、何なんだ!!!(泣)





うっかり血圧をしゃべっちゃったがために、笑われ、計らずも会話が弾んでしまいました。

しかも、風変わりな彼女に、変なやつ認定される始末です。

うつむいていた顔を少し上げると、何とも気の毒そうなみなさんの視線が、私に集中しておりました。



と、そのとき。



「○○さ~ん、中へお入りくださ~い。」

呼ばれたーーーーー!!!

こんなに子宮がん検診を恋しく思うことがあろうとは、彼女に会うまで、想像もしませんでした。



はい!

威勢良く返事をし、スックと立ち上がる私に、彼女の声が届きます。



「出番~? なんかウケたわぁ~、サンキュウ~~~。」

あ、そうですか、それは何よりです。

「子宮がん、がんばってぇ~~~。」

あ、はい、がんばらせていただきます。



ペコペコ頭を下げながら、検査室の扉に手をかけると。

彼女は、少し血色が良くなった頬をいたずらっぽく持ち上げ、イヒヒと笑って言いました。



「むっちゃ痛かったりしてね。」



(´;ω;`)ブワッ






こうして、いろんな意味で滅多打ちにされながら、検査に臨んだのでありました。

幸い、2年前ほど痛くなかった上に、後日告げられた検査結果も問題なく、何だか風変わりな彼女のおかげかもしれないと思わないでもない今日この頃です。






CIMG8150_R3.jpg
ばーーーん!!


ちょびっとだけ、マリリンを♪


これは、ある日、朝ごはんを食べ終わったあと、しばし余韻を楽しんでいる(?)マリ坊ちゃんです。




CIMG8164_R3.jpg
力強く後ろ足が立っていたので、思わず写真を撮っちゃいました♪

ま、体勢や角度によってたまたまこうなるというだけですが

でも、こうしてうまくバランスをとる瞬間は、以前よりずっと増えました




CIMG8161_R3.jpg
「はぁ~、食った食った!!」




CIMG8156_R3.jpg
「チッ! 量はたっぷりだけど、味はイマイチなんだよな。」



(´;ω;`)ブワッ





<お知らせ>

犬のいない生活なんて・・・忘れちゃった♪のQさんとサラロンさんが、素敵なPVを作ってくださいました!!





かわいい笑顔がたくさん登場しております!

マリ坊ちゃんがトップにババ~ンと!!

泣きやした。


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