今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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潔くも繊細な、ダイゴくん

少し前のこと。

マリリンの体調が良い日、ここぞとばかりに張り切ってお散歩に出かけると、大好きなお友だちに会うことができました。

ボーイフレンド(の中の1匹)である、ダイゴくん♪



冬の間、庭で遊んでいる時間はほとんどなく、専ら室内生活となっているダイゴくんなので、こうして顔を合わせるのは、本当に久しぶり。

ふらりとダイゴくん家の近くを通ったら、偶然あちらもお散歩から戻って来たところだったのです。




「きゃは~!!!」


出合い頭に、チュッ



CIMG5217_R4.jpg
振り向きざまに、チュッ



CIMG5219_R4.jpg
正面から、チュッ


この2匹、相変わらず、呆れるくらいのラブラブで。

でも、こんなに熱いチュウをするわりには、マリリンときたら、最初ダイゴくんが大喜びで駆け寄って来て、ちょっと匂いを嗅いだ瞬間に、ガウワウワウワウ!!なんて怒り散らしたのです。

まったくもって、気まぐれのエバリん坊ったらありません。

怒られた瞬間のダイゴくんの驚きようは、もう気の毒なほど。

好き同士だと思っていた彼女からの突然のお怒りに、えぇ~??と、あからさまな混乱を見せていました。

で、そんなとき、ダイゴくんは必ず、母ちゃんの顔を真ん丸の目で見つめ、「状況を説明してもらえませんか」という具合に訴えてくるのです。

この日も、マリリンのお怒りにたじろぎながら、いそいそとこちらにやって来て、「どうしたんですか、マリリンさんは。ぼく何か悪いことしましたか」と真剣に問いかけてきました。

ごめんねダイゴくん、この子は勢いが苦手だから、瞬間的にキレちゃっただけなの、もう大丈夫だと思うよ。

そう言うと、ホッとした表情を見せ、改めてマリリンに近づくダイゴくん。

やさ~しく匂いを嗅いで、時折チラリとこちらを窺います。

「飼い主さん、こんな感じで大丈夫ですか」とでも訊いているように。

そうした彼の目を見つめていると、なんとも言えず温かな心地がするのでした。



後々、こんなやりとりについて家で話すと、父ちゃんは、「ダイゴくんって、自分やほかの犬について、誰よりも犬だと思っているよね。その認識がすごく強い」などと言いました。

??と首を傾げると、彼は続けます。



「マリリンを相手にしていて何かあったときに、飼い主のほうにお伺いを立てるって、なかなかないと思うよ。

普通は、マリリンの存在とだけ、仲良くしたり怒ったり、そういうやりとりをして、感情をダイレクトにその犬に向けるでしょ。

でも、ダイゴくんは、マリリンのことで何か許可がいるときや困ったときは、飼い主を通さなければ、と思ってる。

マリリンそのものとは別に、それを管理する人間がいるってことをわかっているんじゃないかな」



おもしろい発想に、思わず声を上げて笑ってしまいました。

確かに、そういった側面があるかもしれません。

最近は、「うちの子は自分のことを犬だと思ってないからぁ~♪」という会話を至るところで耳にしますが、さすがはダイゴくん、そうした風潮とは一線を画し、あくまでも自分たちは犬なんだという認識をもって生きているようです。



そんなダイゴくんですが、犬としての凛とした潔さをそっと剥がしてゆくと、内側には繊細でやわらかな心が秘められていて…。

いろいろな方面に気を遣う分、自分の中に抱え込むものも少なくないのでしょう。

おじさんのお話だと、心がとても敏感で、日常的におなかをこわしてしまうんだとか。

お医者さんにも、頻繁に通っているそうです。

その小さな心で何を感じ、どんな思考をめぐらせているのかと思うと、その繊細さが痛々しくて、胸がきゅうっと苦しくなってしまいます。

もうちょっと、自由に気楽に、ダイゴくんの好きなように生きていいんだよ。



さて、久しぶりに会えた2匹の様子を、再び覗いてみることにしましょう。



おやおや、あれほどラブラブしていたのに、移り気マリリンときたら、もう興味を失い始めているようです。



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マリ 「ちょいとおじさん、おやつはどこ? この袋の中かねぇ」

ダイゴ 「マリリンさん、あの、ぼく、ほんとずっと会いたかったです」



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マリ 「ねぇ、おやつまだぁ~? しびれきらすんだけど、あたし」

ダイゴ 「あ、あれ? ちょっと、マリリンさん、ぼくはここに……」



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ダイゴ「ぜんぜん聞いてない…。びっくりするくらいに、きっぱりとした無視です」



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マリ 「おじさ~ん!好きぃ~!おやつくれたら、もっと好きぃ~!」

ダイゴ 「あ、今度はぼくの飼い主に。ぼくを通り越して、ぼくの飼い主に…」



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ダイゴ 「あの、マリリンさんの飼い主さん、これは一体…僕はどうしたら…」


ご、ごめんね~

ほら、マリ!

ダイゴくんのほう向いて!

ダイゴくんの繊細なハートに傷がついちゃうから!

ね、お願い、早く!



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マリ 「も~うるさいな~、しょうがないねぇ、まったく。ほらよ」

ダイゴ 「あ、マリリンさんがこっち向いた♪」



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マリ「はいはい、嗅いだ嗅いだ!あたしも暇じゃないんだからね、早くしとくれよ」

ダイゴ 「えへへ。マリリンさん、ぼくうれしい」


こんなやりとりに毎度笑ってしまう一方で、ダイゴくんのやわらかな心に傷がつかないか、それだけが心配になるのでありました。



ちなみに。

ダイゴくんのおじさん、どこか忌野清志郎さんに似ていて、会えるとちょっと気分が上がります。


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