今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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臆病に親しむ

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春の到来とともに、マリリンの体調が良くなり、以前のようなチャキチャキとした動きを見せるようになった。

穏やかな表情も咲くし、母ちゃんを邪険にもする。

いつも通りのマリリンの姿に、日々喜びを感じている私たちだ。



そんな中、彼女の臆病が進んでいる。

この冬さらに悪化したので、あらかた具合の悪さから来ているものだとばかり思っていたが、こうして健康を取り戻しつつある今もなお、臆病っぷりだけは変わらず居座っている。

ゆっくりと着実にやって来る老いを予感し、また下半身不随が身体の機能にさまざまな影響を与えつつあることが、本犬にどことなく不安を喚起させるのであろうか。

人間もそうだと思うが、肉体的な不安は、すなわち、精神をすり減らす。

それは、外敵から身を守ることが難しくなってきたことを、およそ本犬に悟らせもするだろう。

常にびくびくと身を震わせる臆病は、マリリン自身の、身体に対する自信が失われていることの現れかもしれないと、私たちは寂しく知るのである。



臆病が現れるシーンは多種多様だが、中でも顕著なのは、音だ。

以前は何ともなかった物音に、過剰な反応を示すようになった。

家の中で、柱や天井がみしっと鳴れば、大地震が来たと我を忘れて騒ぎ立て、散歩中に背後から母ちゃん以外の足音が近づけば、びくぅ~っ!!と漫画のようなジャンプを見せ、右へ左へ車輪を転がし、逃げ惑う。

車いすという相棒ができてからは、犬としての自信を回復し、堂々たる姿を見せてくれていたのだが、それがだんだんと過去のものになってきている。



日に何度、いや1時間に何度のビクつきがあるかしれないが、その中のひとつに、テレビの音がある。

ブログを始めた頃、日テレ嫌いという記事を書いた。

その後、少しずつこの現象は良くなっていったのだが、最近の臆病マリリンの胸に、再びその兆しが見えている。

しかも、今度は局を選ばない。

日テレ以外にも、拒否反応を示すようになった。

その日の調子に左右される部分も大きいが、不安の高まっている日など、一切テレビを受け付けなくなる。

さまざまな効果音の流れるバラエティ番組はもちろんのこと、比較的おとなしい地味な番組でも、だめだ。

父ちゃんと相談する中で、余計な効果音の少なそうなNHKならいいんじゃないか、と話が持ち上がり、試してみたが、ニュース番組や情報番組はだめで、クローズアップ現代は良し、という首を傾げる結果となった。

局に限らず、比較的ましなのは、音楽番組やテレビドラマである。

よって、それらを観ることはあるものの、総じてテレビのついている時間はめっきり減った。

私たちはお笑い系の番組が好きで、どうしても観たい場合は、マリリンの不安をなだめながら無理やり観ることもある。

が、何とも楽しさ半減だ。



よく分からないのが、テレ東に出されるOKである。

なぜかマリリンは、テレ東に関しては安心感を覚えるらしく、あらゆる番組を許容してくれるのだ。

「おまえは経済通か!!」

とツッコんでみるが、返事はない。

マリリンと並んで『カンブリア宮殿』など観るのも、なかなか充実したひと時だ。



この先、さらに臆病が進めば、テレビだけでなく、あれもダメ、これもダメで、社会生活から隔絶された日々になろうかと予想されるが、こうなったらトコトン彼女の臆病に親しんでやろうじゃないかと、ちょっぴり楽しみながら思うのであった。



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