今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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春、兆す






この冬、絶不調だったマリリン。

寒さが深まるほどに、肝臓その他諸々の数値が悪くなり、色とりどりの下痢が止まらず、体重も落ちた。

ぐったりと元気のない彼女を抱きしめては、日々、胸がかき乱されていた。



かろうじて食欲はあるので、週末になると、ひどく調子の悪いとき以外は、この子の最大の楽しみであるカフェに行き、気分転換をさせた。

大好きな場所に行くと、はっちゃける元気までは出ないものの、彼女の中にポッと生気が灯るようで、目の奥を楽しげに揺らす。



外出先では、スリングにすっぽり収まり、母ちゃんとカンガルー親子になって過ごすことも多かった。

今まで、混雑空間の移動時に使用していたスリングだが、違う用途でこれほど威力を発揮してくれるとは、うれしい発見だった。

マリリンを入れて背負っていると、1分も経たぬうちに、たちまちスリング内がほっくりしてくる。

ぬくぬくは、次第に、じんじんへ。

中に手を入れてみると、彼女の発する体温も手伝って、けっこうな熱を発していることが確認できる。

1時間もすれば、やってられない熱さだ。

それでも具合の悪い彼女には至極快適な空間らしく、うっとりしながらこちらへ身体を押しあててくる。

かわいいじゃないか。

もうアンタ見飽きた!とないがしろにされることの多い母ちゃんとしては、おなかがじっとり汗ばんで真冬にまさかの汗疹になろうとも、幸せを噛みしめる時間であった。



で。

軽い上着ひとつで出かけられるほど気温の上がった先週。

この気候なら、もしかしたら…!

父ちゃん母ちゃんの期待を一身に受けたマリリンは…。

ついに体調が上向いてきた!

久しぶりに下痢が止み、色のある表情を見せ、活発に動きまわるようになった。

その後、週末にかけて再び底冷えのする寒さが押し寄せて来たので、きっとまた…なんて暗澹とした気持ちでいたところ、やや軟便にはなったものの、なんとか体調を維持してくれている。

春になるまで気候は油断できないが、じっとこの子を見ている感じでは、もうあれほどの具合の悪さは戻って来ないのではないかと、そんな予感がしている。

長かった、ほんっとーーーに長かった不調の日々が、ようやく諦め、立ち去ってくれるかもしれない。



12月から彼女を苦しめ続けた下痢は、結局、原因不明のままだ。

RAINDOGSのマスターと、冬の間ずっとワケの分からん不調に陥るなんて、それはきっと冬季うつ病だ、という話で落ち着いたが、本犬はひどく不満そうだった。

そんな笑い話がいやに真実味を帯びてくるほど、病院の先生も、軽くお手上げ状態になっている。

いくども診察を受け、時に投薬などの治療を試みながら、あらゆる検査を続けてきたが、まるで原因が分からない。

何となくタブーめいて先生もこちらもやたらには口にしないが、やはりこれはもう神経の問題なのだろうな、というある種の諦念が、私たちの胸にすべり込む。

これからどんなことが彼女の身体に起こるのだろう、であるとか、それは冬だけと考えていいのだろうか、であるとか、冬だけにしたって1年の4分の1をこのようなひどい不調に見舞われていたら果たして体力は持つのだろうか、であるとか、さまざまな不安が迫ってくるが…。

でもやはり、大丈夫、と思う。

何の根拠もないが、大丈夫、と。

どのような状況になろうとも、いくらでも道はある。

第一に痛みを取り除くことに心を砕き、マリリンが穏やかに過ごせるよう、できる限りの道を探るだけ。

そのために父ちゃんはがむしゃらに働くし、母ちゃんはずっとそばにいる。

私たちにできるのは、それだけだ。



マリ坊、長生きしろよ。



| マリリンの暮らし | 09:12 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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