今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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頼りにしてます~♪

絵本『おかえり!ユキ』を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。

温かなお言葉、ご感想など頂戴しておりますこと、重ねて心よりお礼申し上げます。

読んでくださった方が、人に差し上げたいとご注文くださったり、さっそくお知り合いに紹介してくださったり。

本書に込めた思いが、少しずつ歩き始めたことに、深い感謝の念を覚えずにはいられません。



『おかえり!ユキ』についてブログに記して以降、「軍用犬のお話ですか?」とのご質問を多く頂戴いたします。

これは、軍用犬とはまた別の、一般家庭の飼い犬たちのお話です。

今の生活の中では信じ難いようなお話ですが、70年前のこの国で、こうしたことが行われておりました。



たかが犬の話ということでしょうか、あるいは、後ろ暗い事実をなかったことにしたいためでしょうか、これまで、犬の献納について、多くは語られてきておりません。

当時の犬たち、飼い主たちの思いが、知られないまま、時とともに消えてしまうのは、あまりに無念に思われます。

どうか、後世に、語り継がれてゆきますように。



犬の献納から、保護犬へ。

絵本を書き終え、月日の経つごとに、改めてそのつながりを感じております。

ひとりひとりの力は小さなものかもしれませんが、その力を地道に重ね合わせ、結実に至ったとき、動物たちの未来はきっと変わっているはずだと、信じたいと思います。





          





さて、ここからは、マリリンの登場。

先日、具合が悪くなって、進めていた作業をいったん中断し、横になると、どこからともなくマリリンが現れ、寝ている私の顔の前で、くるくるどすん、と丸まった。

いつの頃からだったろうか。

マリ坊は、よくこんな行動をするようになった。



我が家に来たばかりの頃は、私の体調が絶好調だろうと絶不調だろうと、まるで関係ない様子だった。

孤独なイヌといった風情を身にまとい、目も合わせず、ひとりたそがれていた。

マリリン、具合悪いよ~、と弱音を吐いても、ちらりと一瞬、見やるだけ。

すぐに1匹の世界に戻る。

それが、1年過ぎ、2年経ち、だんだん家族になる中で、変化が生じた。

どうやらこのヒト、しょっちゅう具合が悪くなるらしいってなことを、把握したようだ。

元気に作業をしている間は、いつも通り1匹でたそがれているけれど、私の調子が悪くなり、横になったり背中を丸めたりしていると、すぐにヨロヨロやって来て、くるくるどすん、と寄り添ってくれる。

照れがあるのか何なのか、特に話しかけてもこないし、どすん、の最終形は、常に私にお尻を向けている。

具合が悪い中、眼前にお尻を見せつけられるという、非常にビミョーな展開。

けれど私は、ありがたくて、ありがたくて、お尻の前で、いつも涙をこらえる。





CIMG5965_R4.jpg
私の視界は、こんな感じ。

オムツのお尻の愛おしさったらない。





CIMG5970_R4.jpg
こんなとき、マリ坊の背中は、とても大きく見える。


なんだか、


CIMG5971_R4.jpg
「大丈夫。すべてアタシにお任せなさい」

と言っているような気がして、安心する。

たった5キロの、しかも、背骨がかっきりと折れちまった小さな身体に、寄りかからんとする飼い主なんて、最低じゃないか。

そう思いながらも、この背中を見ていて、ふと、口に出てしまった。

「頼りにしてます~♪」



CIMG5968_R4.jpg
途端に、困惑顔になった。

具合悪そうな母ちゃんを慰めてやろうと思ったものの、実際に頼りにされるのは、たいへん困るらしい。

そりゃ、そうだ。

ごめんごめん、母ちゃんがマリリンを守るからね。

しっかりするからね。

そう言うと、「当然だ!」とばかりに、ふんっと鼻を鳴らし、いそいそ立ち上がって、ふたたび窓辺でたそがれ始めた。




| マリリンの暮らし | 09:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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