今日も明日も、マリリン日和

センター負傷棟から救出された雑種犬、マリリン。車いすを軽快に乗りこなすマリリンと、夫と、私。家族の日々の記録です。

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ハイドロセラピー4 ~マリリン、はじめてのプール♪の巻~

前回の続きです。

今日は、ハイドロセラピー最終章。

それでは、いってみよう!



前回、足のつく浅い温泉で、歩く練習をしたマリリン。

いよいよ、プールに入るときがやってまいりました




ここです♪

思ったよりも広くてびっくり。

これなら、大きなワンちゃんも、ゆったりとセラピーできますね

温泉と違って、マリ坊、足はつきませんよ~

どうなることやら。



スタッフのお姉さんに連れられ、まずは、かけ湯的に、シャワーで身体を流します。


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「ひぃぃぃ! なにするだぁ~!」



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「うへぇ~。 あたしゃ、こわいよ。。。」


ライフジャケットを装着する間、終始きょときょとと不安そうに身体を縮めていたマリリン。

でも、お水に入っているだけだと分かったのか何なのか、装着し終わる頃には、ピシッと前を向く凛々しい姿がありました。



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「あたしの犬生、波瀾万丈。 めったなことじゃあ動じないよ! こうなったら、とことんやってやろうじゃないの!」

この子、案外度胸が据わっているようです。



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父ちゃんに「大丈夫だよ。」と励まされ、いざ、セラピーの始まりです!


あ、ちなみに、飼い主には、プールサイドに椅子が用意され、間近で見学できるようになっています。

実は、まさか一緒に泳ぐはめになったらどうしよう・・・と、若干ビクビクしていた私たちは、ホッと一息(笑)

「さあ! お父さんもお母さんもご一緒に~!」

な~んて明るくさわやかに誘われた日にゃあ、どうしようかと思いました。

「だめです。ふたりともカナヅチなんです。」

そうハッキリお断りする練習を、車の中でしていたくらいですから



ホッとする飼い主の横で、マリ坊がおねえさんに支えられながら、水に浸かり始めました。



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「あわわ。 あわわ。」


横山やすしの「メガネ、メガネ」さながらの動きで、手をジタバタさせるマリリン


まずは、浅いところで歩いてみます。



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プールサイドの先生とおねえさんのほうへ行けば、おやつがもらえることを覚え・・・


プールの真ん中へGO~!!



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「ひぃぃぃ!!」


必死で前足をバタつかせるマリリン。



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「あふ! あふ! あふ!」


ちょ!溺れてる!?

一瞬、やば!と思いましたが、なんのなんの!

あやしい動きながらも、なんとか泳いでいるじゃあないですか


マリリンの必死な姿を、動画でどうぞ~!


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こうして犬かきをしているのが、なんだかものすごく不思議な感じです。

本能でこういうことを知っているのだとは思いますが、でも、マリリンはマリリンだと思っていたので(?)、犬の本能が備わっていることに驚いてしまった父ちゃん母ちゃんでした



もうひとつ、動画いきます!


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ジタバタ高速で動く前足がおかしくて^m^

本犬としては、どこに行けば足がつくんだぁ~!って感じでしょうか。



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おねえさんが、後ろ足の動きを見せてくれたのですが、ちゃ~んと、右!左!って水をかこうとしているんですよ、これが!

後ろ足も、いきなり水に入れられて、「やっべ!泳がなきゃ!」って慌てたのでしょうかね

こうして、ひとつひとつの動きがリハビリになっているかと思うと、思わずこぶしを握り締めてしまいます。



最後にもいっちょ、どうぞ~♪


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マリ坊、がんばっているでしょう?

慣れない水の中を、「どこ行くの~?」なんて言われながら、ゆらゆら泳いでいます。

ちゃっかりチーズはゲットするあたりが、マリリンらしい

後ろ足も反応しているので、お尻がプカプカ動いていますよね♪

父ちゃんと母ちゃんができない泳ぎってやつを、やってのけちゃった娘。

大きな経験をして、またひとつ成長してくれたことに胸が熱くなると同時に、ぐんぐん前を向いて歩いてゆく娘の姿がまぶしくて、目を細めてしまいます。

マリリ~ン、たくましく生きる姿、父ちゃんも母ちゃんも誇りに思うよ♪






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「そ~お?」


わちゃちゃ!

びしょ濡れ


プールのリハビリを終えて、再び温泉を楽しみ、その後おねえさんにやさしく身体を流してもらっているところです♪



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「クーッ!許しがたいよ。 なんでこんな目に遭ってんのさ。」


「こんな目」は、さらに続きます!



ブオオオーー!!


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「ちょいと~! すごい風だよ! なんじゃこりゃ~!」


固定された大きな業務用ドライヤーが置いてある部屋があり、身体を洗ったあとは、そこで乾かします。

有料でスタッフの方にもお願いできますが、マリリン家は自分たちで、えっさほいさとやりました♪



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「母ちゃん。。。その笑いをこらえた顔は何かね?」


いえ、別に



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「なんかあたし。。。貧相なことになってる気がするんだけど、気のせいかねぇ。」


うんうん、気のせい、気のせい


かなり長いことブローしたものの、なかなか完全には乾かず・・・

キリがないので、ある程度のところで、終了~!

終わりだよ~マリリン



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「きゃは!終わった♪ 生乾きな気がするけど、それも気のせい、気のせい!」



最後に、先生からもう一度、お話がありました。


おっしゃってくださったのは、こんなこと。


「この子はね~、すべてが奇跡的にうまい具合になっているわよ。

損傷はとても深刻なんだけどね、いろんな偶然が重なっているの。

まず、折れた位置が絶妙!(笑)

ちょっとずれていたら、なかなか今のようにはいかなかったと思う。

それに、サイズがちょうど良かったわね。

折れ方と損傷の大きさから考えれば、この体格じゃないと、まず立ち上がれなかったはず。

背骨が自分でくっついてくれたのも、本当に大きなことよね。

重なってしまってはいるものの、全体としては一応まっすぐにくっついているでしょ?

これによって今は痛みを感じないんだから、良かったわよね~。

あとは、神経の損傷も、良い形の損傷におさまったわね。

神経ってね、1か所だめになると、そこからどんどん周りへ損傷が広がりやすいの。

だから、この子の場合で言えば、折れた部分から両側に向かって神経がだめになっていくという可能性が十分あったと思う。

でも、断裂していると思われるのは折れたところのみ。

うまい具合に、損傷がそこでとどまってくれているの。

そしてね、この子が、とても前向きな気持ちを持っていること。

生きたい!動きたい!っていう気持ちが、この子の身体を導いていったんでしょうね。

損傷は深刻だけど、いくつか重なった偶然が、それをカバーしてくれているのよ。

素晴らしいことよね~!」



父ちゃん母ちゃん、マジで号泣5秒前

次の予約のお客さんがいらっしゃったので、必死でせきとめましたが。

じんじんと胸が熱くなっちゃって、思わずギューッと、生乾きのマリ坊を抱きしめました。



折れた背骨の代わりに、神様が、偶然をくださったのかな。



丁寧な診断、そして素人にわかりやすく噛み砕いた言葉で説明し、貴重なアドバイスをくださった先生に、感謝の思いでいっぱいです。

また、綱吉の湯の、やさしくて温かいスタッフのみなさま。

素敵なチームでした。

マリリンの犬生の中で、出会うことができ、本当にありがたいと思っております。

また、トレッドミルを断られて水中リハビリを諦めていた私たちに、ハイドロセラピーとトレッドミルの違いを教えてくださり、チャレンジするきっかけをいただきましたbowwowさん、本当にありがとうございました!


先生に診ていただけるのは、できるだけ初めての子が中心ということなので、もう一度診ていただくのは難しいかな、と思いますが、ほかの日でも、スタッフのみなさまが同じようにプールで泳がせてくださるそうです♪

今度また休日に、セラピー&遊びに行ってみたいと思います!







「いつの日か」を「今日」に変える人がいる・・・

そんな風に、以前、TBS『夢の扉』で先生が紹介されていたそうです。

セラピーを終えた瞬間、その言葉がふわりと胸に広がりました。


マリリンを通じて、たくさんの犬たちを幸せにしちゃう方々と出会うことができました。

今回のリハビリの先生や、車いす職人の銀父さん、そして、まだまだいらっしゃるであろう素晴らしい方々へ、マリリンと一緒に、心からのありがとうを申し上げたいと思います。






ホクホクとした気持ちで綱吉の湯を出ると、凛と澄んだ青空が、都会の街を見守っておりました。



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せっかくなので、こんな記念撮影セットで、パチリ。



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穴の中にいるマリリン、わかりますか?



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「ちょいとアンタ、ずいぶん化粧が濃いねぇ。。。 自然が一番だよ。」

歌舞伎役者?の絵に、目を白黒させていたマリリンです。



さあ、帰ろうか♪

マリリ~ン!

今日は、どうだった?

楽しかった?



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「あひゃ~!楽しかった~!!」

この笑顔が見られれば、父ちゃんも母ちゃんも大満足です!

マリリンが楽しんでリハビリをしてくれるなら、それですべてOK



車が首都高に入ると、みるみるうちに空がだいだい色になってきました。



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夕陽を見つめるマリリンの姿が、なんだか昨日よりも凛々しく見えた、父ちゃん母ちゃんです。



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「あたし、やってやったわ。」



長~いレポートを最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました

ちょいと用事が重なっており、次回更新は火曜あたりになっちゃうかもしれません。

よろしくお願いいたしま~す!(^^)!

| ハイドロセラピー | 08:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ハイドロセラピー3 ~反射でこんなに歩いたよ!の巻~

前回の続きです。



今回と最終章は、ちらほらと動画を載せようと思いますが、観られない方、本当に申し訳ございません

こういったセラピーは、動画のほうが、よりダイレクトに伝わりやすいもので・・・。

できる限り、写真でも説明してまいりたいと思います!



さてさて、カウンセリングを終えたマリリンは、いよいよ歩行の実践に臨みますよ~!



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「あ~れ~!!」

マリリンが連れて行かれたのは、



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こちら

犬の温泉です

温泉の床が滑りにくいので、まずはそこで、歩く練習をしました。



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チーズに釣られて、エンヤコラ。



先生が、しっぽや後ろ足を刺激し、良いタイミングで、さあ行け!という具合に歩かせます。

やさしいスタッフのお姉さんが、美味しそうなチーズを手に持ち、マリリンを誘導してくださるのです。



マリリンは、背骨がピラミッドのようになってしまっているため、どうしても、腰が下に落ちやすく・・・。

よって、おやつを下の位置でちらつかせながら歩かせるのが大事。

そうすると、自然と腰が上がり、あとは反射で歩くようになるそうです。



その様子を、動画でご覧くださいませ~!

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こうして実践していただくと、とっても分かりやすいですよね♪

刺激の仕方なども、ひとつひとつコツを教えてくださり、今後の家でのリハビリに、ありがたいアドバイスばかり!

診ていただいて、よかった~!(^^)!




もうひとつ、動画を載せちゃいますね♪

こちらは、本当によく歩いているんですよ~!

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マリ坊、がんばっています



先生から、家でのリハビリのポイントと注意点を教えていただきました。

まずは、刺激のポイント。

しっぽは、電気を通すような気持ちで、3か所、ツッツッツーッと軽く引っ張りながらおさえます。

すると、しっぽがブンブン反応する!

すかさず、後ろ足の水かき部分を刺激し、反射を起こす。

さあ、行け!

おやつで釣りながら、歩かせます。

私たちがやっても、まだうまくできないのですが、先生がやると、ものすごい効果

こんなにしっかり歩いたのは、初めてです♪

私たちも、少しずつポイントを覚え、家でもやりたいと思います。



リハビリは、数日休むと、また戻ってしまうそうです。

これは、かかりつけ病院の院長先生もおっしゃっておりました。

もちろん、何かゼロの状態になるというわけではないので、また始めれば調子は戻りますが。

一番いいのは、少しずつ毎日行うか、ややじっくり行って、一日休むか、どっちか。

いずれにしても、続けることが大事、ということですね



この反射を利用した「脊髄歩行」は、犬にとってものすご~く疲れるのだそうです。

反射を起こすために、足の筋肉が力いっぱい動き、エイヤ~!という具合に蹴り上げるので、その疲れは尋常じゃないようで・・・。

なので、一日に行うリハビリは、長すぎるとダメ。

あんまり疲れると、ある日突然、まったく腰が持ち上がらなくなることもあって、そのときは、しばらく数日休み、またゆっくりスタートさせるそうです。

何にしても、マリリンの反応や顔つきなどをしっかり見ながら、彼女に合わせた量で行うのが一番ですね♪



ひと通り歩く練習を終えると、今度は、ライフジャケットを装着。

温泉の浅い部分で、足をつきながら、水の中を歩く練習です。



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「あひゃあひゃ♪」



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「なんか身体があったかくなってきちゃったじょ~!」



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ここでもやはり、チーズに釣られてたくさん歩きました。

水中では浮力があるので、後ろ足の疲れはかなり少なくなるそうです。

前足で歩いていくと、後ろ足も反応しておりましたよ~



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「ふぅぅ~。 あったかいやね~。 極楽、極楽


いきなりお湯の中に入ったら相当ビビるんじゃないかと思っていましたが、マリリンったら、ぜんっぜん普通

「あ~やれやれ」みたいな心地良い顔で、温泉につかっておりました♪



チーズに釣られ、鯉のように口をパクパクしながらどこまでもついていく様子に、おねえさんたちも大笑い



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いい笑顔するね~!と言われるも、「そんなことどーでもいいから、チーズ~!!」なマリリンでした。



さあさあ、次回は最終章。

ついにマリリン、はじめてのプールに入っちゃいます!(^^)!

あふあふと泳ぐマリリンを、動画でご紹介させていただきま~す



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「あたし、大健闘だったんだから~!」

| ハイドロセラピー | 08:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ハイドロセラピー2 ~マリリンを太らせろ!の巻~

マリリンの背骨の歴史について、温かいコメントをいただき、本当にありがとうございます

どうやってこのブログを見つけてくださるのか分かりませんが、ここ最近は、はじめましての方もいらっしゃるようで、とてもうれしく思っております。

そして、以前からマリリンを見守ってくださっている方、心より感謝申し上げます。

ブログを始めた頃に比べ、マリ坊は、着実にたくましくなってきております!

今回のセラピーも、父ちゃん母ちゃんは、ぼーっと見ているだけ。

マリリン自身が、自分の手で新しい世界の扉を開こうとしているようです!(^^)!



それでは、ハイドロセラピーの続きを書いていきたいと思います。



前回の記事では、マリリンのセルフ手術について書きました。

先生は、背骨と神経の状態の説明を終えると、今度は、「反射」について教えてくださいました




「これ、なんですの。。。人間って、みんな意味不明だぁね。」


いつも、オムツを替えるときに、マリリンはこの体勢でじっとしているので、彼女にとって、横になり何かをされる時間はお手のもの♪

スタッフのお姉さんに笑われるほど、微動だにしませんでした


先生が、後ろ足のポイントを刺激すると、見事にビクーンと反応します!

その反応が、「反射」です。


ちょいとここで、またもや母ちゃんの変な絵を使いますね。



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マリリンの神経は、Aの部分で、ほぼ断裂状態。

上半身と下半身の連絡はないため、脳からの指令は後ろ足に届きません。

よって、下半身は、本犬としては、何の感覚もありません。

けれど、下半身の神経がすべて死んでしまっているかと言うと、そうではなく、あくまでもAの部分でスパンと断裂しているだけで、後ろ足自身の色々な働きは、まだ残っているものと思われます。

そこで登場するのが、脳からの指令とは別に、無意識で動かせる「反射」という身体の仕組みです。

後ろ足の水かき部分やしっぽにポイントがあり、そこを、ピッピッと手で刺激すると、ビクーンと後ろ足が伸縮します。

これは、イメージとしては、人間の「かっけ」のような感じ。

スコーンと膝を叩くと、無意識に足が持ち上がりますよね。

同じような反応が、犬の「反射」です。

刺激により右足が伸びると、左足が縮み、左足が伸びると、右足が縮む、といった具合に、交互になるので、反射を鍛えれば、無意識の中ではあるものの、前に進もうという気持ちによって歩ける・・・といった状態になります。

すごいですよね~、犬の身体。

神秘です


マリリンは、この2年で、知らないうちに反射を鍛え、立ち上がり、ヨタヨタ歩くようになっていたというわけです。


また、先生が驚いてらっしゃいました。

「この子、気持ちが強い子ですね~。この反射の力はすごいですよ。かなり強いです。」


いや~、気持ちって言うと聞こえがいいけど、マリ坊の場合、気合って感じかも

気合で生きているタイプの犬だと思うので、なんだかよくわからないけど、ど根性で自らの反射を鍛え上げた可能性はあると思います。


反射が強いというお言葉をお聞きして、やったぁ~!なんて喜んだ父ちゃん母ちゃんでしたが、そこへ、冷静なひと言。

「いや、反射が強すぎます。」


・・・・・・え?


強すぎるって・・・いいことじゃないの・・・?

マリ坊、気合入れすぎちまったか


「こうしてすでに十分な反射が出ていること自体は素晴らしいのですが、ただ、強すぎてもだめなんです。」


そうおっしゃった先生のお話は、こうです。


反射が強いと、どうしても後ろ足が跳ねてしまう。

歩くというより、後ろ足がジャンプしながら進むような状態になる。

後ろ足が浮き上がるため、結果的に、逆立ちをしてしまうことが増える。



なるほど~。

確かに、マリリンは頻繁に後ろ足が浮いて、逆立ちのような格好になります。

前足の筋肉が鍛えられている分、そこにすべての体重がかかってしまいます。

もう少し重心を後ろに持っていき、バランス良く体重をかけるようにしなければならないそうです。

よって、問題は、あり余った反射 (笑) を、どうコントロールするか。


そのカギは・・・


なんと、体重でした~!!


先生に、マリリンは痩せすぎです、とズバリ言われました。

我が家に来た頃から、前足の負担軽減のため、体重は少ないほうがいい、と言われてまいりました。

5㎏程度を維持するのが良いんじゃないか、ということで、これまでずっと太らないように気をつけてきたので、意外なお言葉に、私たちは、きょとん。

これまでの経緯をお話したところ、先生がおっしゃるには、最初の段階はそれでいいんです、とのこと。

下半身不随になったら、まず、前足だけで起き上がり、動けるようにならないといけない。

だから、最初にガクンと体重を落とす必要がある。

で、ある程度反射を使って立ち上がれるようになったら、今度は少し体重を増やす。

そうすると、鍛えられてきた反射を適度におさえ、コントロールできるようになる。

マリリンは、これほど強い反射が出ているから、もうとっくに体重を増やす段階に入っている。

今の5㎏では、あまりに軽すぎる。

体重が増えれば、お尻にも重みがかかることでバランスがとれ、反射をコントロールし、格段に安定する。

そんなお話でした。



栄養物質を運ぶ神経も届いていないため、後ろ足そのものは太ることはできないけど、身体を太らせることで、下半身がしっかりしてくるのだそうです。

先生が以前診た柴ちゃんも、ちょうどマリリンと程度が似ていて、同じような状態だったけれど、反射を鍛えたのちに体重を増やしたところ、歩行が安定し、みるみるうちに歩けるようになっちゃったんですって

どうしても後ろ足を擦る瞬間はあるので、ケガ防止のために今もお散歩は車いすだそうですが、屋内のカーペットの上なんかでは、車いすなしでびっくりするくらいスタスタ歩いているそうですよ~!


で、先生のご判断によると、マリリンはもともと8㎏程度の犬だったと推測できるから、最高7㎏くらいまでは増やしていいとのこと。

もちろん、時間をかけて、徐々に、ですが。

どのくらいまで増やそうか・・・。

歩行には7㎏くらいを目指すのがいいのだと思いますが、いろいろな要素を考え合わせたとき、7㎏までいっちゃうのはこわい、というのが、私たちの気持ちです。

マリリンの場合は、歩けるようになることよりも、障害とうまくつきあい、元気を維持することを目標にしているということもあります。

なので、前足の負担や身体の状態を見ながら、ひとまず6㎏弱を目安に、少~しずつ増やしていきたいと思っております。


ちょいと~、マリリン!!

やったじゃん!!

もっと食べたいっていうアンタの夢、かなっちゃうよ~!(^^)!



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「きゃは~、ほんと~!? ほんとに食べていいの!?」



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「先生、うちの父ちゃん母ちゃんに素晴らしい助言をしてくれて、ありがとう! いっぱいごはん食べていいなんて、先生は、あたしの恩人だよ。」


ごはん食べていいんだって~!と話した途端、明らかにテンションが上がったマリリンでした




最後に、先生からもうひとつアドバイス。

それは、圧迫排尿を覚えましょう、ということ。

マリリンは、今、たまってくると自然に流れ出る、いわゆる垂れ流しという状態です。

下半身が麻痺している子は、みんながみんな同じではありません。

垂れ流しの子もいれば、まったく自分では出すことのできない子もいます。

私たちは、これまで、まったく自分では出すことのできない子についてのみ、圧迫排尿というやり方で介助するのだと思っておりました。

が。

圧迫排尿は、膀胱炎予防のためにも、垂れ流しの子もやったほうがいい、とのこと。

先生とスタッフの方が実践してくださいました。



セラピーの前に、わりと多めにおしっこが出たので、今はもう出ないんじゃないかと思っていたのですが、かなり出ました。

最後の方は、すごく濃い感じ。

膀胱に長時間たまったその濃いおしっこから、細菌が繁殖し、膀胱炎になるそうです。

なので、できる限りきちんと出してあげたほうがいい、とのことでした。


また、膀胱炎予防のほかにも、良いことがあるようです。

それは、かなりの時間、オムツをしないでいられるようになること。

たくさん出てしまえば、そのあと数時間は、まず出ない。

よって、オムツをせずに過ごせる時間が増えます。

そうすれば、オムツ擦れもなくなるし、何よりも、マリリンの歩きやすさが違う。

うすうす感じてはおりましたが(笑)、オムツをしているときよりも、していないときのほうがはるかに歩きやすく、リハビリになるのだそうです。


んも~、目からうろこの話がもりだくさんで、父ちゃん母ちゃんも記憶するのが大変なくらいでした

ただ、圧迫排尿については、ちょいと心配なこともいくつかあるので、かかりつけの病院で相談しながら、できる範囲で考えていきたいと思います



以上が、セラピー前のカウンセリングでお聞きしたお話です。

もうここで今日は終わり!と言われても十分満足できるほど、たくさんのアドバイスをいただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。



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「センセ♪ どーもありがとう。 とにもかくにも、太らせる指示を出してくれて、ありがとう



最後に、ひとつ動画を載せてみますね。

上に書いたことや、反射というものが、動画をご覧いただくとよく分かると思いますので、よろしければご覧くださいませ~!

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先生の説明、わかりやすいですよね♪

刺激するたび、すごく反応していますでしょ?

「これを利用して、この子、歩き始めているんです」

という先生のお言葉が、なんだかとてもうれしくて


さあさあ、次はいよいよ、実践です。

マリ坊、温泉に入っちゃいましたよ♪

この続きは、次回、動画とともにお送りしたいと思います



書きたいことがたくさんあって、文章だけでどうしても長くなってしまいます。

読んでくださった方、本当にありがとうございます

次回、懸命に足を動かすマリリンを、どうぞ見に来てやってくださいませ

| ハイドロセラピー | 08:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ハイドロセラピー1 ~マリリン、セルフ手術をしていた!?の巻~

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「きゃは~!お出かけよ~!」



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「平日のお出かけって、久しぶり~♪」


水曜日。

朝からよく晴れたこの日、マリリン家は午後からお出かけをしました。

父ちゃんも、この日のために仕事をがんばってくれたので、丸一日お休みをいただくことができ、家族全員のお出かけです!

マリリンはもちろんのこと、父ちゃん母ちゃんもウキウキ

マリリンは、いつもより長めの車になりそうだと感じとっているようで、すっかりドライブを楽しむモード、全開です!

大きなトラックが横を通ると、おおげさに驚いて目をパチクリさせてみたり、気持ち良く広がる青空を仰いだりしながら、まさに「ルンルン」というような気持ちを全身から発しておりました



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「あぁ~!気持ちいいわね~! こうやって長く走ると、狭山の病院を思い出すけど、陰転したんだから今日は病院じゃないよね♪」



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「ねーねー母ちゃん! 今からどこ行くの~? 美味しいもの~?」


ん?

マリリンのプールだよ♪




「は・・・!? プール? あたしが泳いじゃうワケ?」


そうそう、泳いじゃうワケ



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「ちょいと。。。このあたしが泳げると思う?父ちゃんと母ちゃんの娘だよ。。。」


ポカーンとするマリリンを乗せて、車は首都高を抜け・・・



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フジテレビが見えてきました。


さあ、着きましたよ~!

お台場です♪

今回、マリリンがお世話になる施設が、ここお台場にある、「綱吉の湯」。

ハイドロセラピーにチャレンジするため、やってまいりました!(ハイドロセラピーについては、今年の目標の記事をご覧くださいませ)



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人間用の、「大江戸温泉物語」という温泉施設の隣に、犬用温泉施設として、「綱吉の湯」があります。

お台場なんてシャレたところに縁のないマリリン家は、なんだかおのぼりさん状態で、キョロキョロ。

うっかり本来の目的を忘れ、観光しそうになりました


さあ、予約の時間はまだだけど、ひとまず中へ入ってみましょうか



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「ちわーーーっす!」


温泉の匂いがふわりと漂い、あぁ、待ちに待ったこのときが来たんだな、と実感。

予約の時間になるまで、ロビーを見学しながら、待つことに。

身体に良いおやつや、犬の介護用品がたくさん置いてありました。

やはり、麻痺のあるワンちゃんが多く訪れるのでしょうか



マリリンはと言うと・・・



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ド・緊・張 (笑)

これから何が待っているのか、ビクビクしております。

マリリ~ン、大丈夫だよ~!

きっとね、すっごく楽しいよ!

マリリンが嫌なことは絶対しない。

もし、嫌な気持ちになったら、今日は帰ればいいんだから

そう言って母ちゃんが撫でるも、


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「それ、ほんとぉ~??」

疑いの目です


と、ここで。


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マリリンが思いっきり首をのばして、ピョロピョロ鳴きはじめました!


何かと思ったら、マリリンの前に診てもらっていたゴールデンさんのママを見つめ、猛アピールしていたのです

すると、手があいたところで、ゴールデンさんのママが来て、撫でてくださいました~!

今日が初めてなんです・・・と言うと、いろいろ教えてくださって、マリリンの緊張をほぐしていただいちゃいました♪

「うちはね、もう7年通っているの。

7年前はぜんぜん動けなかったけど、今はね、ほら見て!スタスタ歩いちゃうの!」

そう話しながらママさんが視線を向けた先には、何の違和感もなくロビーを歩きまわるゴールデンさんがいました

ここに通って良かったという思いをいろいろお話してくださって、私たちもうれしくなり、一気にワクワクモードに


楽しみだね~!なんて話していると・・・


マリリンさ~ん!


あ、呼ばれました!


おっしゃ~、行くぞ!



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「先生、はじめまして。 マリリンです。 このたびは、おてやわらかにお願いしますです。。。」


カチンコチンになりながらも、ちゃんとご挨拶できました♪



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先生は、50代くらいの女性で、その道では有名な方。

事前に調べたところ、動物のリハビリ第一人者の先生なんですって

普段は、名古屋の動物整形外科病院(整形外科に特化した病院は、全国でここだけみたいです)にいらして、そこで、たくさんの動物たちを診ておられます。

で、1~2か月に1度、この綱吉の湯まで来てくださっているんです。

麻痺を抱えたワンちゃんたちが、この先生に診ていただこうと、遠方からもいらっしゃるようですよ♪


リハビリ第一人者!なんて聞いていたものだから、指導がキビシイのかと思い、若干ビクビクしていた父ちゃん母ちゃん。

ほら、犬にはやさしいけど、飼い主には容赦しない鬼教官になります的な・・・


が!

めっちゃやさしい~~~!!


最初、ロビーでほかの方と話してらっしゃるときなんか、まさか先生だとは思いもよらず。

だって、会話がこんななんですもの。

「○○ちゃんの目の前でおやつをこうやって持ってたらさ、こんな顔で、『それ、ボクのですか?』なんてキョトキョトしてるの~!!かわいいでしょ~!!」


・・・ね?(笑)


えらい先生の雰囲気がゼロで、ものすごく気さくなんです♪

んも~、犬好きオーラが満載!

マリリンのこともかわいがってくださり、一気に和やかムードになりました

これはもしや素晴らしい先生なんじゃないか、という予感で、早くも胸がいっぱいです。




ご挨拶後、まずは、マリリンの身体の状態を確認しました。

かかりつけ医からいただいてきた背骨のレントゲンデータを見ながら、手でいろいろとチェックします。



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「ぎゃー! 何すんのさ!」



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「みんなで寄ってたかって!」



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「た~すけて~~~!!」

先生のほかにも、助手?の方、そして女性スタッフさんが2人ついて、全員でマリリンの身体を診ます。

助手の方はもちろんのこと、スタッフさんも、下半身麻痺のベテランといった感じで、驚きました。

実際にプールで泳ぐときには、先生ではなくスタッフさんが犬と一緒に入るようです♪

先生が細かく指導したり、飼い主さんに説明したりしながら、その横で、スタッフさんと犬が泳ぎます。

なんだか、「専門集団!」といった感じでとても素敵でした



最初は、3~4人に囲まれてあちらこちらを触られたことにお怒り気味のマリリンさんでしたが、こわいことや痛いことをされるんじゃないとわかったら、すっかり安心して、身体を預けておりました



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「ねーねー、先生とあたし、多分同年代だよね。 最近ど~お? 調子いい?」



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「しっぽ持たれたって、あたしゃ、全然わかんないんだよねぇ。」


そんな様子のマリリンでしたが、先生がしっぽのポイント部分を刺激すると、ブンブンブンブン反応があったもんだから、さあ大変!

「どうしちゃったのさ!」と言わんばかりに自分のしっぽを振り返り振り返りして、目を白黒させておりました。

しっぽも、「反射」によって、大きな反応が出るようです。



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「はぁ~びっくりした~! お尻に何かいるのかと思ったわよ。」


そして、今度は寝転がり、後ろ足の反射の具合を調べます。



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先生による少しの刺激で、ビクーンビクーンと動きましたよ


さあ、ひと通り診ていただいたところで、先生から、診断結果のご説明です

お話くださったことを、ひとつひとつ書きたいのですが、いつもこんなとき、背骨の説明が言葉だと難しくてうまくできず・・・。

なので、とうとう、母ちゃん絵を描いちゃいました。



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これです。

パソコンで絵を描くとか、描いた絵を読み込むとか、そういうこと一切わからないので、絵を描いてそれをデジカメで撮るという原始的方法で載せました。

母ちゃんが天才画伯ぶりを発揮しちゃっていることについては、どうか、何事もなかったかのように通り過ぎてやってくださいましーーー(笑)


背骨が折れているところをAと呼びます。

Aの部分をレントゲンで見ると、背骨は、右上の絵のようになっています。

この絵を使いながら、まとめてみますね。



まず、背骨と神経のこと。

ここまで折れるというのはあまりなく、やはり相当大きな損傷と言える。

神経は、おそらくAの部分で完全に断裂しているため、上半身と下半身の連絡ができない。

本来、こうして背骨が折れると、動くたびにAの部分がギシギシと擦れて、その都度かなりの痛みがある。

下半身には神経はつながっていなくても、Aの部分はちょうど境目なので、神経がある程度働いている場合があり、そうすると、ギシギシ背骨がずれるたび、かなりの痛みを感じる。

また、頻繁にAの部分がギシギシずれていたのでは、ほかにもどんどん影響を及ぼしてしまう。

そのため、必ず手術が必要になってくる。

Aの位置をなおし、コンクリ等の器具を入れ、つないだ背骨がずれないように固める手術となる。

そのようにして、身体を動かしても良い状態になったところで、初めて、リハビリなどを開始するのが通常パターン。


しかし。


マリリンの場合、折れた部分が上下に重なってしまってはいるものの、何はともあれ、折れてから放置されている間に、骨の組織がくっつき、良くも悪くも完全に固定されている。

良くも悪くもの「悪くも」については、やはり重ならずにきちんと骨をつなげて固定できていれば、もう少し良い状態になったはず、ということ。


でも、お話を伺っていると、良くも悪くもの「良くも」の要素がとても大きいことがわかりました!

ガッチリ固定されているので、身体を動かしてもギシギシ背骨がずれることがないし、そのため、A部分に痛みもない。


そして、先生が、驚くべきことをおっしゃいました。

「この子はね~、重なっているのは残念だけど、とにもかくにも固定しているっていうのが素晴らしい幸運よね。

今さら、このくっついた部分を切り離して再度きちんとつなぎ合わせるなんて手術はしなくていいし、できません。

というより、もうすでに、手術しちゃった感じ。

それも、自分でね♪」



・・・・・・は!?

自分で手術!?



折れてからどのくらい放置されたかわからないけど、マリ坊ったら、放置されている間に、骨をくっつけて固定するという手術を、自らの身体の中でやっていたようです

なんじゃそりゃ~!


セルフ手術ってことかい!?


マリ坊ったら・・・

セルフ手術という異例の事態に思わずふき出しつつ、なんだか胸が熱くなってしまいました。

生きたかったんだね。

マリリンの心が生きたいと思っただけでなく、マリリンの身体も、生きたいと思ったんだね、きっと。

深い絶望を経験してもなお、生きたい!と思い、こうして精いっぱい生きのびてくれたことに、ありがとうの気持ちでいっぱいです

痛みがなくなって、本当に良かった・・・。



そして、この後も、先生の診断は続きます。

次回は、マリリンの反射のお話を書きたいと思います♪


写真と動画の整理をしてみたところ、おそらく今回を入れて4回くらいにわたる記事になってしまうと思います

先生のお話がびっくりするくらいの情報てんこもりだったのと、はじめてのセラピーであれやこれや記録しておきたいことがあるもので、どうしても長くなっちゃいそうで

よろしければ、のんびりとお付き合いくださいまし~



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「えへへ。次回はね、あたしにとって、思ってもみない、うれしいお話です。」

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